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九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

冬の大山を楽しむ

2025年04月09日 | 春合宿

人生初の雪山。山岳部に入らないと体験できないような経験が今待ち受けているのだ!どうも。増崎です。この度は残雪期の伯耆大山に登ってきました。大山は伯耆富士という名もあるらしく、その名の通り国道9号線から見た大山は富士山かと思うほどの雄大さと存在感を放っていました(富士が富士山の意なのかは知らない)。写真を撮りたかったのですが、すっかり忘れてしまいました。

 

前日に大山ナショナルパークセンター横の駐車場に到着し、その日は車中泊。2月末と言えども、標高が高く、夜中はとても寒かったです。寒すぎて足は常に動かしてました。さらに一緒に後部側で寝ていた森が私のテリトリーに侵入しスペースが狭くなりより苦しい。この時間が一番辛かった。ちなみにセンターの中にトイレがあって、感動するくらい暖かく綺麗でした。

5時ごろに駐車場を出発し、夏山登山道から入山していきます。歩荷量が軽いおかげかとても快適に登山していきます。7時ごろに五合目到着、もうだいぶ日が差して弥山山頂が見えます。 

その後六合目避難小屋につき、理由は忘れてしまったけれど、そこにある程度の荷物をデポして山頂に向かいます。

森林限界を越えると風が一気に強くなったけど、それ以外は特に何もなく8:20山頂到着!

その後は6合目をちょっと下ったところの分岐から宝珠山へ行き一日目山行終了。谷に下る道は足が引っかかりまくりトレースを滑り台のように下って行っちゃいました、後続の人には申し訳ないですが、とても爽快。後からあの道を通った人たちはツルツル具合に驚くこと間違いなし。宝珠山についてからは雪洞を掘ったり、整地してテントを立てたり、冬山のテント生活を学びました。雪洞掘りは秘密基地を作ってる感じで楽しかった。

 

二日目は6時半発。トレースをつけに三鈷峰へ向かいます。先頭を変えながらラッセルをしました。やる前は雪を踏んづけるだけでしょと思っていたのですが、やってみると全然きつい。やり始めて3分でもう代わってほしくてしょうがなかったです。中宝珠越を通過したあたりから若干雨がふり、ホワイトアウトもしていたので三鈷峰トラバース前でその日は引き返しました。

その後は雪訓をして時間を潰し、二日目終了。

[テントの中の様子。ペミカンの青椒肉絲とともに。]

 

三日目は4時半に出発。前日にトレースをつけたおかげでとても楽。4時間かけた道を1時間半でトラバースまで来れました。前日と打って変わり快晴で米子市が一望できます。

 

いざ三鈷峰に向けてトラバースをしていきます。滑ったらどうなるのかなと考えスリルを感じながら歩みを進めていきます。

 

森と木下がぐんぐん進んでいき無事ユートピア避難小屋に到着。ちょうど日が登っていい感じの写真が撮れました。

小屋の反対側に三鈷峰が見えます。気を抜かずに慎重に登っていき、三鈷峰到着。

この写真の後ろは縦走禁止になっているのだけれど、この景色を見て山ジャンキーたちは行こうぜとテンション爆あがり。お前たちは何を言っているんだ。

 

目的を達成し、あとは帰るだけだ!やった〜。

そのうち雪崩の発生源になりそうなひび。

 

宝珠山のテントを撤収し、完全にやり切ったムード、みんな雪を楽しみながら下山していきます。

躍動感ある写真だけど、意外と転がれなくて普通に歩いて下山してました。

 

ふもとの大山寺でお参りもしていきます。あとは一般の人も通る道を通って、駐車場に到着、運転手に感謝しながら6時間かけて福岡に帰りました。



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