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アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

チャネリングとアストラル・トリップ

2022-12-30 16:33:46 | 究極というものの可能性neo
◎遠隔透視における比較

三島由紀夫の小説「英霊の声」は、古神道の作法に則った帰神を舞台に、憑依した英霊に三島の天皇観、戦争観を語らせる趣向。この小説では、18歳の時に事故で失明した20歳ばかりの川崎君が霊媒である神主を務めた。帰神の最後に特攻隊員らしき霊がかかり、その霊の去ると同時に、川崎君は命までも持って行かれてしまった。

チャネリング=帰神では、かかる神の真贋・高低が問題とされるが、チャネリングで世俗の情報を得ようとする人々にとっては、また違った視点でチャネリングが見える。

以下は、アストラル・トリップで軍事的に有用な情報を得ようとする人々の見方。遠視者はアストラル・トリッパーのこと。リンは、遠隔透視プロジェクトの上官のひとりで、かのマクモニーグルの同僚の一人でもあった。

『翌朝は遠視者ふたりとチャネラーふたりのあいだで衝突が起きた。遠視者のあいだでは、チャネリングの効力について、大きな議論がある。

チャネリングにはその性質上、口頭もしくは文書によるデータのやりとりが含まれる。チャネラーはセッション中、いわゆる“霊の導き”に頼る。
導きを通じて、チャネラーは接触した“存在”と話をする(ことになっている)。

陸軍スパイ業界の文脈からすると、このアプローチには明らかに致命的な欠陥がある。
(中略)
リンはスケッチを添えた完全な報告書を求めたが、キャロルから上がってきたのは、「現場にはブルーがある」とか、その種のほとんど無意味な結論ばかりで、リンはその結果に満足していない。

遠視者であるリンは、このナンセンスを、チャネリングと遠視をいっしょくたにする危険性を示す証拠としてレヴィに提出すると主張した。リンはベテランの遠視訓練官で、潜在的に優秀な遠視者が、効果の実証されていないチャネラーのメソッドで能力を無駄にすることを不愉快に思っている』
(スターゲイト/デイヴィッド・モアハウス/翔泳社P193から引用)

こうした技術を利用しようと思うのはアメリカ人らしいが、その反面の危険性を顧みないでやっているという印象を免れないように感じる。もともとこの手法は、そんなことのためにあるものではないのではないか。
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