九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

春の鬼ヶ鼻

2013年04月30日 | トレーニング
3年の青木です。

今回は日曜と月曜の2日で鬼ヶ鼻にクライミングしに行ってきました。前回、3月に来たときは鬼ヶ鼻の岩壁には氷柱がたれており、登れませんでしたが、どうやら鬼ヶ鼻にも春が来たようです。
トポはこちら↓
http://sports.geocities.jp/ckpdw457/2-4-2-1.html

鬼ヶ鼻には猟師岩間の岩場もあわせると50本近くのルートが引かれており、福岡市街近郊で言うと最大のスケールの岩場です。少し遠くの日向神には劣りますが、四阿屋よりはルートの多さ、市街からの近さの点からみて、優れています。なぜかあまり人が来てないらしいのですが、もっと人気がでていいとおもいます。

日曜は1人で、月曜は中山を連れていきました。GWには比叡に行くことが決まったので、落ちないためにも絶賛トレーニング中です。

今回登ったルートはこちら
<青木>
右ルート(展望台北東壁):5.10b
1年の秋頃登って全く歯が立たなかったこのルート。最後のバンドへの立ちこみが結構シビアだった。隣の11aが面白そうでつい目移りしてしまう。残置のリングボルトが多く残されている。調べてみると昔は懸垂下降の練習場だったらしい。

左方カンテ(展望台南東壁):5.9
中山がリードし、僕がフォロー。力でぐいぐい登れ、楽しい。下降点には蛇がいた。この2日間で蛇を4匹みた。冬眠から起きたのだろうか。

青空へ(展望台南東壁):5.10b
赤点狙いでトライ。しかし、核心で1テン。‥…悔しい。

脚を開いて(右下岩壁):5.10b
2年生の春頃、初めて鬼が鼻へ先生に連れてきてもらったとき登ったルート。その頃はトップロープで引っ張ってもらったが、今回は赤点いただき。

眼鏡ハング(〃):5.11b
核心部をこえることができない。まだ早かったようだ。

二段フェイス(〃):5.10a
となりの積み木フレイクと比べると大分難しいきがする。

積み木フレイク(〃):5.10a
結構面白い。大抵フレイクがぬれており、嫌な感じがするけど、今回は乾いていた。乾いていたら5.9程度だと思う。

ハイステップ(〃):5.10c
核心部では雄叫びがあがる。前傾しているので、腕力と腹筋がいるし、結構恐い。赤点いただき。

恐怖のテラス(〃):5.10c
リーチがあるせいか、トップロープだったせいか、簡単に感じた。10aくらい?のぼってる最中下が見下ろせるので、爽快感アリ。

センターライン左(〃):5.10b
取り付きが悪い。ここも前先生に連れてきてもらったときA0しまくった記憶がある。今となっては問題ない。

センターライン右(〃):5.10c
核心部をフリでぬけるので、ここを登るとなんかラリーグラスを思い出す。登り方がすごくかっこ良く見えるんじゃなかろうか。でも、10bくらい?赤点いただき。

中央チムニーエスケープ(〃):5.8
ここはいつも濡れてる気がする。チムニーだからしょうがないのだろう。チムニー登りは普段する機会がないので、新鮮味がある。

<中山>
ここからは私中山が。
同じくGWの比叡合宿に備えての練習です。

積木フレイク(右下岩壁)10.a
以前来たときにはトップロープ登れなかったため、今回リードで再トライ。ホールドを見つけられず2テンしてしまうも、成功!
次は赤点でいきますか。しかし、登れなかったところが登れるようになるのはうれしいことですなぁ。
今回はここで満足感が出てしまうという 笑

脚を開いて(〃)10.b
トップロープでの挑戦も、核心を越せずごぼう抜きで上へ。う~ん、残念。いけそうな感じはしたが、
やはりレイバックの動きが苦手。。

センターライン右(〃)10.c
ボルダリングのような錯覚を覚える。ホールドが小さいのに前に傾斜してるしこれは難しい。
歯が立たなかった。

左方カンテ(南東壁)5.9
ここはリードでも楽しい。前よりもすいすい行けた。

やはり、レイバック。この動きは課題です。
今度は鬼ヶ鼻、猟師岩山間の岩場に行きたい。



新歓登山のご案内

2013年04月27日 | トレーニング
こんにちは。3年の青木です。

今回は新1年生とともに宝満山に新歓登山にいってきました。写真もとりましたが、顔出しNGとのことで今回は写真無しです。

今回の新歓登山は数名の一年生が参加してくれました。GWということもあってか宝満はこれまでにない盛況ぶり。宝満山は休日は必ず人が多いのですが、こんなに多くの人がいたのは初めてという感じ。
韓国人の登山客が40人くらいいて、ここは韓国か?って感じでした。話しかけてみると韓国のジサン?、ナサン?(良く聞き取れなかった。釜山ではないはず。)からの人やったみたいです。

1年生は受験後の久しぶりの運動だったようで、自然を満喫してました。山頂ではフルーツジュースで乾杯し、シチューを食べました。快晴だったので、シチューみたいな熱い食べ物は不向きだったかもです。

そして、稚児落としでのクライミング披露。1年生も興味を持ってくれたみたいで臆せず挑戦していました。滑り台からぬけることはできなかったようですが、その心意気GOOD!

私は前回リードで落ちてしまった、稚児落とし左ルート(5.9)にレッドポイント狙いで挑戦。今回は上まで抜けれましたが、3、4テンかけてしまいました。次こそは!!しかし、宝満山のグレードは相変わらず辛い。日向神なら10cはあるんじゃないか‥…?それとも僕の力が落ちただけかな。

そんなこんなで下山。1年生は下山時に疲れてしまった様子。やっぱ宝満はキツイ!


‥…‥…‥…‥…‥…‥…部会のご案内‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
今週、5月1日(水)に18時30分から部会を開きます。

場所は伊都キャンパス部室棟412合室です。(部室棟は伊都キャンパス体育館とテニスコートのそばにあります。)

部会とは今週末の活動等を話し合ったりする会合です。山岳部では週に一度水曜に集まって1時間ほど部会として話し合いの機会を設けています。

入部希望者や山岳部に興味がある方は是非参加してみてください。
参加希望の方は当日直接部室まで足を運んでください。

質問や入部希望、山岳部に興味のある方は以下のメールアドレスまで
z.climber.quac@gmail.com

新歓登山のご案内

2013年04月24日 | トレーニング
新入生のみなさんこんにちは!

今週末、4月27日(土)に新歓登山を行うことにしました。場所は宝満山(829m)という山です。夕方には自宅に帰れます。
集合は天神に朝9時集合となるかと思いますが、参加者が決まり次第、場所と時間は追って連絡します。



参加したいという方や質問のある方は以下のメールアドレスまでご連絡を!
z.climber.quac@gmail.com

新入生の皆さんへ

2013年04月22日 | トレーニング
今週、4月24日(水)に18時30分から部会を開きます。

場所は伊都キャンパス部室棟412合室です。(部室棟は伊都キャンパス体育館とテニスコートのそばにあります。)

部会とは今週末の活動等を話し合ったりする会合です。山岳部では週に一度水曜に集まって1時間ほど部会として話し合いの機会を設けています。

入部希望者や山岳部に興味がある方は是非参加してみてください。
参加希望の方は当日直接部室まで足を運んでください。

新歓登山のご案内

2013年04月17日 | トレーニング
新入生のみなさんこんにちは!

今週末、4月21日(日)に新歓登山を行うことにしました。場所は宝満山(829m)という山です。夕方には自宅に帰れます。
集合は天神に朝9時集合となるかと思いますが、参加者が決まり次第、場所と時間は追って連絡します。



参加したいという方や質問のある方は以下のメールアドレスまでご連絡を!
z.climber.quac@gmail.com

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山岳部の活動等を紹介する場として教室ガイダンスをやることにしました!

日時は以下の通りです。

山岳部教室ガイダンス
日:4月17~19日の三日間(どの日に来ても大丈夫です。)
時間:18:20から開始
場所:センター1号館2210教室

山岳部に興味がある方、是非見に来てください!

質問や入部希望の方は以下のメールアドレスまで
z.climber.quac@gmail.com

教室ガイダンスについて

2013年04月10日 | トレーニング
新入生のみなさんこんにちは!

山岳部の活動等を紹介する場として教室ガイダンスをやることにしました!

日時は以下の通りです。

山岳部教室ガイダンス
日:4月17~19日の三日間(どの日に来ても大丈夫です。)
時間:18:20から開始
場所:センター1号館2210教室

山岳部に興味がある方、是非見に来てください!

質問や入部希望の方は以下のメールアドレスまで
z.climber.quac@gmail.com

釈迦岳へ!

2013年04月07日 | 週末の活動・個人山行記録etc...
2年の、と書きそうになりましたがもう3年でした、中山です。

新歓の記事の関係で日付が4/7となっていますが、4/13に行ってきました。

今回は、行ったことないよねということで、釈迦岳に行ってきました。

簡単な山行記録です↓↓

1040 御前岳登山口駐車場
1200 御前岳山頂
1210 山頂発
1247 釈迦岳山頂
1315 矢部越
1415 駐車場

空は晴れ渡り、素晴らしい登山日和。なんとタイミングがいい!
こういう日は軽めの山に登るのが一番!
登りも、急でなく快適な山でした(^▽^)/

登山口ではこれから御前岳を通らずに釈迦岳に向かうという中学生二人組に会いました。

道は御側川という川に沿っていて、登っている間中川の流れる音が聞こえていい雰囲気でしたねぇ。
あっという間に御前岳山頂につき、いよいよ釈迦岳を目指します。

釈迦岳は近づくにつれその上に突き出したゴツゴツとした山頂が見え、
ここだけ北アルプスのような感覚!(ノ´▽`)ノオオオオッ♪

その見た目通り、鎖場が多く、岩登りのような道中でした。
山頂に着くと、登山口にいた中学生二人と再会。

下山を開始して、まずは矢部越へ。
ここからは土砂崩れした恐ろし道路を下っていきますが・・・

長っ!!; ̄ロ ̄)!!

どこかで別の道があったのか、地図の山行時間の2倍はかかってしまいました(-_-;)
この道を彼らは登ってきたのか・・・
若者の強靭な精神力を感じた次第です(20歳談)

最近は岩場でのロッククライミングが主でしたので、久しぶりの登山になりました。
まだ行ったことのない山にどんどん登ってみたいですね。

みなお疲れ様でした。
ドライバーの青木は特に☆⌒(*^-゜)v Thanks!!


川にはいい感じの滝なんかも


御前岳登山道。見晴らしのいいところがありました


釈迦岳山頂



日向神で宴会+東陵ルート

2013年04月07日 | トレーニング
2年の青木です。

あそ望山岳会のキーボウさんのお誘いで大先生が日向神に行かれるとのことで、私も便乗し、連れて行ってもらいました。カメラ忘れたので、写真はないです。

本来この機会を利用して、日向神の中央稜を落とす予定でしたが、運良く天気のよい一昨日に落とせたので、今回はとくに目当てのルートもなく、しかも生憎の雨。

しかし、宴会では各地の開拓者の皆様やあそ望や彩雲の方々もいらっしゃり、たいへんおもしろい話が聞けました。みなさん11~13クライマーですので、わたしにとっては次元が違う話でした。登り続ければこのレベルまで到達するものでしょうか?とにかくかなり盛り上がり私も酒が入り、酔っぱらってあまり記憶はありません。

翌日、どうせ前日の雨でもうどこも登れないだろうと思っていましたが、風が強いせいでしょうか、意外と乾いてる。せっかくなので、東陵ルートでも登って帰ろうという話になり、大先生と登ってきました。

5~7ピッチのこのルート、A2やA1のポイントもありましたが、リングボルトが連打してあったので、なんとかA0でいけました。雨でぬめってるとこもあったので、なかなか緊張感のある登りでした。また、途中で雹が降ってきたりと、この日はとても寒い日でした。

登り終わった後、昨日飲んだ方々と合流し、新しく開拓されたというトンネルエリアを登りました。ショートから長めのラインまで様々あり、なかなかおもしろかった。10bと10cのロングルートをやりました。

10bは他の人が登っているのをみた後に登り、オンサイトにはならず、10cでは4テンほどかけてしまい、オンサイトにはならずとあまり収穫はありませんでしたが、日向神はおもしろい場所だなと実感しました。たくさんのエリアとルートがあり、リードしなければトップロープが取れない点を除くと本当にすばらしいとこでした。今まで、日向神は花崗岩とは違い、カチ少なめと思っていましたが、そうでもないようです。

是非今度も行きたい。

恋い焦がれた日向神中央稜ルート

2013年04月04日 | トレーニング
二年の青木です。

OBのF先輩が仕事がお忙しい中、外岩に誘ってくださいました。大先生も参加してくださいました。

しかも、なんと今回は因縁の中央稜に行くことに。土曜日は雨がふりそうなのでチャンスだと思った。前日、油山の岩場の帰りでその連絡をもらった私はそこから興奮状態。明日に備えて速く寝ないといけないと思いつつも、1年前のことを思い出すたびに興奮と緊張で手汗が止めどなく出てくる。

思えば、1年前中央稜を私のせいで敗退してからというもの、悔しくて、ここを登るためだけに春休みに週に3度決まって岩場に通い続けました。そしてついにこのチャンスがッッ!!

F先輩の車に乗せてもらい、3人で日向神へ。そして、取り付き。


中央稜ではありませんが、日向神の岩壁。ものすごくカッコいい


1ピッチ目(5.8)
出だしは濡れていたので、木の根をフットホールドにさせてもらった。5mほどあがると前回私が敗退したポイントへ。しかし、トレーニングの成果もあり、すっと抜け、なんなく終了点へ。1ピッチ目でもかなりの高度感。スパッと下まで切れており、川が見下ろせる。

2ピッチ目(5.9)
少しかぶり気味だったが、ガバが結構あり、快適。核心部では横に細い木が生えていたのでそこを支えにして抜けた。

3ピッチ目(5.10b)
オンサイトしてみようと意気込み、トライ。しかし、核心部で1テンしてしまう。悔しい。しかし、全体的にガバガバだったので、トレーニングの成果もあり、思ったより苦労しなかった。楽しく登れた。はっきり言って5.9程度だろう。先生も登り終わった後に5.10aくらいと言っていたので、それくらいだろう。間違いない。


3ピッチ目?の私


4ピッチ目(5.11a)
F先輩にアブミをかしてもらい、ここもリードでトライ。11cのルートもあるようだが、流石に‥…。巨大なハングをみたら、腰が引けた。なので、11aのほうへ。フリーでやるつもりは毛頭なかったが、出だしの核心部だけフリーでトライしてみる。あれ?いける。しかし、マルチピッチでテクニカルな動きはやっぱり恐い。核心を抜け、思わずヌンチャクを握った。そこからはルートがわからなくなり、強引にA0を連打し、隣の11cに合流。あとは問題なかった。結局アブミは1回も使わなかった。ここも11aは言い過ぎだ。かなりA0したので、あまりよくわからなかったが、10b/cくらいだろう。ただし、落ちたら宙ぶらりんになると想像すると、ものすごく恐かった。

5ピッチ目(5.10c)
ここまで、なんだかんだオンサイトしてなかったので、気合いを入れてトライ。上部に行くにしたがい、細かいホールドを支えに、体を持ち上げなければいけないので、かなり緊張した。そのたんびにビレーヤーの先輩に『落ちるかもしれません!!』と叫んでいた。下から見ると哀れに見えたに違いない。しかし、何事もなくぬけることができ、オンサイト達成!グレードは10aがいいところだろう。

ついに登れた!!春休みがんばってよかった!と思った、今回の登攀だった。勝利の余韻にひたり、現在一人酒盛りのなか、ブログを書いてる次第です。やったー!

リベンジの機会をいただき、F先輩、大先生ありがとうございました。