九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

野北の海岸回り

2020年02月29日 | トレーニング
こんにちは!
再び2年の安河内です。もうすぐ部長になると思います(唐突)。

今回は、春合宿の後ですが、野北海岸での海岸回りトレーニングの記事です。
内容は簡単で、取り付きを見つけるのが核心と言われる海岸回りです。
春合宿の記事も、後で投稿するつもりです。



まずは、いつもの密漁禁止看板で集まりました。
3年のI、2年の私、1年のKの3人で行いました。
全員、モーターサイクルですので、集合はスムーズでいいですね。

そして、集合場所から少し歩くも、やはり迷う。
僕自身、2回目の海岸回りで、1回目は先輩について行っただけだったので、道はあまり覚えていませんでした。
結局、道迷いしながら10~20分ほどさまよい歩いたと思います。
正しくは、密漁禁止看板から5分ほど歩いた先に、左手に見える分岐です。左に曲がらず、5分以上歩いたりしたら、道を間違えている可能性があるかと。



間違って復路を歩く我々の図。太い綱が設置されている道は、帰りに使う道。


そんなこんな迷いながら、取り付きに。
波はそこまで大きくなく、潮もそこまでは満ちていなかったように思います。



野北海岸回りは、コンテとスタカットの練習と、アイゼンをつけた状態での岩稜歩きの練習です。
正直、岩稜歩きは簡単すぎるので、アイゼンクライミングの練習をしていれば、あまり意味はないようにも思いますが、1年のKにとってはコンテとスタカットのいい練習になったと思います。
慣れていないと、切り替えに案外時間がかかるものなのです。





そして登り初めて、1回目の懸垂下降。ここの登りはスタカットです。
ここは、降りてから、ザイルを引き下ろすのに滅茶苦茶力がいります。



スタカットを使った、2回目の登攀の終了点。ピナクルに支点を取る経験も得られます。
ただ、右に映っているKの確保の仕方が正しいのかは、僕には分かりません。というか、あまり良くないんじゃないのかと思います。


そして、簡単な岩稜を歩いた後、3回ほど懸垂下降した覚えがあります。
2回だったり、4回だったりするかもしれません。
内容としては、非常に簡単です。



ゴールは、やや開放的な海岸。ただ、左手奥には、いろいろなゴミが漂流しています。


この日は、学校に戻って、歩荷分けをしてから帰りました。
ペミカン作りもしました。
場所を提供してくれたKくん、ありがとう!
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春合宿前の宝満若杉

2020年02月19日 | トレーニング
こんにちは!
初めて先輩に言われずにブログを書いている、2年の安河内です。

今回は春合宿前の最後の追い込み、宝満若杉歩荷についてです。

今回の宝満若杉、序盤の核心は、私事ながら、行きのバスのまほろば号でした。
というのも、バスに乗っている最中、非常にお腹が痛くなったのです。そして、お腹が痛いと乗り物酔いしやすくなる例のアレ(皆さんはどうなんでしょうか?僕だけに起きることなのでしょうか?)も起きて、バスの中で歯を食いしばって耐え抜いていました。
竈門神社に着いた頃には、若干顔色も悪くなっていたそうで。

そんなこんなで、お腹の調子に一抹の不安も抱きながら、竈門神社でブリブリした後、水を汲んで出発。
テスト勉強でなんだかんだ1ヶ月ほど山から離れていましたので、歩荷量は少し軽めに。

そんで、なんやかんやで宝満キャンプ場に到着したのですが、ここで3年のYに問題発生。
膝を痛めて、しばらく山登りは控えめだったYの久しぶりの歩荷だったのですが、ここで体力不足からか、痛めていなかった方の膝に痛みを感じ、また、体調面でも不良が発生しました。
完走することに重点を置き、ここでYは水を捨てることにしました。

そして、再び出発。

恥ずかしながら、僕個人としましては、三郡の登りで既に足を痙りそうになりながらも、だらだらと歩き、三郡山、砥石山、鬼岩谷、ショウケ越を越え、若杉山頂に到着。


↑山頂での証拠写真。最近、自撮りに慣れつつあることが、なんだか自分でも面白い。この日の帰りの電車で、(山用に)自撮り棒も買いました。

最初の頃は、今より軽いザックを、ただ持ち上げるだけでも一苦労だった1年のKが、不平不満も漏らさず、しっかりと宝満若杉をこなしている姿に感慨深いものを感じました。
僕も頑張らんばな、と。

そんでもって、最後に博多駅でラーメン食べて帰りましたとさ。


P.S.
家に帰ったら疲労の余り、すぐ寝るかなと思っていましたが、体が火照って眠れないなんていう状態になりました。
小説なんかよくある、体が火照って眠れないから、夜風を浴びに来るみたいな、ああいうシーンを理解できたような気がしました。
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アイゼントレーニング野北

2020年02月12日 | トレーニング
こんにちは。数ヶ月ぶりの登場になります。3年の山村です。今回は2/8に行った野北でのアイゼン練習の様子をお伝えします。

3年2人、1年1人の計3名でアイゼンをつけた上での登攀練習をしました。(予定ではもう一人参加予定でしたが…。)
アイゼンって雪山で使う道具でしょ?なんでそんなもんつけて岩登るの?という疑問があるかもしれませんね。
そもそもなんで岩登りするの?っていう質問はなしでお願いします。)
今回の練習は春合宿の目的地、硫黄岳〜赤岳の縦走のための準備として行いました。雪山でも風の強い稜線上は積雪量が少なく、岩肌が露出しているところもあります。アイゼンつけてたら岩の上登り下りしづらいじゃないですか。万が一滑ったら危ないので、少しでもリスクを減らすためにこういう練習をするんです。(もちろん岩と雪の山にいかなければそこまで必要じゃないですよ)


ってことで練習風景紹介!!
いつも通り懸垂下降して岩場へ。

アップがてらトップロープを張ったらいよいよアイゼンつけての登攀です。

久しぶりの練習参加だった3年の彼も、

初めてのアイゼン登攀の1年生も、


問題なく登ってくれました!

手違いでザイルを一本だけしか持ってきていなかったため、帰りは3人でザイルを繋いでスタカットで帰りました。


冬山は暖冬のせいで積雪量も少なく、大した経験が積めなかったということなので、今度の春山でその分雪山を経験できたらと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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