九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

祖母山・傾山縦走合宿2022

2022年07月25日 | 合宿(山登り)

こんにちは。去る三連休、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。我々九大山岳部は7/15~18にかけて、祖母傾縦走に行ってきました。海の日記念☆九大山岳部’22祖母山傾山縦走合宿の様子をお届けします。

 

0日目午後7時、いつものトヨタレンタカーで2台のVitzを借り合宿スタートです。午後7時半、某3年隊員(自分です)が大急ぎでスーツから登山着に着替えてレンタカーに乗り込み、今合宿参加者が全員集合しました。3年4名、2年1名、1年2名の計7名での山行です。残念ながら参加できなかった1年が多く、九重合宿と比較すると約半数のメンバーでの合宿となりました。登山口付近までの約4時間、3年と2年の隊員計3名がドライバー役を担当しました。長時間の運転、本当にお疲れ様でした。夏合宿後にはもう少しドライバーが増えることを期待しています。がんばれ、合宿免許組!

 

目的地に到着し、2、3年5名は車、1年2名は駅で眠ることにしました。と、ここでSTB隊にハプニング発生。駅のベンチにマットを敷いたまま付近のトイレに行っていたところ、マットの上に人影が!なんと、したたかに酔っておられたおじ様が某隊員のマットの上で寝転がっていたとのこと。寝過ごして降りた駅のベンチの上にサーマレストのキャンプマットが敷いてあるのを見て、気が利いた駅だと思ったのでしょうか。無理に起こすわけにもいかず、某隊員はそのままトイレ横のベンチで一晩過ごしたそうです。お疲れ様。

 

翌朝6時45分、いよいよ行動開始です。今回歩くのは、健男社そばの障子登山口から出発し、祖母山、古祖母山、本谷山を通って傾山まで縦走、最後は三ツ尾を通って下山する、祖母傾連山をぐるりと一周するルートです。元気よく出発!と行くはずでしたが、水場が枯れている場合を想定して予備で持っていた6Lの水が堪えたのか、某3年隊員(自分です)が早々にダウン。初めの2ピッチで2時間弱遅れるという最悪のスタートを切りました。

初手で大幅に後れを取ったため、読図がやや難航。これが障子岩か、これが大障子岩か、きっとこれだ、いやこれだと凸凹道を進んでいきます。先頭隊員のルーファイのおかげで特に迷うこともなく、順調に初日の宿泊地である祖母山九合目小屋に到着しました。危険個所などブログ映えするポイントがいくつかあったような気がしますが、ごめんなさい、全然記憶がありません。地図の読み込みが浅かったからか、寝不足だったからか、道が単調だったからか。最初の遅れを巻き返していることを考えると、単純にしんどかったからかもしれません。

 

祖母山九合目小屋に荷物をデポし、15分ほど歩いて百名山・祖母山山頂に到着しました。昨年度は見ることが叶わなかった景色を目の前に、3年連中は万感の思いです。複数回の祖母山登山の経験がある某1年隊員も、初の”雨の降っていない”祖母山山頂に感動していました。翌日も長丁場になるため、スピーディーに感傷に浸り、山頂にいらっしゃった方に写真を撮っていただいた後即下山しました。急いでテントを設置し、夕食作りに取り掛かります。水も無事その場で確保できました。この日のメニューは九大山岳部史に残る名シェフ、3年Tのオリジナルスパイスダル(豆カレー)。隠し味のケチャップが最高です。カレールウは世界中の山岳部にとって最強の発明品ですが、スパイスカレーを山で頂けるというのは、何と言いましょうか、高品質な幸福を感じます。シェフ、いつもありがとう。煮豆を歩荷してくれた人もありがとう。誰だろう。

翌朝、今宿民の誇りことマルタイラーメンで腹ごしらえをし、6時にテント場を出発しました。この日は古祖母山、本谷山を通過し九折避難小屋を目指します。祖母山を超えると鎖場の連続。7人パーティーでの行動のため思うようにペースが伸びません。祖母山の美しいフォルムを考えると、急降下も致し方なしかな、などと思いつつ歩き、天狗岩手前の開けた岩場で一休み。太陽は出ていないものの景色は見える、という絶好の登山日和です。ちなみに今年度、九重も日向神もあまり雨が降っていません。ここまで来たら夏合宿だけ降るとかありえませんね!春合宿まできっと晴天だろうと思います。…フラグを立てたいわけではありません。本当に晴れてほしいです。頼みます。

その後はテンポよく天狗岩、古祖母山頂を通過していきます。次もきっとすぐだ!と意気込んだものの、本谷山までがなかなか大変でした。道中猛スピードで斜面を駆け上がるシカに遭遇するなどしながら400m高度を上げて本谷山を通過、ようやっと本日のテン場に到着しました。多くの隊員にとっては初日が一番大変だったようですが、個人的には本谷山の登りが3日間で一番きつかったと感じます。だだっ広いテン場にテントを立て、翌日に備えて陽の出ているうちから就寝しました。この日のビーフストロガノフも絶品でした!

迎えた最終日。夏合宿前に日の出前の行動開始を経験しておくことを目的に、3時半にテント場を出発しました。傾山隊5名、エスケープ隊2名に分かれて出発です。新作マカロニチョコフルグラはチョコバナナの雰囲気があり美味でした。

 

黙々と登り、若干下ってまた登り、山頂直前の1375m地点までやってきました。少しずつ明らむ空を眺めながら岩を登っていきます。だいぶ進んだところで、見覚えのある景色が見えてきました。昨年度、ビバークに使用した場所です。ちょうどテントが張れるほどの空間がありました。なつかしい。そこから15分程度歩き、ついに山頂に到着しました!やや強い風が吹いていましたが、今合宿最後の目的地ということで少しゆっくり休憩しました。

傾山、と言えば吉作落としを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。崖の途中に取り残された男性が、数日間耐え忍んだものの、精神が崩壊し、自ら転落死してしまうお話です。端的に書くと怖すぎますね。TVアニメ「まんが日本昔ばなし」屈指のトラウマ回として有名です。自分は昨年度山行後にこの話を知り、ぞっとした記憶があります。吉作が転落した場所は登山ルートから離れているため見ることはできませんでしたが、登山道もややスリリングな道が多く、どことなくお話の空気感を感じられた気がします。もちろん登山道は整備されており目印もたくさんあります!ただ、登山未経験者におススメできる山とは言えないかな、という感じです。その分山頂からの景色は格別です。山から山を見るのが好きな方には自信を持っておススメできます。三ツ坊ルートを避けて歩き、9時半ごろに全隊員無事下山しました。

終始天候に恵まれた楽しい合宿でした!昨年度は辿り着けなかった祖母山に登ることができて本当に良かったです。体力強化という点では、私個人は初日にへばってしまったこともあり終始あまり負荷をかけることができず、行く意味あったか??という感覚でしたが、下山後少しだけランニングが楽になったような気がします。成長できているのなら嬉しいです。夏合宿まで残り一か月、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

 

以上、天候に恵まれた2022年度の祖母傾合宿の様子を食レポ多めでお届けしました。いかがでしたでしょうか。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。最後に、今回が初の祖母山登山だった某1年隊員が山行中に残した名言を紹介して、本記事の締めとさせていただきます。皆さん、お疲れ様でした!

 

とうに過ぎていると思っていた大障子岩が目の前にあると知って

――――――――祖母って人生?

 

最終日、傾山から下山中

――――――――エスカレーター無いっすかね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糸島四座歩荷 現実逃避。

2022年07月11日 | 夏合宿

こんにちは。文学部3年の安平です。

はあ、、、、、、、、、、まあ課題終わってなくて、ブログに逃げてきました。

やれよ。ってね。

先週の部活で体バキバキだし、とても暑いし、やってられんと思うこともある。

でもなんでもやり始めれば案外楽だったりするから不思議。結局自分の気分次第なのかいなんて思ったり。

どうしてこんな調子なのかといえばまあそりゃあ心身の未熟さにあるわけですが、、、、、、、

 

なにはともあれ、先週の金曜日にまたまた行ってきました。糸島四座。

今回はアキノさんも参戦。なんで? 純粋に思いましたが、本人曰く、引退してから山欲(こんな言葉ないけど)

を抑え勉強してるらしいです。山が好きなんですね。よかったよかった。

その気持ちで夏合宿の定着にも来てくれるとうれしいなv('')v

 

前回の四座は青木が死んでたけど、今回は自分が死んでました。

歩荷量はおそらく三人とも30~33?kgくらい。

9:10、水をくんで山行開始。

まず、とても暑い。二丈を登り始めると全身から滝のように汗がふきだします。

アキノさんなんて1P目終わりにTシャツ絞れてました。

とはいえ水はたっぷりもってきた。(途中足りないかもと思ったけどなんとか足りました)

おおむねコースタイム通りに進んでいきます。

なんか頭痛いな、、、、食欲ないな、、、、

熱中症の兆候も感じつつ、食べて、飲んで、塩分とってを徹底しつつ行動していきます。

 

浮岳ののぼりがやはり心身を砕きにかかってくるのですが、とりあえず足を前に出しているとなんとか到着。

自分の頭痛が収まらず、20分超の大休憩をとらせてもらいました。申し訳なくも、大変ありがたかった。

おかげでそれ以降、十坊の登りから下山まで快調に歩けました。

 

この日は曇りのち雨の予報だったのですが雨が先延ばしになり結局19:00ごろにぱらつきだした、くらいでした。

もちろん下山していましたから、雨には降られずに済んだわけです。

 

青木はなんだか余裕そう。本人曰く慣れてきたらしいです。

アキノさんは二か月ぶりの山行で珍しくしんどそうでした。新鮮、、、どうせ強いんですけどね。

17:30下山。体力不足が否めないです。精進します。

 

ぐだぐだすぎる、、、がそろそろ戻ろう。とりあえずやることやります。

今週末は祖母傾縦走です

高望みはしませんし、この暑さだともはや曇りがうれしい。

曇ってくれ、、、、、、、、、、、合掌。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7/2 夏だ!サマーだ!歩荷練習だ!

2022年07月03日 | トレーニング

とんでもなく暑い日が続きますね.

東京では9日連続の猛暑日で過去最長記録だとか.......

山岳部1年の楠田です,お久しぶりです.

 

落としたと思っていた構造力学!単位取れてました~!!

 

なんの話ですか??すみません,私の単位の話です.

今朝(7/3)起きてメールボックスをチェックしていると,何やら「成績情報の更新」という文字を見つけましてね.

てっきり春学期の成績は10月に公開されるものと思っていたので,肝を冷やしましたよ.

 

これで来年は心置きなく卒業研究ができます.研究室のこともボチボチ考えないとなぁ.......

 

(好き放題書いていいよ,とのことでしたが私は臆病なのでこの程度にとどめておきます)

 

=========================================================================

 

さて,本題の夏だ!サマーだ!歩荷練習だ!ですが,それどころではない暑さですよね.

7月2日の歩荷練習は,糸島4座に青木さんが,残りの部員は雷山という予定でした.

このころの暑さの影響は私たちの活動にも影響の見えるほどに,糸島4座の青木さんは想定外の暑さによる水分不足で途中下山.雷山組も体調不良で2名が休み,参加した5名のうち1名が登り始め10分で吐き気を訴え下山するなど,まさに災害級の猛暑でした.

 

もとよりこの歩荷練習は,7月の3連休に行く,祖母傾での縦走合宿のためのトレーニングということで,高荷重よりも長距離/長時間を歩くことが求められています.そのため普段ならポリタンクを満タンにし,石を詰め,40kgのザックにしているところですが,今回はポリタンクの水を半分程度に25kgの荷重に設定しました.それからいつもならコースタイム+休憩時間で歩いているところを,今回は休憩時間込でコースタイム通りに歩くことを目標としました.

 

10:00 さて,入山.3年生の竹田さん,2年生の松林さん,そして1年生の坂尻,山崎,楠田の計5人パーティです.

 

入山してみると,これが意外としんどいものではないんですよね.暑さ,そして湿気,汗が噴き出てびしょびしょになってしまうのですが,雷山のほとんどは森の中を行くので日照りがなく心地良いものです.

いつもよりザックが10kg以上軽いので,それなりのペースで歩いても一歩当たりの疲労が少ないってのが一番心地よさに寄与しているのですが.

 

この1ピッチ目ですが,10分程度歩いたところで1年生の坂尻さんの体調が崩れたので,坂尻さんとリーダーの竹田さんは後から追いかけることになり,残りの3人で井原山を目指すことになりました.

 

少しトラブルはありましたが,本来のコースタイム25分で1ピッチ目は終了し,休憩へ(この時点でコースタイムを超えて休憩時間を取ってしまっています).

 

10:30 2ピッチ目,上宮へ.

 

2ピッチ目は45分のコース.先頭に2年生の松林さん,後ろに1年生の山崎君と私が歩いていたのですが,このピッチは山崎君による救急法講座が開かれ,それを聞いているうちに終わっていました.いつも知らない間に終わってしまっている2ピッチ目,もう少し大切にしてあげなよ!

 

内容は,,,何だったかな.あんまり覚えていないや,すみません.

3Sだけは,辛うじて覚えていました,Self,Scene,Suvivorですよね.

 

非常に快適な涼しさの中,2ピッチ目はコースタイム通りの45分で終了し,上宮で10分休憩.行動食のハッピーターンおいしい.

 

11:25 3ピッチ目 雷山々頂へ

 

3ピッチ目からは,松林さんの体調,とくに足が悲鳴を上げ始め,ペースキープが厳しい状況になりました.

かなりキツそうであることは,表情や登り方を見る限り窺えましたし,何よりここで悪化させては祖母傾にも行くことができず元も子もないということで,ポリタンクの水を捨て空荷で山頂を目指すことに.

 

体調,安全第一で無理をしない判断は賢明だったと思います.次なんていくらでもありますから.

 

 

雷山々頂についたのはコースタイム通りの時間で12:05でした.

山頂は木々がなく,また正午過ぎだったこともあり,太陽の日が突き刺さるように降ってきます.

暑い,暑いぞー!カンカン照りですね,毎日ここで洗濯物干したい.

 

山頂到着時の状況はこうです.

松林さん,山崎君,楠田は山頂.松林さんの体調が優れず,状況次第では下山もやむを得ず.山崎君,楠田の2名で井原山まで行くことも考えられるが,部活動として1年生のみで行動することは好ましくないため,竹田さん,坂尻さんの山頂到着を待って井原山まで行くかの決定をする.

 

しかし,この時点で竹田さん,坂尻さんの2名が下山している可能性も考えられたので,その場合は3名とも下山しようという話でまとまりました.が,LINEなどに下山したというような連絡はあらず......

 

山崎君と私で程よい日陰探しをしている間に,松林さんがほかの登山者に聞き込みをされており,それによるとどうやら竹田さんと坂尻さんは下山しているらしいということが分かりました.

 

そういうことであれば,もはや山頂に滞在する意味はないので早速下山することにしました.

ポリタンクの水を捨てて.

 

12:20 さあ,下山だ.

 

いつもより断然疲労の少ない下山開始に新鮮味を感じながらも,程よい含水比のグリップの良く効く地面を駆けながら降りていきます.

 

と,下山途中の3ピッチ目に下山したと思われていた竹田さんの姿が.

どうやら,坂尻さんを登山口まで降ろした後,一人で登ってこられたようです.

自分に厳しい方です,見習いたいです.

 

私はというと,もう早く帰りたい気分になっていたので,「お先に失礼します」などとよく分からないことを言ってそのまま下山しました.

本当にすみません.竹田さんの下山ものちのLINEで知りました.

 

登山口のバス停まで着くと,坂尻さんの姿が見えました.体調もすこぶる悪いというわけでもなさそうで一安心です.

というか,暑い!アスファルトが暑い!これがヒートアイランド現象か!?(潜熱)

 

今回は全体的に芳しい成果は上げあられませんでしたが,2週間後には祖母傾で縦走合宿です.あっちでバテないように日ごろからの体力作りは必須になってきますね.全体の迷惑にならないように夜に走るなり,空いた時間に山に行くなり,それなりに動いていこうと思います.

 

以上,夏だ!サマーだ!歩荷練習だ!でした.

 

山岳部1年 楠田

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/25 糸島4座歩荷縦走

2022年07月01日 | トレーニング

こんにちは。

3年の青木です。

 

先週末に、糸島4座での歩荷縦走に行ってきました。

白馬から焼岳へ駆け抜ける夏の大縦走を見据え、ちょいとキツめのコースを設定。

深江側の登山口から二丈岳に登り、一旦降りたら女岳に登って、浮嶽の急登を越えて、最後に十坊。

コースタイムは9時間ですが、獲得標高が1637mあります。

雷山井原の1.5倍、三郡縦走と比べても200mほど多いです。

しかも、冒頭に登りが集中する2コースに比べて、このルートではきれいに分散してます。

インターバルトレーニングになっているんです。

ショウケ峠の下りと若杉の登りが、延々と襲い掛かってくるんです。

 

何が言いたいかと言うと、ドチャクソきっついです。

 

 

今回の参加者は3年の青木と安平の2名でした。

因みに夏の大縦走に参加しない他のメンバーは、いつも通り雷山でした。

 

8:00にJR筑前深江駅に集合し、登山口まで徒歩で移動。

林道を辿り、登山口を一旦通り過ぎて、100mほど進んだ橋の近くで水を汲みます。

橋の直下が深い淵になっているので、水汲み作業は割と快適でした。

歩荷量は雷山よりも控えめに抑えました。

秤が無かったので定かではありませんが、背負った感じ青木が32kg、安平が28kgです。

ごめんなさい、勘です。けど遠くはないはず。

 

出発しようとした最中、雨足が一気に強まりました。

この日は雷雨の予報が出ていたのですが、早速お天道様がキレ散らかしてます。

悩みますが、今回のルートは稜線歩きがほぼないので、決行します。

因みに、雷山組はこの時点で中止を決めたようです。

あちらの縦走路の場合はそれが正解でしょう。

あんなところ、雷の中じゃ怖くて歩ききらん。

 

二丈は30分+50分の2ピッチで登り切りました。

2ピッチ目後半で一旦雨が止みました。ひんやりとした風が木々の間から吹き付けて気持ちいい。

 

下りは60分1ピッチで、女岳の登山口まで進みました。

ここで再び雷雨が来ました。

あれで終わりやなかったんかい。

 

女岳の登りは40分1ピッチ。

始めは雨の中黙々と歩いていましたが、羽金からの縦走路と合流するあたりで、再び雨が止み、

そこから山頂までは楽しく進めました。

夏の雨上がりの快適さは、秋の涼しさに勝るとも劣らない。

露が滴る新緑と秋の紅葉、周りの景色だっていい勝負です。

 

女岳山頂の次は、荒川峠の登山口で切らずに、浮嶽の急登直下のコルまで行きました。50分1ピッチ。

女岳の下りは雨上がりなこともあり、足場が悪かった。

 

そして、浮嶽の急登。山頂まで40分1ピッチ。

まだ女岳を下りきった段階では、足の疲労が顕在化しないので、歩荷量少なすぎたかなー、なんて思ってました。

が、ここで溜まった疲労が噴き出します。

まじでキツかった。

気合で登り切りました。

ふー、やり切ったぜ。

この後の下りは、80分ほどを1ピッチで降りきって、白木峠に到着しました。

やれやれ。頑張った。

 

だがしかし、ここから十坊山が始まります。

やめてくれ。

クソが。もう出し切ってんだよ。右に行けばそのまま駅じゃないか。帰らせろよ。

誰だ、こんなルート見つけてきたやつ。

登りたくねーー。

 

十坊山は本来は優しい山です。

山頂までの所要時間もわずか35分です。

さくっと登れます。

脚が、疲労困憊していなければ(笑)

もうヘトヘトなんだよ。。。

 

それでも登り切れば、十坊山の山頂は言わずと知れた好展望。

爽快な景色が見れました。

眺めてる間だけは疲れが和らぐ。

歩き始めたらどうせまたキツイけど。

 

締めに中村登山口まで40分で下りきって、ようやく歩荷終了です。

本っ当に疲れた。

疲労感が、今年の春合宿(厳冬期槍ヶ岳)の最終下山日といい勝負してる。

ただの歩荷練習だぞ、これ。すごいな。

浮嶽山頂ではケロッとしていた安平も、この頃にはかなり疲労を感じてそうでした。

お疲れ様です。

 

このコースはきついけど、長時間行動や冬の基礎体力強化にはうってつけな気がします。

下りも多いから、身体を万遍なく鍛えられるし。

景色が変化に富んでて、楽しみも多いし。

後期になったら折を見て全体練習にも取り入れたいなー、なんて。

帰りには温泉もある。まあ、お金かかるから毎回は入れないけど。

実際僕らは今回見送った。

ともあれ、割といい練習場所だと思います。

是非、今度皆で行きましょう。

 

 

さて、早くも梅雨が明けて、暑い日が続いてますね。

早くお山に籠りたいなー。

熱中症が心配ですが、夏合宿も刻々と近づいてますので、引き続き練習頑張りましょう。

日向神合宿までは登攀訓練を重点的にやってきましたが、

皆かなり上達してきたので、これからしばらくは歩荷がメインです。

持てるようになればなるほど、合宿中に気持ちの余裕が持てて楽しくなるので、頑張っちゃって下さい。

目指せ30kg!

 

青木

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする