九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

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初めての歩荷(新入部員編)

2022年05月15日 | トレーニング
はじめまして,山岳部新入部員の楠田です.

5月14日は雷山で歩荷練習でした.本来の予定では,油山の岩場でクライミングだったのですが,前日の雨により歩荷になってしまい......当日の朝はトホホな気分でしたね.

メンバーは,3年生の先輩2名,そして私含めた新入生の4名でした.今回歩荷練習に参加した新入生4名のうち,3名は留学生!それぞれ台湾,ベトナム,中国とバリエーションに富んでいて楽しいです.

さて,本題に戻りますが,タイトルの通り私にとっては初めての歩荷練習でした.
新入生なので,歩荷量は32[kg]からスタート.背負ってみて,ん,これ意外といけるんちゃう?と思ったのですが,歩き始めると全然違う.

1ピッチ目,10:10水汲みを終え,登山道に入りました.
地図で見ると緩やかな勾配なのですが,階段や川を渡るなどのイベントが多くなかなか堪えました.先頭を歩いていたのは3年生の先輩で,ペースが速い.
先行していたおじさま方の団体に道を譲っていただいた際に,斜面下側の岩を踏み外して1.5[m]ほど斜面を滑り落ちました.幸い,かすり傷程度で済みましたが,安全には十分に配慮しなければなりませんね.

と,息を切らし,まつ毛から汗を滴らせながら歩いていくと1ピッチ目終了.ここで10分の休憩.
ここで先ほど道を譲っていただいたおじさま方からゼリーをいただき,歩荷量が32[kg]+10[g]になったところで2ピッチ目です.

2ピッチ目,??:??(この時から時間を気にする余裕がなくなる)等高線の密具合から想像していたキツさはなく,歩き始めの多少の坂を超えれば程よい充実感のある行程でした.ただ落ち葉が多く,また前日の雨により足元がうれしい状態ではなかったので,勾配のあるところでは多少,緊張する場面がありました.

そうこうしていると2ピッチ目終了,上宮に到着.ここでも10分の休憩.
空腹感や疲労感は少なかったものの,ヒダル神憑かれたらタマラナイので塩をたっぷり塗りこんだ握り飯にむしゃぶりつく.先輩にチョコレートもいただきエネルギー面の心配がなくなったところで,3ピッチ目,雷山山頂へ.

3ピッチ目,??:??等高線から想像する通りの勾配,そして地表面の水分が多く,滑る滑る.
空荷だったらどうってことのない滑り具合ですが,如何せん初めての歩荷でバランスが悪く緊張感の絶えない行程でした.

特筆することのないくらい,ただ歩き続けていただけですが,気づけば山頂.ここでも10分くらいの休憩.
ピクニックに来られていたご家族にお願いして集合写真をパシャリ.ガスがすごくて景色はよく分かりませんでした.

いつもなら井原山まで行って帰ってくるそうですが,本日は帰りのバスとの兼ね合いで,井原山途中の分岐点まで行くことに.
ここは記憶がないというか,記憶はあるのですが,本当にただ歩いていただけで終わりました.往復で1時間30分でした.

下山,14:10雷山山頂から降ります.山岳部には,山頂で水を降ろしてから下山する派と降ろさない派の対立があるそうなのですが,降ろさない派の先輩が怖いので降ろさず下山することに決めました.

下山を先頭して歩くのは,水を降ろす派の先輩.これがとんでもないスピード.滑りまくる土に緊張感MAXであるのに加え,ハーネスが鎖骨に食い込む.
ストラップを限界まで絞って,ザックのぐらつきを抑えながらひたすらに降りていくこと1時間15分ほど,水汲み場まで戻ってきて終了です.

下山して水を降ろした後の解放感たるや........
ザックからポリタンクを出すのが何気にしんどい.背負うのと持ち上げるのでは,重みの感じ方が違う.腰が痛くなりました.

初めての歩荷練習,なんとか終了できました.
夏合宿でチームメイトに迷惑をかけないよう,トレーニングに励みたいと思います.


山岳部1年 楠田

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