詠里庵ぶろぐ

詠里庵

江戸東京博物館

2009-05-24 17:37:58 | 日々のこと(一般)
を家族と久しぶりに訪れました。ちょうど手塚治虫展をやっていました。手塚ファンの私は見逃さないのが本来でしょうが、常設展だけなら一人600円、手塚展こみで1,520円という差を見て、常設展だけにしました。

なーんだと言うなかれ、ここは江戸時代の雰囲気に浸れます。人の趣味というのは変わるもので、青年時代までは雅楽、能、謡曲、枯山水のような落ち着いた世界が好きで、江戸時代になっての浮世絵、歌舞伎、三味線の爛熟した世界はどことなく淫猥な感じがして好きではありませんでした。しかし年を重ねるにつれ、そういうのこそ人間的な感じがして、猥雑と侘び寂びの混在する江戸時代の雰囲気が好きになって来ました。新約聖書より旧約聖書の方が面白く感じられるのと似ている、と言ったら飛躍でしょうか。

江戸東京博物館を出て、今日は千秋楽だから隣の国技館でカラフルな幟でも見て行くか、と立ち寄ってみると、なんだか直線状に黒山の人だかり。おすもうさんが入って来るのを待っている人たちだとわかり、上位力士登場はまだ先のことのようでしたが、ちょっとこの人たちの真似をして行こうということになりました。しばらくしたら、コンサートの「ブラボーッ!」というような声で両国駅の方角から「よっ豊真将っ!」という大声。急いでデジカメをONにして待ち受け、パチリ。それが左半分の写真。右側は誰でしょうね?豊真将が傘を持っているのでそれより上位かと思いますが、あまり詳しくないのでわかりません。

かと思うと今度は別方角から「出島ぁ~っ」と声が。見るとタクシーから出島が降りて来て、付け人がタクシー代を払っています。こっちは後ろ姿しか撮れませんでした(写真右)。豊真将と出島は知っていましたが、あとは聞いたこともないおすもうさん達が続き、それでも力士の名を叫ぶファンがあちこちに。聞き取れませんでしたが、皆さんお詳しいもんです。ファンの叫び声は野太い男声から黄色いギャル声までさまざま。「○×ステキぃ~っ!」(○×は力士の名)と声を振り絞るギャルも。いやこれは面白い。こちらは顔を見合わせて苦笑。適当な頃合いで抜けましたが、この人達は上位力士が来るまで待っているんだろうか?いやしかし私も写真まで撮ってミーハーもいいところです。偶然がプレゼントしてくれた楽しいひとときでした。
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