大雨の中、やりたくないなぁと思いつつ6時に家を出る。今宿から電車に乗って天神へ。ここで大きなミスが発覚。
なんと7時の特急に乗れてしまうということが判明したのだ。集合は8時太宰府駅だから、7時半の特急で十分間に合う。あと30分寝ていられたのに…と、寝不足でがんがんする頭を抱え込んだ。
電車の中で寝ようとするも、自分の性格上無理だった。でかい荷物を持っているのは自分だけ。こんな邪魔くさいもの持ってくるんじゃなかった…と、ぼんやり考えていた。
7時の特急に乗れたので、太宰府着は7時20分ころ。誰もいねぇよなぁ、駅で寝てよ。と思いつつ改札をくぐる。思いがけず、そこにはすでに真美がいた。
「おはよ。早いやん。」
「あっ、おはようございます。ここまで親に送ってもらったんですよ。」
そんな会話をしたような気がする。そういえば彼女の地元はこの近くだ。買ったばかりのぴかぴかの登山靴をうれしそうに履く彼女を見ながら、私は駅の売店で買ったコアラのマーチを食べ、そしてベンチに横になる。
どのくらいたっただろうか。一瞬、わからなくなったが、時計を見ると50分ころだった。いつの間にか、香耶が来ていた。
適当に挨拶をして、再び寝入る。と、そこにメールの着信を知らせる音が。まだ来ていない拓哉からのものだった。
{6分くらい遅れます}
たった一行のメールだが、その意味するところは明白だった。私は一気に目が覚め、バスの時間を思い起こした。
たしか、バスは8時6分。6分遅れということは、8時5~9分くらいに到着ということか。バスが遅れればいいのだけど…。これを逃したら、かまど神社まで歩くことになる。外は、相変わらずの雨。積極的に歩き回りたくなる天気では、ない。間に合うか、間に合わないのか、はらはらしながら待っていた。
「そろそろバス停に移動しようや。」
「えっ、マルちゃんはどうするんですか?」マルちゃんとは、拓哉の愛称だ。
「遅れてくるって。ぎりぎり間に合うくらいやない。」
内心、歩くことになるだろうと思いながら、口ではそう言っていた。
そのとき、駅構内にアナウンスが響く。
{まもなく、2番線に、二日市行き電車が、到着します。}
拓哉が乗っているであろう列車だ。駅の向かいにあるバス停とホームに入ってくる列車を交互に見ながら、2人を促す。
拓哉が列車を降りるのが見え、私は手を振る。意味を察してくれたようで、走り出してくる。
「すいません!バスもう来ます?」
「もう時間やけど」
「あっ、昼飯買ってきます!」
そういって彼はコンビニに走り出す。3分で帰ってくると、ちょうどバスが来た。結局、バスは5分くらいの遅れだった。
例によって途中乗降者のほとんどいない路線で、終点の宝満山登山口まで。途中のバス停の豆塚山というのは、どこの山のことであるのか、1年のときから気になっていたのだが、いまだ調べていない。
雨は小降りになったようで、みな元気に歩き出す。私は治らなかった頭痛を抱えながら、最後尾をついていった。
厚い雲に覆われた空なので、日差しは当然なく、かまど神社の森の中は夕暮れ間近のようにどんよりと暗かった。雰囲気に圧倒されたのか、それとも気分が沈んでいたのか、3人は黙々と前を行く。今日は心なしか登山者がいつもより少ないように思える。林道をショートカットしつつ、一の鳥居下まで出た。
そこを少し下って、いつもの採石場であるラカン沢へ。
歩荷とは、重い荷物を背負って山を歩くこと。その重しに、ここの石を使っているのだ。もともとは、山小屋に必要物資を運び込むことを言ったのだが、ヘリによる荷揚げが普通になった今、一体どれくらい通じるのだろうか。
ともかく、石を拾おうと、沢へ。ごうごうと、いつもは聞こえない音がするのが気になった…。案の定、沢には大量の水が流れていた。
「えぇ~!そ、そんな…」
思わず1人叫ぶと、1年3人から訝しげな目で見られる。私は、この沢に水が流れているところを今まで見たことがなかったのだ。が、そんなこと彼らは知る由もなく。
ともかく、石を確保しないことには歩荷は始まらない。始まらなければ、終わらない。終わらなければ、帰れないのだ。強行突入することにする。「気をつけろよ~」と言いおいて、沢に突入し、石を拾う。
「水で石が洗われて、ザックの中汚れんで済むね。」
無理やりプラスに考える。
各自石を詰め、いよいよ運命の計量です!
「え、体重計乗るんですか…?」
「君の体重知っても、僕には何のメリットもない!」
一部の渋る人をなだめて計量するが、彼女たちにはそういう問題ではないのだな。と、後から考えもした。少し軽薄だったろうか。
30kg詰め終わり、全員自力で立ち上がる。と、ここでぽつぽつ来だし、5分もしないうちにザーザーの本降りに。あーあ…とつぶやきつつ、合羽を着る。
いきなり出鼻を挫かれた感じだが、気合を入れなおして出発。山頂まで、目指せ90分!!
拓哉、香耶、真美の順で1歩を踏み出す。早くも真美ばてる。
「待って…。何であんなに速いの!?」
2人との差があっという間に開き、見えなくなってしまった。私は彼女の後ろにつき、ひたすらせかす。ものすごい豪雨の中、3合目の水場まで約20分。これは2時間ペースかな、と内心思ったことはナイショである。
水場でザックを置き、ここで最初の登山者とすれ違う。水を一口飲んで、再出発。滑りやすい木道を注意して歩くよう伝える。ばてていると入っても、足取りは割りとしっかりしている。周りに注意を払う余裕もあるようだ。
4合目を過ぎたあたりから、登るにつれて周囲は真白いガスに包まれ、なかなか幻想的な雰囲気。結構楽しくなる。が、彼女はそんな余裕はない模様。
「すごいねぇ!何kgあるの?」すれ違う女性からの質問に、
「さ、さんじゅぅ…」。
すごい雨でガスなので、先に行った彼らが心配になり、彼女にでかいザックの人とすれ違ったか尋ねる。すると、すれ違ったとのこと。順調に行っているようだ。彼女と別れ、石だらけの登山道にいい加減飽きてきたところ、やってきました百段ガンギ…の、手前で一休み。
気を取り直して、これを登る。1段、2段、3段、…
登りきって、再びもう1本。2人組の中年の方に会い、休憩論を交わす。結局ここで10分以上休む。
多くの人が過ぎてゆく。最近はここでウエストポーチひとつで走っている人を大勢見かけるようになったと思う。雨具とか入っているのかな…とか、先入観で凝り固まった私の頭は考えてしまう。
さて、休んだことだし、再出発することにしよう。
強かった雨はさらにその勢いを増し、8合目に差し掛かる頃、ゴロッ…と不吉な音がする。
「雷!?」
「急いだほうがいいですか!?」彼女が聞く。
私はそれに様子を見ようと言い、ペースを変えずに続行する。だが、遠ざかる様子はない。むしろ近づいてくる。拓哉と香耶は既に山頂にいるはずだ。自主的に避難するだろうか…
雨はさらに強くなる。ペースは変えられない。もう少し行けば声が聞こえるはずだ。となれば、
「悪い!先に行く!気ぃつけよ!」
と言い残して、私は駆け出す。と、そのとき、真っ白い光に包まれる。次の瞬間、ドーンという音が聞こえる。かなり近かった。
「えーいえい!」
仲間に呼びかけるときのコールを叫ぶ。返事はない。さらに走る。
「えーいえい!」
「ぇーぃぇぃ」木立の間から聞こえたその声に向かって、
「降りて来いー!」
「りょうかーい」
やれやれ、連絡が取れたと思いつつ来た道を戻る。程なく、真美と合流した。
「大丈夫ですか?」
「うん。連絡は取れたから。こっちに向かってる。」
とにかく続行することにする。今までと同じペースで、1歩1歩歩く。袖すり岩と呼ばれる道が狭くなったところ辺りで、2人と合流。聞くと、石は既に捨てたとのこと。
「真美、大丈夫?」
心配そうに香耶が気遣う。
その後も断続的に続く雷を心配し、山頂直下をゴールにする。このときも、光って落ちた。さっきよりもかなり近い。怖くなって、
「よし、降りよう!」
この一言で下山決定。7合目まで一気に下る。それにしても気になったのは、傘の人の多さ。雷だよ?
それはともかく、7合目でようやく生きた心地。雨は相変わらずだが、昼飯を食べる。
その後、一気に駆け下りる。真美は頂上にいけなかったことが相当悔しかった様子。自ら再履修を申し出てきた。そんくらいの根性があれば、4年間やっていけるでしょう。続けば、ね。
びしょぬれになって降りると、バスが止まっていた。出発まで5分。とりあえず合羽だけでも脱ごう。というと、拓哉が、
「脱いでも変わらんわ。」
全くそのとおり。我々はびしょぬれのままバスに乗ったのだった。バスの中で寝過ごしそうになったり、100円札を目撃したりして、ようやく太宰府の駅に帰ってきた。すぐに出発する電車があったが、これをやり過ごして、次ので帰ることにする。
靴を脱いでひっくり返すと、うわー、茶色い水がぁ~…。その横で、香耶と拓哉が、地震と火山について激論を交わしている。なんかこの2人、最近この話ばっかりしているような気がする。
ともかく、電車に乗り、解散。皆さんお疲れ様でした。外は相変わらず雨のまま。ひたすら眠りこけて帰り着く。
余談だが、天神の改札を出るとき、ポケットに入れっぱなしだったよれよれになった切符を通したところ、見事に詰まりました…。
駅員さん、ごめんなさい。(終)
※一部フィクションです。
なんと7時の特急に乗れてしまうということが判明したのだ。集合は8時太宰府駅だから、7時半の特急で十分間に合う。あと30分寝ていられたのに…と、寝不足でがんがんする頭を抱え込んだ。
電車の中で寝ようとするも、自分の性格上無理だった。でかい荷物を持っているのは自分だけ。こんな邪魔くさいもの持ってくるんじゃなかった…と、ぼんやり考えていた。
7時の特急に乗れたので、太宰府着は7時20分ころ。誰もいねぇよなぁ、駅で寝てよ。と思いつつ改札をくぐる。思いがけず、そこにはすでに真美がいた。
「おはよ。早いやん。」
「あっ、おはようございます。ここまで親に送ってもらったんですよ。」
そんな会話をしたような気がする。そういえば彼女の地元はこの近くだ。買ったばかりのぴかぴかの登山靴をうれしそうに履く彼女を見ながら、私は駅の売店で買ったコアラのマーチを食べ、そしてベンチに横になる。
どのくらいたっただろうか。一瞬、わからなくなったが、時計を見ると50分ころだった。いつの間にか、香耶が来ていた。
適当に挨拶をして、再び寝入る。と、そこにメールの着信を知らせる音が。まだ来ていない拓哉からのものだった。
{6分くらい遅れます}
たった一行のメールだが、その意味するところは明白だった。私は一気に目が覚め、バスの時間を思い起こした。
たしか、バスは8時6分。6分遅れということは、8時5~9分くらいに到着ということか。バスが遅れればいいのだけど…。これを逃したら、かまど神社まで歩くことになる。外は、相変わらずの雨。積極的に歩き回りたくなる天気では、ない。間に合うか、間に合わないのか、はらはらしながら待っていた。
「そろそろバス停に移動しようや。」
「えっ、マルちゃんはどうするんですか?」マルちゃんとは、拓哉の愛称だ。
「遅れてくるって。ぎりぎり間に合うくらいやない。」
内心、歩くことになるだろうと思いながら、口ではそう言っていた。
そのとき、駅構内にアナウンスが響く。
{まもなく、2番線に、二日市行き電車が、到着します。}
拓哉が乗っているであろう列車だ。駅の向かいにあるバス停とホームに入ってくる列車を交互に見ながら、2人を促す。
拓哉が列車を降りるのが見え、私は手を振る。意味を察してくれたようで、走り出してくる。
「すいません!バスもう来ます?」
「もう時間やけど」
「あっ、昼飯買ってきます!」
そういって彼はコンビニに走り出す。3分で帰ってくると、ちょうどバスが来た。結局、バスは5分くらいの遅れだった。
例によって途中乗降者のほとんどいない路線で、終点の宝満山登山口まで。途中のバス停の豆塚山というのは、どこの山のことであるのか、1年のときから気になっていたのだが、いまだ調べていない。
雨は小降りになったようで、みな元気に歩き出す。私は治らなかった頭痛を抱えながら、最後尾をついていった。
厚い雲に覆われた空なので、日差しは当然なく、かまど神社の森の中は夕暮れ間近のようにどんよりと暗かった。雰囲気に圧倒されたのか、それとも気分が沈んでいたのか、3人は黙々と前を行く。今日は心なしか登山者がいつもより少ないように思える。林道をショートカットしつつ、一の鳥居下まで出た。
そこを少し下って、いつもの採石場であるラカン沢へ。
歩荷とは、重い荷物を背負って山を歩くこと。その重しに、ここの石を使っているのだ。もともとは、山小屋に必要物資を運び込むことを言ったのだが、ヘリによる荷揚げが普通になった今、一体どれくらい通じるのだろうか。
ともかく、石を拾おうと、沢へ。ごうごうと、いつもは聞こえない音がするのが気になった…。案の定、沢には大量の水が流れていた。
「えぇ~!そ、そんな…」
思わず1人叫ぶと、1年3人から訝しげな目で見られる。私は、この沢に水が流れているところを今まで見たことがなかったのだ。が、そんなこと彼らは知る由もなく。
ともかく、石を確保しないことには歩荷は始まらない。始まらなければ、終わらない。終わらなければ、帰れないのだ。強行突入することにする。「気をつけろよ~」と言いおいて、沢に突入し、石を拾う。
「水で石が洗われて、ザックの中汚れんで済むね。」
無理やりプラスに考える。
各自石を詰め、いよいよ運命の計量です!
「え、体重計乗るんですか…?」
「君の体重知っても、僕には何のメリットもない!」
一部の渋る人をなだめて計量するが、彼女たちにはそういう問題ではないのだな。と、後から考えもした。少し軽薄だったろうか。
30kg詰め終わり、全員自力で立ち上がる。と、ここでぽつぽつ来だし、5分もしないうちにザーザーの本降りに。あーあ…とつぶやきつつ、合羽を着る。
いきなり出鼻を挫かれた感じだが、気合を入れなおして出発。山頂まで、目指せ90分!!
拓哉、香耶、真美の順で1歩を踏み出す。早くも真美ばてる。
「待って…。何であんなに速いの!?」
2人との差があっという間に開き、見えなくなってしまった。私は彼女の後ろにつき、ひたすらせかす。ものすごい豪雨の中、3合目の水場まで約20分。これは2時間ペースかな、と内心思ったことはナイショである。
水場でザックを置き、ここで最初の登山者とすれ違う。水を一口飲んで、再出発。滑りやすい木道を注意して歩くよう伝える。ばてていると入っても、足取りは割りとしっかりしている。周りに注意を払う余裕もあるようだ。
4合目を過ぎたあたりから、登るにつれて周囲は真白いガスに包まれ、なかなか幻想的な雰囲気。結構楽しくなる。が、彼女はそんな余裕はない模様。
「すごいねぇ!何kgあるの?」すれ違う女性からの質問に、
「さ、さんじゅぅ…」。
すごい雨でガスなので、先に行った彼らが心配になり、彼女にでかいザックの人とすれ違ったか尋ねる。すると、すれ違ったとのこと。順調に行っているようだ。彼女と別れ、石だらけの登山道にいい加減飽きてきたところ、やってきました百段ガンギ…の、手前で一休み。
気を取り直して、これを登る。1段、2段、3段、…
登りきって、再びもう1本。2人組の中年の方に会い、休憩論を交わす。結局ここで10分以上休む。
多くの人が過ぎてゆく。最近はここでウエストポーチひとつで走っている人を大勢見かけるようになったと思う。雨具とか入っているのかな…とか、先入観で凝り固まった私の頭は考えてしまう。
さて、休んだことだし、再出発することにしよう。
強かった雨はさらにその勢いを増し、8合目に差し掛かる頃、ゴロッ…と不吉な音がする。
「雷!?」
「急いだほうがいいですか!?」彼女が聞く。
私はそれに様子を見ようと言い、ペースを変えずに続行する。だが、遠ざかる様子はない。むしろ近づいてくる。拓哉と香耶は既に山頂にいるはずだ。自主的に避難するだろうか…
雨はさらに強くなる。ペースは変えられない。もう少し行けば声が聞こえるはずだ。となれば、
「悪い!先に行く!気ぃつけよ!」
と言い残して、私は駆け出す。と、そのとき、真っ白い光に包まれる。次の瞬間、ドーンという音が聞こえる。かなり近かった。
「えーいえい!」
仲間に呼びかけるときのコールを叫ぶ。返事はない。さらに走る。
「えーいえい!」
「ぇーぃぇぃ」木立の間から聞こえたその声に向かって、
「降りて来いー!」
「りょうかーい」
やれやれ、連絡が取れたと思いつつ来た道を戻る。程なく、真美と合流した。
「大丈夫ですか?」
「うん。連絡は取れたから。こっちに向かってる。」
とにかく続行することにする。今までと同じペースで、1歩1歩歩く。袖すり岩と呼ばれる道が狭くなったところ辺りで、2人と合流。聞くと、石は既に捨てたとのこと。
「真美、大丈夫?」
心配そうに香耶が気遣う。
その後も断続的に続く雷を心配し、山頂直下をゴールにする。このときも、光って落ちた。さっきよりもかなり近い。怖くなって、
「よし、降りよう!」
この一言で下山決定。7合目まで一気に下る。それにしても気になったのは、傘の人の多さ。雷だよ?
それはともかく、7合目でようやく生きた心地。雨は相変わらずだが、昼飯を食べる。
その後、一気に駆け下りる。真美は頂上にいけなかったことが相当悔しかった様子。自ら再履修を申し出てきた。そんくらいの根性があれば、4年間やっていけるでしょう。続けば、ね。
びしょぬれになって降りると、バスが止まっていた。出発まで5分。とりあえず合羽だけでも脱ごう。というと、拓哉が、
「脱いでも変わらんわ。」
全くそのとおり。我々はびしょぬれのままバスに乗ったのだった。バスの中で寝過ごしそうになったり、100円札を目撃したりして、ようやく太宰府の駅に帰ってきた。すぐに出発する電車があったが、これをやり過ごして、次ので帰ることにする。
靴を脱いでひっくり返すと、うわー、茶色い水がぁ~…。その横で、香耶と拓哉が、地震と火山について激論を交わしている。なんかこの2人、最近この話ばっかりしているような気がする。
ともかく、電車に乗り、解散。皆さんお疲れ様でした。外は相変わらず雨のまま。ひたすら眠りこけて帰り着く。
余談だが、天神の改札を出るとき、ポケットに入れっぱなしだったよれよれになった切符を通したところ、見事に詰まりました…。
駅員さん、ごめんなさい。(終)
※一部フィクションです。