詠里庵ぶろぐ

詠里庵

あるある大事典騒動

2007-02-12 22:29:46 | サイエンス
も収まって来たようですが、実はこの番組見たことありません。見たことないのをあまり言うのもはばかられますが、雰囲気「ためしてガッテン」みたいな番組なのでしょうか。だとすると・・・そもそも効能を確かめようのないことを扱う科学情報番組はどのように信頼していいのかわかりません。

この手の番組で優れていると思ったのは、伊東家の食卓。残念ながら「裏技」コーナーは終わったようですが、これは実演付きなので、自分で確認することができます。ごまかしがききませんね。

ためしてガッテンはNHKだから信頼できる? ウーン、無条件信頼はちょっと。そもそもこの番組も発信情報量は大変少ないところを、かなり引き延ばしています。----- もちろん文化系著作の場合は結論そのものもさることながら裏付け資料や論旨の長々とした展開が重要です。以前リヒャルト・シュトラウス本で「なぜナチスの音楽局総裁でありながらヒトラーに逆らってユダヤ人台本オペラの上演を強行したのか?」を扱った本を紹介しましたが、「それは内面からの欲球だった」とだけ言って終わってしまったら全然迫力がありません。やはり一冊の書物が必要なわけです。-----しかしためしてガッテンの引き延ばし方はそういうのでなく、ただ単に時間稼ぎなのです。「はいここに5分間カーチェイスね」というアクション映画と大差ありません。

町で見かけるストリートミュージシャンも「いいな」と思う演奏に出会ったらきちんとコインを投げて「私はいいと思った」と伝えることが大切なのと同様、よい番組が増えることを願うなら、感想をきちんと言って行きたいと思います。伊東家と、あとテレビ東京の「ダヴィンチの予言」あたりはまともだと思います。ダヴィンチの方は時間帯が悪すぎて見られないのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする