九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

沢登り:境谷(途中まで)

2013年09月13日 | 夏合宿
3日目は境谷を遡行。

今度は製紙会社の監視小屋の隣の崖から川におり、川を渡渉し、入渓した。


8mの滝。境谷の目印となる。


境谷は山之口谷と比べ、水量も多く、川幅も広い。いかにも沢と言った感じの沢だった。しかし、登攀できる滝は少なく、あっても規模が大きく巻くしかないようだ。登攀的な沢ではなく、一般的なよく登られる沢みたいな感じらしい。(私は初心者なので、よくわからないのだが。)

そういうこともあってか、人が多く登っているようで、いたるところにフィックスロープが見られた。


境谷



一応登れる滝も出てくる。今合宿二回目のトップをまかされる。



水量が非常に多く、腰まで水につかる機会が多い


しばらく進んでから、昨日の疲れが残っていたようで、撤退することにした。沢を下り、沢靴を脱ぐとヒルに4カ所ほどかまれていた。靴下をはいてなかったせいだろうか?足首から血が止めどなく流れ、非常にグロテスク。今度来るときはヒル対策をしていかなければならないだろう。

今回、本格的な沢に初挑戦し、楽しかった。今度は部のみんなとも一緒にいきたいですね!沢は良いですよ!



最後に、大先生、楽しい沢に連れて行ってくださり、ありがとうございました。来年も機会があれば、よろしくお願いします。



沢登り:山之口谷

2013年09月13日 | 夏合宿
市房山の谷、山之口谷と境谷で大先生と一緒に2泊3日で沢登りをしてきました。初日に市房山の周辺の道路脇にてテントをはり、明日に備えた。


テント地


翌日に登ったのは山之口谷。山之口谷は小滝や大滝が連続する沢で、非常に登攀的な滝でした。

朝6時に出発。橋を超えた先にある民家の隣から山に入り、沢に取り付く。この日の沢は水流が多いようで、トポに書いてある伏流は確認できなかった。そのせいで、歩き始めてすぐは、「ここは山之口なのか?」と不安になりながらも進んだ。


沢に入渓する



山之口谷は川幅は狭いが谷が深い


しばらくすると、滝がでてきた。沢登り初心者の私にとっては、初めての滝の登攀。流石にトップでは登れないので、先生にお任せした。


ザイルを出し、滝を登る


不安になりながら進むと、80mの大滝が!これは山之口のシンボル。自分たちが山之口を登っていると確信が持てた。もちろん登らず、高巻きする。トポでは左岸を巻くと書いてあったが、登りやすそうな右岸を巻いた。


80mの大滝



その後も滝が連続して出てくる。



落ちそうにないとこは行動時間のことも考え、ノーザイルで


しばらくすると、沢が涸れ、普通の谷になった。トポでは1550mまでつめるようだが。1400mくらいでトラバースした。道が分からなくなり、薮も漕いだが、運良く下山路にたどり着き下山。

下山は楽だろうと思ったが、下山路を途中から外れてしまい、急勾配の道を下ることに。これが結構きつかった。やっとの思いで林を抜け、道路へ。既に16時を過ぎていた。