九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

雷山・井原山 歩荷トレーニング

2020年10月09日 | トレーニング
はじめまして!山岳部1年の青木直哉です。入部してからもうすぐ半年がたちますが、今回初めてブログを書かせていただきます。先週3日に行った雷山・井原の歩荷訓練についての報告です。

参加メンバーは3年生2人と1年生4人。特に、後期から入部したM君は今日が初練習です。

今年の1年生はコロナの影響で練習回数が例年より少ないらしく、今後の合宿等を見越しての体力作りが課題です。そのため、今回の歩荷から、ペースを早めていきます。



いつも通り雷山の駐車場に集合し、川でポリタンクに水を入れて、いざ入山。

3年のS先輩を先頭に登っていくのですが、宣言通りのハイペースで、1ピッチの序盤からさっそく僕の息が切れてきました。果たして自分のスタミナが井原までもつのか不安がよぎります。
初参加のM君は特にきつそうで、何度か足を休めながらも登っていきます。その後、しばらく登ったところで彼の脚が攣ってしまったので、一旦休憩。そのまま進むのは無理そうだと言うことで、口惜しいですが、S先輩とM君を1チーム、その他4人を1チームに分隊し、それぞれペースを分けて登ることに。

僕たち4人はそのまま歩荷を再開しますが、思うようにペースが上がりません。2ピッチ目の登り坂でかなりペースが落ちてしまいます。トラバースでペースを上げていきながら何とか雷山山頂に到着。そのまま井原山へ向かいます。

何としても井原山に辿りつこうということで、登りはゆっくり、しかし下りは小走りで進んでいきます。
その甲斐あってか、雷山・井原山間はほぼコースタイム通りに歩き切りました。
いやー、キツかった。



山頂で休憩中、食事をしている2人の女性登山者とお話をしたのですが、何とびっくり、そのうち1人は九大山岳部行きつけのラリーグラスの元従業員なのだそう。もう一人の方も、ラリーグラスの登山クラブに参加しているそうで。
こう言う思わぬ縁に巡り合うのも、登山の魅力の1つですね。楽しいお話ありがとうございました!



帰りのバスの時間が気になるので、ほどなく雷山へ出発。水を下ろしたい欲求と、ここまで来たら最後まで行きたいという気持ちがせめぎ合っているうちに気づけば雷山に到着。疲れてると時間が飛びますね。

山頂で水を下ろして荷物を軽くしたのち、下山開始。身体が軽くなったのでついつい歩く速度が早くなります。どんどん小走りになり、帰りのトラバース周辺はほぼトレラン状態でした(笑)

無事麓についたところで、富士山(ふじやまと読みます)あたりで折り返して下山したS先輩・M君チームと合流。無事6人揃って下山することが出来ました。



今回のトレーニングで、改めて歩荷の過酷さを目の当たりにした気分です。安全な合宿を行うために必要なことですが、このキツさをこれから何度も乗り越えなければならないのは気が重くなります。
日本アルプスの高山で待つ絶景のためにも頑張らねば。

9月26日(日) 油山クライミング

2020年10月06日 | トレーニング
ブログ更新を仰せつかりました文学部1年の安平です。
更新日と活動日が少し空いてしまいましたが、油山クライミングの活動報告をしたいと思います。

今回は福岡にいる部員は全員集まることができ、6人での活動でした。
岩の状態はよくないものだったと思います。
というのも、前日に雨が降ったようで、岩が湿っていたのです。
当日の天気も曇り時々雨で、十分に乾いてはくれませんでした。
個人的に厄介だったのが泥で、クレッターや岩にくっつき、摩擦が利きにくくなっていました。
このような状況下でしたが、無事クライミングをすることができました。
岩はサブフェイスです。

以下のリンクを参考にしてください。油山の岩場のコース解説をしてくださっています。
http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-4-6.html

まず一年生は懸垂下降の確認を行いました。
だいぶ慣れてきました。道具のシンプルさと利便性に心惹かれます。
道具は学部4年の、クライミングがいかにも強そうな先輩に一式お借りしています。
ありがたい限りです。
自分も登れる気がしてきます。

次にワイドクラックに挑戦しました。
初っ端から登れませんでした。右足が上がりませんでした。
その次に銀河鉄道を登り、次に左のマントルに挑戦しました。
左足で「立ちこむ」ことが難しかったです。

一年生は5.8のルートを中心に登りました。
先輩方はベビーフェイス、モンキーフェイス、などを登られていたようです。
うろ覚えです。

先輩方ががしがし登られていたことを考えると、自分が登りきれなかったのは、
岩の状態云々ではなく、重心の置き方、観察、登りのテンポ、また筋力の不足に要因があるように思われます。
頑張ろうー。

最後にザイルワークを教わりました。
雪山登山や難所通過を想定したものでした。(たしか)
暗中でもできるように体で覚えよう、とのことでした。

カエルやトカゲやクモにも会えて、楽しい活動でした。

この部活に入って、自然と対峙する時間をもって、以前より元気になった気がします。
風も日差しも心地よいこの時期にたくさん山に行きましょうー。

それでは失礼します