九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

2020年度 春合宿 西穂高岳

2021年06月06日 | 春合宿
こんにちは。お久しぶりです。
今年度の主将を務めております。3年の河野です。

それにしても前回の投稿からかなりの期間が開いてしまいましたね。

実は最近このブログを見てくれている方から更新の催促を受けることが度々ありました。(申し訳ないっす)

さて今回はようやくですが前年度春合宿の報告をしていきたいと思います。



福岡~中の湯

まずは0日目の夜、博多駅バスターミナルから夜行バスに乗り、次の日の朝名古屋に到着。
さらにそこから高速バスで移動し、15:00ごろ中の湯到着。ここで幕営いたしました。


全くこんなところにテントをたてるなんて非常識もいいとこですね。
しかし2月、3月は上高地行のバスが開通していないため、ここで降りるほかないのです、、

翌日からの入山に備えさっさと飯を食ってさっさと就寝しました。

中の湯~西穂山荘
西穂高岳を目指す場合、一般的にはロープウェイを利用して西穂高岳山荘まで行きますが、
我々はロープウェイを使わず中尾根を利用して西穂山荘まで登りました。
個人的には今合宿でこの日が一番きつかったです。



まだ日が昇らないうちから、中の湯を出発します。
この日の荷物はおよそ30㎏程度。


1時間ちかくトンネルの中を歩きました。
意外とトンネルの中も傾斜がありきつかったです。


田代橋からの入山口です。
夏であればここが一般的な登山口ですが冬・春はほとんど誰もいないようです。



さて我々以外このルートを利用する人はほとんどいないため踏み跡は皆無でした。
雪が非常に柔らかくワカンをはいていても足がズボズボ沈んでいき全然前に進めません。

いやそれにしてもこの日一番先頭でラッセルしたの私なんじゃないかなあ。
全く他の部員にももっと頑張って頂きたいですね。

西穂山荘~西穂高岳
さてアタックの日がやってきました。
西穂独標から西穂高岳までの区間はかなり危険箇所が続くので今回のアタックは上級生のみで行いました。
計画段階では独標以降はスタカットで進む予定でしたが、現場についた時のノーザイルでいけると判断したため
結局ザイルは一度も出さずに西穂高岳まで往復しました。
おかげで予定よりも圧倒的に早く行動を終らせることができました。
今合宿の主目標を達成することができ本当に良かったです。




西穂山荘~ピラミッドピーク
数日の雪上訓練・沈殿を経た後、まだ日数が余っているということが1年生をピラミッドピークまで連れて行きました。
例によって独標以降は1年生には危ないのでフィックスロープを張って進んでいきました。




この日は今合宿最高の天気のとなりました。(この日にアタックしたかった(´;ω;`)ウッ…)
雲海が非常にきれいですね。奥に見えるは手前から焼岳、乗鞍岳です。
登山をやっている方なら分かると思いますが、写真と実際の景色って全然違うんですよね。
ピラミッドピークに立ちこの雲海を見たときはそれまでの疲れが吹き飛び、何とも言えない達成感を味わいました。
これだから山はやめられませんね。

西穂山荘~西穂高口駅
計画は全て実行できたので後は帰るだけ。
流石に帰りはロープウェイを使いました。許してください。

しかし西穂高口駅までの道も意外と悪く、皆ゼーゼー言ってました。
全くなぜ下山でこんなに疲れなければならないのか。



きついきつい言ってたら気付いたら着いていました。
これもあるあるですね。
最後まで誰一人怪我なく下山できて良かったです。


まとめ
今回の合宿は部員全員が怪我なく目的を達成できたため結果的には成功といっていいと思います。
より詳しい内容・写真はホームページ掲載の報告書をご覧ください。
余談ですが今回の合宿で上級生は山荘~独標間を合計5回往復したんですよね。
もうあそこは行かなくていいんじゃないかな。


今後の活動について
さてここまで更新が遅れてしまったのは実は理由がございます。

前回の投稿の後緊急事態宣言が発令され、大学から課外活動禁止の指示を受けました。
それによりブログで堂々と活動していることをアピールするわけにいかなくなったんですよね。

春合宿については大学から許可を頂けたので問題ありません。

そして6月現在、未だに緊急事態宣言が発令されているため活動報告をすることはできないのです。

去年の夏合宿は上級生のみとなってしまったので今年は何としても全員で実施したいですね。

大学から活動許可をいただけたらまたどんどん更新していきたいと思います!

最近このブログを見ているという声をちょいちょい聞くのであまり更新期間を開けずに頑張りたい。

それではまた。