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中華製 真空管 アンプ Yaqin 雅琴 MS-12B SiC-SBD シリコンカーバイト

2022年08月15日 | 真空管アンプ

先頃 中華製 球アンプ Reisong A10 にて電源部の整流ダイオードを普及型シリコンダイオードから お気に入りのSiC-SBDシリコンカーバイドショットキーバリアダイオードに換装しました。

コレにより画期的な音質改善が得られた(個人的な好みなので万人受けするとは限りませんが、、)わけで、こうなると一通りの改造は完了した と考えているイコライザーアンプ雅琴 MS-12B も同様に電源部のパーツ換装を試すことにしました。

 

◎ 数年前に初めてSiC-SBDを試した頃は 扱っているパーツ屋も少なく価格も高かったわけですが、最近ではヤフオクにても お手頃価格で出品している業者さんもあり随分と入手しやすくなりましたネ~

やや久し振りになりますが、GND線を数か所も半田付けを外して基板を取外しましたわ

 

 ◎  コチラ側の端っこが 電源部になっております。

左側が全体の電源回路で、右側が真空管へのヒーター電源になっております。ヒーター電源は三端子レギュレーターも入っているので今回はそのままにしておきます。

で、計画としては整流回路のダイオードと併せて中央に3本立ち並んでいるコンデンサーも換装してやろうと考えておりました

なのですが、、、 実際に入手したコンデンサーを並べて比較したところ、上記写真の青矢印の如く却って見栄えがキャシャになってしまう感じなのでコンデンサーはこのままにする事にしました 回路図では150μになっているのですが実機には180μが付いておりました

 ◎  実際に交換するのがコチラ 白矢印の丸い小さいパーツ

この1つの小さいパーツを、それよりも大きい四角いパーツ 4個換装するわけですから 普通に考えりゃ  異 常 です!!

この基板は部品の密度が低く周囲に余白が多いですから、こんな無茶も容易に出来てしまいます。無理すりゃあ基板の表面(パーツ面ですかネ)に4個並べる事も出来るでしょうが、面倒な工作はしたくないので 表に2個、裏面(ハンダ面)に2個としました。

 ◎ 表面の2個の様子

 ◎ 裏面の2個の様子

 ◎ 見づらいですが4個の SiC-SBD 群 です

 

当初計画していたコンデンンサーの換装を中止したので、作業はあっさり簡単に完了

さて 毎回 ドキドキする工作完了後の電源投入ですが、、、

ダイオードの方向は間違っていないし、万一突入電流で破壊しても元に戻せばOK という事で不安なく電源SWをON   球にヒーターが点火しているしトランスも熱くなってもいないので大丈夫でしょ~

肝心サウンドチェックですが

 正に    成  功 !!

これ程 明解に音質の変化が現れるとは驚きです

MCカートリッジならいざ知らず、MMカートリッジにて ましてや普及型の廉価版MMカートリッジで、明確にサウンドステージ内に楽器の定位が得られるとは ビックリです!!

併せて、廉価版の球アンプでの ”もっさり感” と云いましょうか、全体的にスッキリしない感じが 一気に吹っ切れて 各楽器がクッキリ分離して聴こえます!!

  コレは嬉しい改善効果ですわ~  

ただし 本来の球アンプのサウンドに慣れ親しんだ方々からすると邪道という判断も有るかも知れませんねぇ 妙に半導体アンプのスピード感が出てしまっているという感じかも??

趣味のオーディオでは、他の方からどのような評価を受けようと あくまで個人の好みが全てでありますので、今後とも自分好みのサウンドを追い求めてゆきたいと思います

イヤ~ しかし 今回のダイオード換装は久々の 大・大ヒットでした!!