九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

2022年度 春合宿(北岳)

2023年03月30日 | 春合宿

こんにちは、3年の竹田です。

3月下旬に南アルプスの北岳に行ってきましたので、今回はその様子を紹介したいと思います。諸事情あって、といっても何か厄介ごとが起こったということではなく、期間は3月22日から24日の3日間。ブログを書く身としては楽ですが、かなり短い合宿になりました。参加者は、青木、竹田、アキノです。

 

【1日目】

夜叉神ゲート

 深夜4時、タクシーで甲府から夜叉神峠に行きました。所要時間は約1時間。まだ夜も明けいないからか、夜叉神峠は(この時はまだ)寒く、しかし雪はまったくありませんでした。装備の準備を終え、ゲートを通ろうとしましたが、時間が早いこともあってゲートはまだ閉じていて、一応歩行者用の通路が用意してありましたが、我々のような人一人分あるようなザックを背負っているような者が通れるようには設計していないらしく、狭くて通れませんでした。やむを得ず、ゲートの上からザックを越したり、ザックを引きずったりしながら通過しました。

夜叉神ゲートでの様子

ザックを引きずっている様子

 コンクリでしっかり舗装された林道を歩き、夜叉神トンネルに着きました。入口はシャッターで閉ざされていましたが、右手の扉から中には入れるようで問題ありません。夜叉神トンネルは1,148mもあり、道はまっすぐなのにも関わらず出口が見えませんでした。内部は所々に橙路の照明があるもののヘッドライトなしでは歩けないほどに暗く、加えて湧水が水たまりを作っているところもあったため、とても歩きやすいとは言えませんでした。しかし、その雰囲気は、なんだか洞窟探検をしているみたいで、とてもワクワクさせられました。トンネルを出ると、正面に雪化粧した間ノ岳が現れ、景色を楽しむとともに雪があるということに一安心しました。2つ目の長いトンネル、観音経トンネルも通過しようとしましたが、出口には青い何かが道を塞いでいる。どうやらブルーシートのようで、初っ端から通行止めかとヒヤッとしましたが大きな扉になっているようで普通に通れました。その後は特に面白いこともなく、延々と続く林道を歩き詰め、鷲ノ住山登山口に着きました。

夜叉神トンネルの中

 

観音経トンネルの出口

 鷲ノ住山は林道から突然北の方向に不自然につながっているような山でした。登っていると、身長の高さほどの岩場があり、重い荷物のため難儀しました。他にもロープや梯子を使って登るところがありました。頂上付近は、標識はありませんでしたが、赤色に錆びて倒れた鉄塔がありました。下りは長い急斜面で踏み跡と赤テープがあり道に迷うことはありませんでした。しかし道はぬかるんでいて、さらに落ち葉もまだたくさんあり歩きにくい印象です。終盤になるほどそれは顕著になり、結構滑りました。

 下までたどり着くと吊橋がありました。対岸に渡るためこれを使うのですが、川が透き通った碧色をしていて、加えて吊橋らしく揺れていて、夜叉神トンネルと同じくらい楽しかったです。鷲ノ住山の長い下りの慰めを終え、気分よく行動を再開しようとした矢先、道に迷いました。ルートでは吊橋のある所から少し登って県道に合流するため、しばらく登っていました。道はかなり悪く違和感を感じていましたが、自分自身登ればいつか県道に合流するだろと考えてもいたため、登り続けました。しかし状況はそう予想通りに行くもんでもなく、我々はそのまま県道があるトンネルの真上を通っていました。途中で引き返して、道が険しかったためザイルも使って、下まで降りてきました。その途中、道を示すロープが見えたため何とかルートに復帰しました。(と、ラフに記述しましたが道迷いは明らかに失態なので内心では反省しています。)県道に復帰するためにはもう一つ、といっても本来これだけだったのですが、難所があり、5mくらいの岩場を斜め上方向に登らねばなりません。先に言いましたが、その時は40kg近くある重い荷物を担いでいるので難儀しました。足が滑ったら一発だな、と思いました。幸い手元に握りやすい岩の出っ張りが続いたので、そちらに体重をかけて慎重に登りました。

野呂川吊橋

 

県道への復帰の様子

 県道に復帰後はしばらく道に沿って歩きました。トンネルもいくつか通過するのですが、あるトンネル内で後ろから侵入してきた車両とすれ違いました。トンネルは相変わらず暗かったので轢かれまいかと冷や冷やしました。まあそんなことはなく引き続き県道を歩き、歩き沢橋に着きました。この間、天気は晴れて気温も穏やか、どころではなく非常に暑く、冬用のインナーを脱いでも涼しくならないほどでした。雪山に登りに来たという我々にとって、こんな暑さは想定しておりませんでした。そのためその日泊る所に雪はあるのかという懸念が浮上し(というのも雪がないと飲み水を確保できないため)、やむを得ず沢の水を汲んで行くことにしました。うだるような暑さ、水の不安、これから登る落差800mの急登、増える荷物、そして第一に今後一週間天気が悪い、ということでこの時のパーティのモチベーションは今までに類を見ないほどに低くなりました。それでも、明日の午前中までは天気は崩れないかもしれないという望みもあり、明日を北岳アタックに見据えて行動を再開しました。

県道の様子

 池山吊尾根は北岳に続く尾根の1つで、東に向かって伸びています。その稜線に合流するため、あるき沢橋の登山口から800mほど標高を上げる義盛新道と呼ばれる道を登ります。道と行っても急な上り坂で、そこで私は早速バテました。荷物が重かったから、暑かったから、とあれこれ言い訳できますが、そのせいでパーティのペースが上がりませんでした。その時私は先頭を歩いていましたが、途中でアキノと場所を交換し、その後は何とかペースを戻すことができました。義盛新道は、最初は道は落ち葉で覆われ周りは木々に囲まれた道が続きましたが、中腹あたりで積雪がみられるようになり道にも氷が張りだすようになりました。氷が少ないうちは登山靴で何とか登れましたが、次第にその影響を無視することができなくなり、途中でアイゼンを履きました。稜線に乗り出してからは登山道も雪に覆われるようになりました。斜度は次第に緩やかになり、やがて平坦な道を歩き詰めると池山小屋に着きました。この日の行動はこれで終了です。池山小屋は開放してあり、さらに中も広くきれいだったので、テントは張らずに小屋で泊ることになりました。

池山小屋周辺の様子

【2日目】

 この日は先日に決めた通り北岳アタックを行いました。予め申し上げておきますと、このアタックは失敗に終わり、その原因の半分は天気ですがあと半分は私の体力不足です。自虐的な内容になりかねないので今回のブログではそれを無視することにします。ご了承ください。

 この日は深夜1時に起床し、2時に出発しました。理由は夜が明けるまでは危険個所がないこととできるだけ早めに撤退できるようにするためです。北岳までの道のりは、前半が樹林帯で後半は樹林限界を超えて吹きさらしの稜線が続きます。その樹林帯を夜が明け始める前に登り切って、稜線上では天候が少しでも怪しくなったら撤退しようという決まり事を作りました。

 樹林帯の中で、途中に剣峰、森林限界付近に砂払という地名があります。剣峰までは最初は緩やかでしたが途中に急に勾配が大きくなるところがありました。昨日に引き続き登山道は雪で覆われており、登りが急なところでは登ろうとしても雪が崩れ、加えて雪が柔らかいのか積雪量が多いのか足が膝のところまで埋まり思うように前に進みませんでした。幸い赤テープや踏み跡は残っていたので道に迷うことはありませんでした。道が平坦になるとしばらくして剣峰に着きました。道迷いしなかったといいましたが、ここで方向がわからなくなりほんの少しだけ停滞しました。暗くて踏み跡が目視できなかったためです。

 砂払までは真っ直ぐで長い急登です。すでに池山吊尾根の稜線上であったため樹林に囲まれているとはいえ風が吹き込んできました。途中で、ペースを上げるために竹田の荷物をアキノと青木に分配し、さらに先頭もアキノと交代しました。2時間弱ぐらいすると一気に木がなくなり、真っ白な稜線が広がっていました。

砂払での様子

 北岳に行くためには、ボーコン沢ノ頭まで登り八本歯ノ頭まで稜線上を歩き、八本歯ノコルまで降下して北岳本峰を登る必要があります。ボーコン沢ノ頭までのは、樹林帯の登りに比べれば短かったけれども、雪が閉まっておらず終始足場が底抜ける状態で、感じでは段差の高い階段を登っているようでした。ボーコン沢ノ頭に差し掛かると空も白み始め、気温も上昇するのでその弊害は次第に大きくなりました。ボーコン沢ノ頭を越えると、若干の上り下りはあるものの、しばらくはたおやかな稜線歩きが続きました。これまで結構ギリギリであった自分でしたが、この時ばかりはあたりの景色を楽しむ余裕ができました。ふと後ろを振り返ってみると、黒い雲が一直線に東の空を覆い隠していました。前日に天気図で前線が張り出すことは予想できていたので、前線を視覚で確認できたことに感嘆を覚えたとともに、天気の悪化が目の前に迫っていることの表れでもあったので焦りも生じました。

目前に控える北岳

 

後ろから迫る雲

 

右手に見える間ノ岳

 八本歯ノ頭からコルまでの下降は本合宿の最大の難所です。落差40mほどですが稜線の左右が切り立っており、滑落の危険もありました。当初は懸垂下降をする予定でしたが、自力でクライムダウンできそうだったのでそのまま降りました。緊張しましたが皆無事降り終えました。そこから北岳山頂までずっと登りでしたが、ここで後ろに控える黒い雲がだんだんこちらに近づいていたので、そこから40分経てば撤退しようということになりました。相変わらず足は沈み続け、さらにずっと急登だったので、とても登りづらかったです。主稜線に合流したところで約束の40分が経っていましたが、北岳がもうすぐということもあってそのまま登り続けました。私は以前の夏に別のルートで北岳に登ったことがあり、その標識も見覚えがあって、夏道の登山道を思い描きながらもう少しで着けると予感していました。が、その登山道は雪で覆われていて柵を少しのぞかせるのみで、加えて踏み跡もない状態でした。東の方向に稜線が見えたのでそこまで登ってみました。稜線に乗り北の方を見ると山頂らしき黒い岩塔が見えました。が、そこまで行くのには2,30分はかかりそうで、さらに空はすでに雲が覆いだし天気がすぐ崩れることは間違いなさそうだったので断腸の思いで撤退しました。

八本歯ノコルへの降下

 

写真上方真ん中に北岳山頂が見える

 帰りはどうやら雲の中を歩いているらしく空も真っ白で、山の天気は急変するとはよく聞きますが、直でそれを味わうのは初めてかもしれないと思いました。相変わらず、というより行きの時より増して雪に足が沈むようになり、疲労も相まって頻繁にこけました。風は依然として強く、さらに途中から雨も降り出しましたが、3月であるためか不思議と寒いとは感じませんでした。鬱々とした足取りでしたが、無事樹林帯までたどり着き、そのまま小屋へ帰ることができました。

 時間、体力的に池山小屋から北岳に行くことは困難だとわかり、砂払までキャンプを上げることも考えましたが、今後天候は不安定な状態にあることはわかりきっていたので翌日下山を決めました。

【3日目】

 5時に起床し6時に出発しました。天気図によると、昨晩から未明にかけて寒冷前線が通過するらしく、その日の天気が不安視されていましたが晴れのち曇りといった感じでなかなか恵まれました。歩き沢まで下るだけということもあってペースの遅れなどはありませんでした。個人的には氷の上はアイゼンの爪も刺さらず、滑り落ちるのではないかという恐怖がありました。この下りは特に難なく突破することができました。歩き沢から県道を歩いて、初日に県道に合流するために登った岩壁を今度は下る格好になるのですが、やはり足場が見えづらい分下りのほうが怖かったです。吊橋を渡り、今度は鷲ノ住山を、登ります。下山なのに山を登らなくてはいけないというのは南アルプスのアクセスの悪さを象徴しているように思えます。しかも400mも登りました。ここは、というかここも息を切らしなら歯を食いしばって登りました。この登り中、南の方角にある山の斜面で雪崩が2回くらい起きました。規模も小さく場所も遠かったのですが、ゴーン、ガーンと胸を揺さぶるような轟音が聞こえて、そこで雪崩の恐ろしさを体験しました。頂上に着いたら反対側にすぐ降りて林道に着きました。そこから夜叉神ゲートへは1時間30分ほどかかりました。途中、観音経トンネルのあたりで工事車両を複数確認しました。どうやら上水道の工事をしているらしく、初日に観音経トンネルの出口を塞いでいたブルーシートはトンネル内分の凍結を防ぐためのものだったそう。車両が通るためか、夜叉神トンネルのシャッターや夜叉神ゲートが今回は開いていました。ゲートまでたどり着き無事行動を終了しましたが。

 短い合宿でしたが、個人的には体力不足・技術不足が露見した、苦い思い出の詰まった合宿となりました。3年なので山岳部の活動はひとまずこれで終わりで、この反省の活かし場所に困るところですがひとまず心のうちに止めておくことにしました。後日談、といっても下山直後のことですが、夜叉神ゲートに着いた後、その場にいた高価そうなカメラを持った男性の方と登山道の様子などについて話をしました。その後、その方のご厚意で車で近くのバス停まで送っていただきました。ありがとうございました。その方は山岳救助関係のこともされているらしく、山登りをそのまま仕事に活かしている人の話はなかなか貴重なものでした。

 以上になります、ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年度 春合宿

2022年05月09日 | 春合宿
こんにちは。
学部4年の河野です。
かなり時間が空きましたが2021年度春合宿(つまり今年の2月の合宿)の報告を行います。
一応私がリーダーを務めた最後の合宿なので私から報告させていただきます。



山域:槍ヶ岳

日程:2/24(木)~3/4(金)

参加者:修士2年 須賀
    4年   安河内
    3年   河野(CL)、アキノ
    2年   青木(SL)、安平

*学年は合宿当時のものです

ルート:新穂高温泉~穂高平小屋~槍平小屋~中崎尾根~槍ヶ岳 往復




新穂高温泉~穂高平小屋



新穂高温泉に15:30頃到着。
そこから登山届をかいたり諸々準備をして16:30入山しました。

この日の目的地の穂高平小屋まで1時間で着く予定でしたが結構時間がかかり18:30ごろ到着しました。
初日ということで贅沢に鍋を作り、明日に向けて英気を養います。


穂高平小屋~槍平小屋

この日が何気にきつかった・・・

我々以外に入山者はほとんどおらず、トレースは皆無だったのでワカンを着けてラッセルスタート。
結果予定の1.5倍ぐらい時間ほどかかりようやく到着。



あとこの日は雪崩の危険箇所が結構あったためヒヤヒヤしながら通過しました。
特に写真の箇所は左右が完全に開けており個人的には一番怖ったです。



小屋が見えてからも遠い、、



今晩も無人小屋泊。

我々以外に登山者がいればこの小屋は使えなかった可能性もあるのでその点は良かったです。
途中悪天により沈殿したため2日泊まりました。



槍平小屋~中崎尾根2500m地点

この日が体力の核心。
幕営地点である中崎尾根2500m地点まで標高差1500m、交代でラッセルしながら荷上げしました。




奥丸山手前地点。



雪庇すごくない?



この日のゴールである2500m地点です。
思ったより傾斜あるなあ。

さてこの日はテント泊の予定でしたが、翌日以降悪天が予想されるため、急遽雪洞泊することにしました。
(テントだと埋没防止のため雪かきを定期的にしなきゃダメなんです泣)




実は初めての雪洞泊でしたが、初めての割にはまあまあちゃんと作れたんじゃないでしょうか、、、
ただ入り口が部屋より高い位置にあったせいか、結構中の気温低くて寒かったです。
沈殿日も含めるとここに3日間泊まりました。

雪洞って作るの大変だけど作ってしまえば全然いけますねー
もちろん快適さではテントに劣りますが、全然寝れるし何より雪かきしなくていいのが素晴らしい。




雪洞作ってるときに撮りました。(夕方4時頃)
この日も頑張ったなーって感じます。


中崎尾根2500m地点~槍ヶ岳 往復

1日沈殿を挟んでいよいよアタック日。

ここまでトラブルなくこれたのでさっさとアタック決めちゃおう。



この日の核心その1、千丈沢乗越までの登り。
前日の悪天のおかげで雪が多くついていたため登りやすかったです。
ザイルも使わずに済みました。



段々と槍が見えてきました。



謎のワンショット。



槍ヶ岳山荘着きました。
あとちょっと!



核心その2である槍の肩からの登りは千丈沢乗越よりも緊張感がありました。
写真は最後の梯子。
一段一段慎重に登ります。




山頂着きました。
いぇーい。



圧倒的な晴天でした。
というかここまで行動日全部晴れたの素晴らしすぎる。

あんまり覚えてないですが多分20分ぐらい山頂に居座ったと思います。
いっぱい写真撮りました。



天気悪くなる前にとっとと降りるぞおお!




はい。
というわけでこの後は2日間かけて無事下山致しました。
より詳細の山行記録が知りたい方はホームページの方に報告書が載ってありますのでそちらをご覧ください。

結果的に途中脱落者なく全員アタックできてかつ安全に下山できたので
個人的にこの合宿は大成功だと思っております。
合宿参加者の皆さんは本当にお世話になりました。



厳冬期の槍ヶ岳はかなり憧れがあり、長いスパンで着々と準備を進めてきたのでリーダーとしてはめちゃ嬉しいです。

今年度は3年生の人数も多いのでリーダーの青木君を皆で支えて夏合宿成功させて欲しいですね。


さて私からのブログ投稿はおそらくこれで最後になるかと思います。
といっても別にこれまで大してブログに関わってきたわけでもないんですけどね。
今年の3年生は優秀なので私の頃よりはもうちょっと更新してくれると思います。

いつもブログをご覧になって頂いている皆さん、本当にありがとうございます。
今年度の現役の活動も応援してくれよな!
じゃあな!


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年度 春合宿 西穂高岳

2021年06月06日 | 春合宿
こんにちは。お久しぶりです。
今年度の主将を務めております。3年の河野です。

それにしても前回の投稿からかなりの期間が開いてしまいましたね。

実は最近このブログを見てくれている方から更新の催促を受けることが度々ありました。(申し訳ないっす)

さて今回はようやくですが前年度春合宿の報告をしていきたいと思います。



福岡~中の湯

まずは0日目の夜、博多駅バスターミナルから夜行バスに乗り、次の日の朝名古屋に到着。
さらにそこから高速バスで移動し、15:00ごろ中の湯到着。ここで幕営いたしました。


全くこんなところにテントをたてるなんて非常識もいいとこですね。
しかし2月、3月は上高地行のバスが開通していないため、ここで降りるほかないのです、、

翌日からの入山に備えさっさと飯を食ってさっさと就寝しました。

中の湯~西穂山荘
西穂高岳を目指す場合、一般的にはロープウェイを利用して西穂高岳山荘まで行きますが、
我々はロープウェイを使わず中尾根を利用して西穂山荘まで登りました。
個人的には今合宿でこの日が一番きつかったです。



まだ日が昇らないうちから、中の湯を出発します。
この日の荷物はおよそ30㎏程度。


1時間ちかくトンネルの中を歩きました。
意外とトンネルの中も傾斜がありきつかったです。


田代橋からの入山口です。
夏であればここが一般的な登山口ですが冬・春はほとんど誰もいないようです。



さて我々以外このルートを利用する人はほとんどいないため踏み跡は皆無でした。
雪が非常に柔らかくワカンをはいていても足がズボズボ沈んでいき全然前に進めません。

いやそれにしてもこの日一番先頭でラッセルしたの私なんじゃないかなあ。
全く他の部員にももっと頑張って頂きたいですね。

西穂山荘~西穂高岳
さてアタックの日がやってきました。
西穂独標から西穂高岳までの区間はかなり危険箇所が続くので今回のアタックは上級生のみで行いました。
計画段階では独標以降はスタカットで進む予定でしたが、現場についた時のノーザイルでいけると判断したため
結局ザイルは一度も出さずに西穂高岳まで往復しました。
おかげで予定よりも圧倒的に早く行動を終らせることができました。
今合宿の主目標を達成することができ本当に良かったです。




西穂山荘~ピラミッドピーク
数日の雪上訓練・沈殿を経た後、まだ日数が余っているということが1年生をピラミッドピークまで連れて行きました。
例によって独標以降は1年生には危ないのでフィックスロープを張って進んでいきました。




この日は今合宿最高の天気のとなりました。(この日にアタックしたかった(´;ω;`)ウッ…)
雲海が非常にきれいですね。奥に見えるは手前から焼岳、乗鞍岳です。
登山をやっている方なら分かると思いますが、写真と実際の景色って全然違うんですよね。
ピラミッドピークに立ちこの雲海を見たときはそれまでの疲れが吹き飛び、何とも言えない達成感を味わいました。
これだから山はやめられませんね。

西穂山荘~西穂高口駅
計画は全て実行できたので後は帰るだけ。
流石に帰りはロープウェイを使いました。許してください。

しかし西穂高口駅までの道も意外と悪く、皆ゼーゼー言ってました。
全くなぜ下山でこんなに疲れなければならないのか。



きついきつい言ってたら気付いたら着いていました。
これもあるあるですね。
最後まで誰一人怪我なく下山できて良かったです。


まとめ
今回の合宿は部員全員が怪我なく目的を達成できたため結果的には成功といっていいと思います。
より詳しい内容・写真はホームページ掲載の報告書をご覧ください。
余談ですが今回の合宿で上級生は山荘~独標間を合計5回往復したんですよね。
もうあそこは行かなくていいんじゃないかな。


今後の活動について
さてここまで更新が遅れてしまったのは実は理由がございます。

前回の投稿の後緊急事態宣言が発令され、大学から課外活動禁止の指示を受けました。
それによりブログで堂々と活動していることをアピールするわけにいかなくなったんですよね。

春合宿については大学から許可を頂けたので問題ありません。

そして6月現在、未だに緊急事態宣言が発令されているため活動報告をすることはできないのです。

去年の夏合宿は上級生のみとなってしまったので今年は何としても全員で実施したいですね。

大学から活動許可をいただけたらまたどんどん更新していきたいと思います!

最近このブログを見ているという声をちょいちょい聞くのであまり更新期間を開けずに頑張りたい。

それではまた。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春合宿 南八ヶ岳~赤岳・阿弥陀岳・硫黄岳~

2020年04月01日 | 春合宿
こんにちは!
新3年生の安河内です。
いよいよ部長となりましたので、今まで以上に頑張っていきたいと思います。
OBをはじめ、関係各所にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、協力いただけるとありがたいです。

さて、今回は一ヶ月以上経ってしまいましたが、春合宿のご報告です。
今合宿も天気に恵まれまして、最高の合宿となりました!

今合宿は、3年生2人、2年生1人、1年生1人の計4人での合宿でした。
活動期間は2/22~2~27の6日間。
山域は、南八ヶ岳の赤岳~阿弥陀岳と硫黄岳でした。
当初は、3年生がもう一人来る予定でして、硫黄岳~横岳~赤岳の縦走もする予定だったのですが、急遽来れないこととなり、横岳には行かないこととなりました。
不肖私も、来年の部長と言うことで、SLで参加させていただきました。


こんな具合で歩きました。ただし、硫黄岳~赤岳間は実際には歩いていませんし、八ヶ岳山荘~美濃戸山荘までの道も地図には載せていません。




○1日目
前日に新幹線で大阪まで行った後、バスと電車とタクシーを乗り継いで八ヶ岳山荘に辿り着きました。


出発前の一枚

この日は緩傾斜の斜面をダラダラと歩いただけの一日でした。ただ、汗ダラダラの方のダラダラでした。
雪は非常に少なく、今後の活動に支障が出ないか心配ではありました。

赤岳鉱泉に到着し、ここをBCとして、その後は活動しました。



○2日目
この日は、朝から天気が良くなく、3年の井上と僕だけで赤岳の偵察に向かいました。
ついでに横岳の偵察も行い、行けそうだったら翌日二人で行ってしまおう、という狙いもありました。

ですが、地蔵尾根を登ってみたら、まぁ大変。
前日夜に降った雪で地蔵尾根のトレースは完全に消えており、二人だけのラッセルを敢行しました。
距離はそう長くなかったのが幸いでしたが、辛かったです。
この降雪は、小屋の人に聞いた情報によると、今シーズン一番の降雪だったそうで、キツかったはずです・・・

そして、森林限界を抜けると、また地獄。
今度は、猛吹雪の中アイスバーンしたカチカチの雪面を歩きました。


結構怖かった時の図

ちょうど三連休の最初の日でして、他にも多くの登山客がいたのですが、その人たちと一緒に撤退しました。
地蔵の頭まで入ったのですが、とても横岳や赤岳方面には進めませんでした。
ここで硫黄岳~赤岳の縦走は断念しました。


エビの尻尾が付いて、顔の濃くなったお地蔵さん


地蔵の頭にて一枚




○3日目
前日と打って変わって、朝から天気が良かったので、この日は全メンバーで赤岳~阿弥陀岳のアタックを行いました。
ですが、行者小屋で3年の山村が体力不足から撤退。
結局、ほとんど3人でのアタックとなりました。

天気が良く、雪の状態も良かったため、昨日怖かった場所も問題なく通過し、さっくり赤岳に到着。
山頂では、富士山、御嶽山、南北アルプス、北八ヶ岳の全てが見渡せる最高の展望でした!


案外急峻な地蔵尾根の登り。


地蔵の頭から見た赤岳。


赤岳山頂にて。


富士山。実際は写真で見るより大きく荘厳に見えました。


おそらく南北アルプス。


そして、景色を堪能した後、阿弥陀岳に向かうも、途中で道間違い。
1年の河野と僕とでコンテを組んで歩きましたが、非常に怖かったです。
10~20分ほどさまよって、元の正しい道に戻りました。


よく見ると進入禁止の鎖と看板が見えます。


正しい道を進み、中岳を越えたら、阿弥陀岳です。


文三郎分岐から見た中岳と阿弥陀岳。


中岳・阿弥陀岳間も結構怖い。河野はここが怖かったと言っていました。


阿弥陀直下は非常に急傾斜ですが、今年は鎖が出ていましたので、比較的簡単に通過できました。河野には鎖にセルフを取りながら登ってもらいました。
また、鎖がなく、岩に氷化した雪が薄く付いていた箇所が、個人的には一番怖かったです。


阿弥陀岳山頂にて。


阿弥陀岳山頂からの展望。最高。


その後、恐る恐る下り、文三郎尾根からBCの赤岳鉱泉に戻りました。


中岳沢を下るルートに付いていたトレース。私たちは、雪崩を警戒して使いませんでしたが、使っている人も多かった印象があります。


文三郎尾根を下る。




○4日目
この日は、前日の天気予想から、午前中までは天気が持つだろうということで、全員で硫黄岳に登ることになりました。

道を見つけるのに若干戸惑いましたが、道を見つけてからは何の問題も無く歩けました。


硫黄岳山頂にて。


硫黄岳の爆裂火口。


硫黄岳から、横岳・赤岳・阿弥陀岳を顧みる。


帰りに少し寄り道をして、ジョウゴ沢のF1の氷瀑を見学しに行きました。
全長10mぐらいで、角度もあまりなかったです。
さらに先に進めば、F2というもっと大きな氷瀑があったそうなのですが、それを知らなかった僕たちは、あるかも分からない氷瀑を探しにさらに先に進むだけのモチベーションはなく、F1だけ見てBCに帰りました。


ジョウゴ沢のF1。




○5日目
この日は天気が悪かったので、雪訓の日としました。
赤岳鉱泉から地蔵尾根までラッセル練習を行い、地蔵尾根の途中でピッケルストップや雪洞作り、行者小屋でビーコン捜索を行う予定でした。

実際、まず、僕と河野で行者小屋までラッセルを行いました。
雪は、深いところでは腰ぐらいかそれ以上の高さまであり、結構キツかったです。





そして、行者小屋に着いて、行者小屋の広場で先にビーコン捜索を行いました。
が、4~5回繰り返して、次に進もうとしたところで、事件が発生。
なぜか、シャベルが一つ無くなったのです。
皆で20~30分ほどシャベルを探して回りましたが、一向に出てきません。
おそらく、もう少しすれば、ぼちぼち雪が溶けてきて、例の広場からシャベルが一つ出てくるのかなと思います。
とりあえず、私たちは諦めて、合宿参加者で割り勘で新しいシャベルを買うことで決着しましたが、最後にモヤモヤが残ることとなりました…

その後、天気のさらなる悪化と雪崩の発生を警戒して、雪訓を中断しました。
まぁ、しかし、実際は、モチベーションの問題が一番大きかったと思います。
やはり、雪訓を最後に持ってくるのはあまり良くないのでしょうか?

そして、そのままでは何も楽しくなくて、あまりにあんまりでしたので、前日にチラ見したF1に登ることにしました。
とはいえ、もちろんアイスクライミングの装備あるわけでもなく、平爪二本のアイゼンとピッケル二つでのクライミングでした。
小さく寝ていた氷壁でしたが、雰囲気ぐらいは感じられたと思います。
BCの赤岳鉱泉にアイスキャンディがあり、毎日登ってみたいなと思いながら見ていたので、少しでも氷を登れて良かったです。





翌日の下山が決まっていましたので、夜は4日分のペミカンと2日分の米でフードファイトを行いました。




○6日目
最終日。
今合宿一の冷え込みの中、撤収と下山をしました。
凍り付いて外れないポールの関節をペロペロ舐めた結果、ポールに張り付いた唇からの出血でポールが赤く染まりました。

そして、八ヶ岳山荘にたどり着く直前に3年山村が転んで捻挫。
最後の最後にやらかしましたが、最初にやらかした夏合宿よりはよっぽどマシだったと思います。



また、八ヶ岳山荘には温泉があり、ありがたく入浴させていただき、無事に合宿は終わりました。






今合宿では、人数があまり多くなかったことから、あまり攻めた山登りは行いませんでした。
その結果、とりあえずは体力・技術的な問題は生じなかったように思います。
ただし、生活技術に関してはその限りではありませんでした。
特に問題と思われるものは、起床から出発までのタイムラグです。
今合宿では、毎日BC発のBC着だったのですが、テントの撤収を行わなかったのにも関わらず、起床1時間後の行動開始が出来ませんでした。
おそらくは、どこかに特別な問題があるというわけではなく、行動の全てが少しずつ遅かったのだと思います。
来年はさらに人数が減ることが予想されます。生活技術という、ある意味基本的なことから、しっかりと見直していきたいと思いました。

最後に、現役の先輩方やOBの先輩方など、色々お世話になり、迷惑をおかけすることになりましたが、様々な指摘や指導をありがとうございました。
来年は苦戦が予想されますが、精一杯頑張って参りたいと思っております。
時間があれば、部会の時などにも顔を出していただければ幸いです。



https://drive.google.com/file/d/1mDZ2lqvc8c5PVdpJYStMtPz1XxEpOaJM/view?usp=sharing
ついでに、報告書のリンクです。
さらなる合宿詳細や個人・係の反省も載っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春合宿が終わりました。

2017年03月27日 | 春合宿
春合宿が無事に終了しました。

現在合宿報告書及びアルバム鋭意作成中です。

お時間の許すときにでもご覧いただければ幸いです。


また、三年生はこれが最後の合宿となりました。

先輩の後ろ姿を拝めなくなるのは非常に悲しいことですが、

二年に渡って教わったことを、しっかりと後輩たちにも伝えていきたいです。

本当にお疲れさまでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五竜岳遠見尾根 ~2016年春合宿

2016年03月22日 | 春合宿

こんにちは!主将の村松です。
先日、北アルプス五竜岳にて春合宿を行ってきました。ここでも簡単に報告をさせていただきます。

3月15日 曇り時々晴れ
テレキャビンで地蔵の頭まで上がり、遠見尾根に取付く。小遠見山を過ぎたところの鞍部を整地し幕営。

3月16日 晴れ
西遠見山のACまで。思ったより雪は浅く、ラッセルもほとんどなかったため3時間ほどで到着。時間があったので白岳までトレースをつける。かなり急な斜面でクラストしていた。1年生もいたので下りは一応ザイルを出す。

3月17日 快晴
冬山参加者の5人で五竜岳アタック。冬山未経験の1年生は白岳で雪上訓練。前日のトレースを利して1時間ほどで白岳に着く。稜線に上がると強風で体が煽られた。G0の岩峰は夏道通りに西側を巻き、GⅡは稜線伝いにたどる。途中急な雪面のトラバースや岩が露出している箇所もあったが、ザイルを出すほどではなかった。稜線を少し下ってコルに至り、頂上稜線への最後の登りにかかる。最後の30mほどはかなり急な雪壁であった。ここを越えて、稜線を100mほどで五竜岳山頂へ。出発から3時間ほどだった。
頂上への雪壁を登る

山頂にて

360度、何も遮るものがない展望。冬合宿で登頂した剱岳の威容も望まれた。
強風のなかしばしの憩いを楽しみ、下山開始。雪壁の下りから稜線にかけてはザイルを出す。白岳の下りで雪上訓練組に追いつき、ACまで一気に下った。

ACにて

3月18日 晴れ
ACを撤収し下山。素晴らしい景色に名残惜しさを感じながらも、いつも通り下山モードであっという間に下った。
鹿島槍北壁

今回の合宿は天気にも恵まれ、五竜岳にも登頂できました。
中遠見山までのトレースをつけていただいた大阪の男性にこの場を借りて感謝を申し上げます。
詳しい合宿の報告書は、後程HPにアップする予定です。

この合宿で私の主将としての役目も終わりましたが、同時にたくましく成長した後輩たちの姿を見ることができました。

頼もしい後輩たちの、今後のさらなる活躍を期待しています!!

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春合宿終了 

2015年03月23日 | 春合宿
3年の中本です。

3月13日から17日で春合宿に行ってきました。
行先は八方尾根より唐松岳。

直前の寒波と、今年の積雪が例年以上だったためか、予想よりも厳しいラッセル、冬山並みの天候の中での登山となりましたが、アタック日は快晴で、無事に全員登頂できました。

詳しい報告書は近日中にアップしたいと思います。



丸山ケルンより八方尾根上部を登る



山頂にて(撮影:中山)



不帰キレットを見上げる 今合宿のベストショット?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やったー! 赤岳登ったよー\(^o^)/

2014年03月25日 | 春合宿
こんにちは!

2年の富家です。

元々5人で向かう予定でしたが、一人がなんと当日腸炎でダウン(-_-;)

休んだの赤い人。私もまだ治ってないんだけどぉ!ってこのときずっと思ってた。

私のミスで@米の量足りない…とか一悶着あったけど、それはまあ置いといて、一路茅野へ。


赤岳山荘できゃぷてん。け○おん!のポスターあったり色々面白かった。


赤岳鉱泉荘迄の路で、赤岳を望みながら。

…そして、アタック日


あまり体力ないので、ラッセルしなくてよかったのはうれしかった(棒)


伊都の風なんて笑えるレベルの強さ。


山頂でみんな一緒に。


阿弥陀岳山頂わかんねぇ。


八ヶ岳山荘で。受付のお姉さんとモンベルのお蔭でお風呂がタダで使えた(^^♪

帰ってくるとすぐにR大学等不幸なニュースを目にしたこともあり、何事もなく下山できて本当に良かった。
私もそれなりに準備をしたつもりだったが、体力的にも技術的にもまだ至らない点が多く見つかったので、また次回参加するまでにもうすこし精進したいと思いながらこのあたりで。

春に新しい一年生がより多く入ってくれることを祈りつつ。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春合宿IN大山

2013年03月15日 | 春合宿
こんにちは。2年の青木です。

春合宿として大山にいって来ました。

3月12日に山頂に立ち、元谷で一泊して帰ってきました。ここ数日かなり暖かかったためか、雪は少なく非常にあるきやすくはありましたが、簡単に山頂までいけてしまったので、物足りなかったですね。山岳部らしい山行にはなりませんでした。やっぱり北アルプスに行きたい!



博多駅にて



元谷避難小屋付近




6合目への登り



山頂で記念撮影



詳しいことは3月末までに報告書をホームページにあげます。よかったらみてください。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする