の第三伴星の光学望遠鏡による観測に成功したそうですね。ハッブル望遠鏡により行われたということです。
で、話題はこのことではなくハッブル望遠鏡そのものについてなんです。何か結論じみたことを言うわけでなく、問題意識だけですが。
とりあえずハッブル望遠鏡とは何か、簡単な描写から。ご承知のように天文台は空気の澄み切ったところに建てられます。日本のスバル望遠鏡はハワイに建てられ、その付近には各国の天文台が林立しています。(光学望遠鏡以外-X線望遠鏡や電波望遠鏡-も同様に僻地に建てられる傾向にあるようですが、ここでは光学望遠鏡の話にします。)
しからば大気のない宇宙の人工衛星に望遠鏡を搭載するとか、月に天文台を作るのが最も良さそうです。このうち前者を実現したのがハッブル望遠鏡です。誰がそんなことしたか、言うまでもないと思いますが、NASAです。1990年に打ち上げられて以降、鮮明で貴重な画像の電波を地球に送り続けています。(当然暗号化されているのでしょうね。他国やマスコミに盗られては大変でしょう。)
問題は寿命があと数年ということで、その修理を行うべきか、太平洋に誘導して廃棄するかでもめたんだそうです。もめ「た」というのは、約一年前、ブッシュ政権は廃棄を前提に2006年度予算を組んだということです。端的に言って維持費予算がないらしいのですが、議論はいろいろあったようで、たとえば「スペースシャトルで人を送って修理すべし」に対しては「スペースシャトル計画自体、安全性を再検討するのが先決」とか、「ロボットを送って修理すべし」に対しては「成功確率が低く金食い虫」など。科学者は修理継続、行政は廃棄などとニュースで見かけますが、議論はもっと複雑なのでしょう。
そんな中で後継機打ち上げ予定もあるという話も聞きます。それならそれでいいよね、という気もします。後継機には日本製高性能カメラをという声もあるので、ますます結構と思うと同時に、こりゃあ様々なハイテク産業の利害も絡む単純でない議論かも・・・
そこで今の時点でわからないことを挙げるとすれば、
・修理延命派と廃棄終了派と廃棄後新規打上げ派がいるのか?いるとすればそれぞれのメインの主張点は?それぞれの予算は?
・後継機は2010年打ち上げと言われているようだが、その計画はどのくらい進んでいるのか?
・仮に後継機を打ち上げるとして、それまでに何年か大気圏外天体観測不能の期間があるらしいが、それは天文学にとってどのくらい痛手なのか?
・(直接関係ないが予算的に影響ありそうな)火星有人基地計画はどのくらい見通しがあるのか?
といった感じでしょうか。世界世論も巻き込もうというアメリカに乗せられている感もありますが、やはり宇宙のロマンの話だけに、気になります。
で、話題はこのことではなくハッブル望遠鏡そのものについてなんです。何か結論じみたことを言うわけでなく、問題意識だけですが。
とりあえずハッブル望遠鏡とは何か、簡単な描写から。ご承知のように天文台は空気の澄み切ったところに建てられます。日本のスバル望遠鏡はハワイに建てられ、その付近には各国の天文台が林立しています。(光学望遠鏡以外-X線望遠鏡や電波望遠鏡-も同様に僻地に建てられる傾向にあるようですが、ここでは光学望遠鏡の話にします。)
しからば大気のない宇宙の人工衛星に望遠鏡を搭載するとか、月に天文台を作るのが最も良さそうです。このうち前者を実現したのがハッブル望遠鏡です。誰がそんなことしたか、言うまでもないと思いますが、NASAです。1990年に打ち上げられて以降、鮮明で貴重な画像の電波を地球に送り続けています。(当然暗号化されているのでしょうね。他国やマスコミに盗られては大変でしょう。)
問題は寿命があと数年ということで、その修理を行うべきか、太平洋に誘導して廃棄するかでもめたんだそうです。もめ「た」というのは、約一年前、ブッシュ政権は廃棄を前提に2006年度予算を組んだということです。端的に言って維持費予算がないらしいのですが、議論はいろいろあったようで、たとえば「スペースシャトルで人を送って修理すべし」に対しては「スペースシャトル計画自体、安全性を再検討するのが先決」とか、「ロボットを送って修理すべし」に対しては「成功確率が低く金食い虫」など。科学者は修理継続、行政は廃棄などとニュースで見かけますが、議論はもっと複雑なのでしょう。
そんな中で後継機打ち上げ予定もあるという話も聞きます。それならそれでいいよね、という気もします。後継機には日本製高性能カメラをという声もあるので、ますます結構と思うと同時に、こりゃあ様々なハイテク産業の利害も絡む単純でない議論かも・・・
そこで今の時点でわからないことを挙げるとすれば、
・修理延命派と廃棄終了派と廃棄後新規打上げ派がいるのか?いるとすればそれぞれのメインの主張点は?それぞれの予算は?
・後継機は2010年打ち上げと言われているようだが、その計画はどのくらい進んでいるのか?
・仮に後継機を打ち上げるとして、それまでに何年か大気圏外天体観測不能の期間があるらしいが、それは天文学にとってどのくらい痛手なのか?
・(直接関係ないが予算的に影響ありそうな)火星有人基地計画はどのくらい見通しがあるのか?
といった感じでしょうか。世界世論も巻き込もうというアメリカに乗せられている感もありますが、やはり宇宙のロマンの話だけに、気になります。