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Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その7

2022年06月30日 | 真空管アンプ

少しずつ本格稼働に向かいつつある 雅琴 アンプですが、、、

ようやく最大の課題である イコライザ補正の本質部分に迫ろう  という事で、その回路を構成するコンデンサ抵抗キッチリ数値のモノに換えようという計画

半導体アンプに使用するパーツならば、これまでの経験にて凡その入手ルートは確保しているのですが、こと真空管球アンプのパーツとなりますとかなり厄介になります。

結局は世の中、需要と供給の関係で成り立っているわけで、極めてニッチな世界である球アンプのパーツ 更に コダワリのパーツともなると圧倒的に需要が少なく、供給も薄くなり  適切価格での入手がなかなかムツカシイわけです。

◎ そんな中ネットで探しまくり、ようやくコダワリのパーツを入手できましたわ~

コンデンサには、その製品により静電容量の誤差範囲が決まっております。今回の改造ではイコライザ補正に使用するには極めて誤差の少ない ±1% すなわち許容誤差ランク=Fクラス が求められております。 一般的な回路で使用しているコンデンサは±5%とか±10% で、だいたい合ってりゃ問題ない  といった認識の部品なのですが、、

アチコチ探して、ようやく入手できた 200pF8200pFクラス コンデンサです!! 上が材料に天然鉱石=雲母ウンモを使用したマイカコンで、下がフィルムコンながら クラスの8200pFです(上下2種類で、下は残念ながら±2%でした)

コンデンサは誤差の小さい 精密なモノが少ないのに対して、抵抗は非常に精密なモノも多いので助かります。ただし改造マニュアルにて要求される”抵抗値”が日本国内で一般的に流通しているモノとは少し異なるので なかなか ピッタリ が見当たりません。 たまたま上記のコンデンサを販売する業者さんの抵抗ラインナップに ドンピシャ がありましたので併せて入手したというしだい

本当ならば、もう一種類の抵抗39.2kΩもあれば良かったのですが見つかりませんでした~ 残念

 

◎ 念願のパーツが入手できたところで、早速パーツ交換作業

マズは LF EQ (マニュアルに左記の表示があったので恐らくは1kHz以下の補正回路)の部分の換装から  

     比較しやすい様にビフォーアフターですわ

◆ Before

◆ After

 

お次は HF EQ(同様に恐らくは1kHz以上の補正)の部分の換装

◆ Before

◆ After

とにかく既に改造しているうえに更に無理矢理の改造をするわけですから、かなり困難を極めた作業でした   もう、そろそろ中華製基板の限界かもネ・・・

で、で、果たして、、

苦労して入手した精密級パーツの効果は如何に!!

コレは、恐らくは、完全プラシーボ効果!!? なんじゃないかと思われますが、、、

もの凄くスッキリ 伸びやかなサウンドに成りました~

換装する前は、過去のブログに記載した通り なんか歪っぽい印象のあるサウンドでしたが、その歪っぽさが解消したわけです(あくまで苦労を重ねて作業した挙句の個人的感想です)

イヤハヤ こうなると、なお一層 、シングル球アンプとの組み合わせ期待が高まりますわ~

もはや完全にドロ沼に ドップリと浸かりきりです!!  いと 楽し


Reisong A-10 中華製真空管パワーアンプ EL-34シングル UL接続 その1

2022年06月19日 | 真空管アンプ

これまで数か月にも渡って改造を進めてきた Yaqin MS-12B 雅琴 イコライザーアンプですが、そろそろ完成も近付いてきたなぁ~ 感 があります。

これまでの真空管アンプに関する学習と経験から、どうしても球パワーアンプ(マニアは真空管を略して ”” と呼ぶようです)も試してみたくなりました!!

球パワーアンプ と云えば、まず最初に思い浮かべるのは KT88 の独特の形状(ダルマ球)ではないでしょうか

   〇   カ   ッ   チ   ョ   イ  ~

このKT88が複数本も立ち並ぶ壮観なアンプに憧れるオーディオマニアは沢山いらっしゃると思います。私も当然ながら その一人です。

なので当初は KT88プッシュプル=PP接続  すなわち ダルマ球の KT884本立ち並ぶアンプを選択することを検討しました。

幸いなことに中華製ならば KT88 PP接続で20~30Wクラスの大出力真空管パワーアンプが購入可能な範囲の価格帯にあるのでいくつか物色しておりました。

 

 

なのですが、、 冷静になってじっくり考えると、、、 PP(プッシュプル)接続すなわち 音声信号の+側と-側を、別々の真空管で増幅し最後に+側と-側をくっつけて音声信号としスピーカーを鳴らす というのでは、よっぽど正確に+側と-側をキッチリ制御(増幅)し再び正確に合致させなければキレイなサウンドは得られない(中華製品の設計およびパーツ信頼性の低さ) だろうという考えに至りました。

ならば、この際、 最も単純な回路構成で部品点数も少ない シングルアンプ(1本の真空管で-側から+側まで全部一括増幅) にしようと選択肢を切り替えることに!!

更に このシングルアンプにしても、勿論のこと KT88を使ったシングルアンプもあるわけですなんですが、、 その他にも人気のある””として 300B とか 2A3 なんか採用のシングルアンプもあります。

 

でも、ココはひとつ 実力はありつつも、その地味な外観から 今一つ 人気の薄い ELー34 という球のシングルアンプを選択

〇 それは極めて単純な理由でして、KT88や300B、2A3といったカッコイイ 人気のある球は値段が高いEL-34は少し安いからです。 球アンプは、聴く音楽ジャンルにより球を差し替えたり、ビンテージ球を楽しんだりと、真空管だけを交換して楽しむ = 球ころがし という お遊び もあったりして、その際に人気薄の球の方が入手しやすいわけ だからです。

上記写真が  中華製真空管パワーアンプ Reisong A-10 EL-34 シングル UL接続 です 真ん中に一本だけ、カッコイイ 球 が有りますが、単なる電源の整流管です。

 

何しろ中華製ですので電源トランス いささか怪しいわけ?? 

一応は100Vに対応している(110V±10%)との事ですが、先の雅琴 MS-12Bでも電源電圧の重要性(B電圧が上昇しきらないと十分な増幅が得られない)を認識しておりますので 専用の電源を用意しました。

いわゆるアイソレーショントランスです。普通の家庭用コンセントからのAC電源には様々なノイズやらが含まれているらしいので、いったんそれらを絶縁し 少しでもノイズの少ないクリーンな電源にしようとするモノです。

このトランスの二次側出力110Vがあるので、コレをReisong A-10 の専用電源にしてやります。無負荷で118V程もあるので十分過ぎる電圧だろうと思います。

で、

 実は既にコチラのアンプ改造マニュアルを入手しております!!

 

またまた、新たな挑戦と云いますか、お愉しみといいましょうか、、 

   始 ま り で す わ ~


Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その6

2022年06月14日 | 真空管アンプ

今回はレコード再生の 重要課題 の一つである『イコライザー』について、少し深堀りしてみます。

と云うのも前回に紹介した『 真空管 オーディオハンドブック 』大辞典から アレコレと新知識が得られたからです

〇  まだまだ課題は山積ですが、徐々にレコード芸術楽しみ を味わっております。

マニアでなければ意識にする事もないでしょうけれど、レコードは低音を強く高音を弱く(もしかすると逆かも?)音溝に記録されているらしいです。その強弱の度合い(イコライザ・カーブ)が、時代やレコード会社の都合?により複数種類もあり一番多く採用されているのが RIAAカーブ との事です。

コチラが、そのRIAAカーブの特性(低音~高音の強・弱の度合い)になっております。

そもそもレコードには、この様に”いびつなサウンド”にて録音されているわけなんです。

それを元の自然なサウンドに戻す作業が必要であり、その補正を『イコライザ』と称しているわけです。 その補正が正確なほど良好なサウンドが聴けるはずなので、マニアとしては『イコライザ』が重要な課題となるのです。

この様な複雑な補正を正確に行うためには、よっぽど複雑な回路を準備しなければならないだろう  と予測しますが、、 

実際のところは案外と簡単な回路で実現できるみたい(ココが不思議でならないけれど) 

 

 〇 基本的な『イコライザ補正回路がコチラになっております。

低音用と高音用にそれぞれコンデンサと抵抗が1本ずつで完結しておりますネェ~

とするならば、この抵抗やコンデンサは よっぽど優秀なパーツを選ぶ必要がありそうです

 

 〇 コチラが雅琴アンプの増幅回路とイコライザ補正回路です

  

 この中で、イコライザ補正の重要となる部分のみを抜き出してみると、、

 青色囲み部分が、それぞれ低音用の補正と高音用の補正になっておりまして

〇 要するに、ココで使われる抵抗とコンデンサをキッチリ正確な数値の優秀なパーツを使わなければ正しい『イコライザ補正』が得られず、元々の美しいサウンドを聴くことが出来ない というわけです。

で、この大改造のマニュアルにも ココのパーツは高精度のモノを選ぶように指示があるのです!!

  が、

   しかーし、、、

極めて特殊な数値のパーツであり、現在では入手が ム ツ カ シ ィ~

一部の真空管マニア向けに細々とデッドストックパーツを保管している ”こだわりのパーツ屋”さん  ぐらいにしか残ってないみたいですわ~ (あと アキバの若〇通商はこだわり品の在庫あり)

てなわけで、たった数本の抵抗とコンデンサを探し求める日々が続いております

   楽しみ(ドロ沼)はじわじわ

    長~く  続いてくれる よ う で す ヨ ~


Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その5

2022年06月08日 | 真空管アンプ

ようやく、曲がりなりにも、、小音量ながらも、、 なんとか出力まで 辿り着けた 中華製真空管プリアンプでありますが

これまで聴いてきた半導体アンプとは、まるで異なる ”生々しいサウンド” に改めて驚かされ、レコード再生に対する認識を新たにしているところです。

と、ココで フト思い付いた事がありまして、、 イコライザー補正が整うと 素晴らしいサウンドが再生されるものの 現状のシステムでは まだ完成の域には到達しておりません

それはレコード盤そのものの質が悪いのか、レコード針&カートリッジの品質なのか 或いは微調整なのか、はたまたアンプの品質なのか、どこに原因があるのか判りませんが、どうしても歪っぽさが消せません。なので、その原因究明も込めて カートリッジを交換してみることにしました。

交換するといっても手持ちには唯一 audio-Technica AT-33 しかありません

で、コチラはMCタイプ(出力が極めて小さい)なので仕方なくヘッドアンプを使いました

 〇  久し振りのMCカートリッジに 期待は高まりましたが、、

   アリャ

        ま ぁ ~

なんということでしょ~ すっかり普通の音に戻ってしまいましたわ ガックリ

レコード特有の ”生々しいサウンド” はすっかり影を消し、これまで聴いてきた普通のサウンドになってしまいました。

イヤハヤ、矢張り  MMカートリッジ真空管プリ(イコライザー)アンプ でなければ  ”生々しいサウンドは得られないという事でしょうか・・・     

    今 の 所    何 と も 言 え ま せ ん が ? ? ?

 

てなわけで 真空管アンプについて もう少し理解を深めるべく、図書館から参考書を借りてきましたよ

 〇 実に立派な分厚い大辞典?でありまして、

       中には 有名な名機 の解説もありましたよ~

MARANZ社の マランツ7は真空管プリアンプの代名詞とも云われる位に有名なアンプですが、確かにその名に恥じないような物凄いトーンコントロール回路が組み込まれていたわけですわ・・  ビックリです 

結局のところ、いわゆる増幅回路の基本になっているわけなので 真空管アンプを理解する事は その後の半導体による増幅回路も凡そ理解が進むのだろうと思います。が、しかし、、理論・理屈となると中々にムツカシイわけです

 

 別件として、

オーディオの大先輩からレコード再生に関するアドバイスとして 45回転のEP盤は高域の伸びが素晴らしい と伺ったことがあります。

 〇 半信半疑ながらもヤフオクなどで中古EP盤を入手しておりました(入手後は長年放置のまま)

  〇 同年配から諸先輩方にはお馴染み?の女性歌手でしょうかネェ~

しかし以前は半導体アンプに内蔵された(残念ながら おまけ程度のイコライザー)にて聴いておりましたので まったくそのサウンドには魅力を感じませんでした

      ジャケット写真が時代を感じさせますナァ・・・  

ところが今回 中華製真空管プリアンプ  雅琴  を通して聴くサウンドは、かなり ”生々しい” 女性歌手の声が聴こえてきます。 なんですが、いくつか問題点もありまして ① 全体にハイ上り傾向 ② 声が歪っぽい 等々   

先にも書きましたが、これらの原因レコードにあるのか、カートリッジなのかアンプなのか、、 なかなか判りません 

この原因究明がムツカシイのもアナログの楽しみ(?)の一つとも云えましょうか~ とにかく奥が深い世界です!!


Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その4

2022年05月31日 | 真空管アンプ

長きに渡り 大いに悩まされてきましたが、、、

ようやく 中華製真空管プリアンプ 雅琴(ヤーキン) MS-12B に目処がついてきました~

  ◎  日本製品では考えられないような奇抜な外観ですわ

何しろ 普通の国産アンプならば入力部も出力部も後面にあるところ、コチラの 雅琴 MS-12B はフォノ入力部が正面にあるので、とてつもなく使い勝手が悪いわけです。

今回の 大改造 では回路を改造した後のテスターチェックで2箇所 どうしても規定値と外れてしまう問題と、真空管4本のうち2本のヒーターが灯らない 問題が課題として残っておりました。

その内 ヒーター問題は、ヒーター電源のラインがつながっていなかったわけでチョチョイとジャンパー線を飛ばして完了

 

  そんな、かんなで、、 ようやく動作できるまでに辿り着きました~

が、しかーし

世の中 そう簡単には うまいこと いきませんでしたわ~

  一応は音は出力されてはいるのですが、、、

          とにかく極端に音が小さい!!

ならば出力部の分圧抵抗を変更すれば大きくできるだろうと、上記写真の黄色囲み部分の抵抗をアレコレと交換してみたのですが一向に思うようにはなりません。

 

じゃあ、真空管そのもののゲインを上げられないかと回路図から検討することに

基本的には単純な増幅回路なのですが真空管アンプは初めてでもあり、そう簡単ではありませんわ~

果たして正しいのかどうか判らない?ものの黄色丸の抵抗を(1.2kΩから0.9kΩに)変更してみました。

 

上記回路図の黄色矢印の抵抗を変更し、更には青色?の部分をショートしました。コチラは英文マニュアルには何ゆえコンデンサーをオープンにしているのか?の説明がされておらず(単に英文を読み切れていないだけかも)、ほとんどのアンプ回路にてはコンデンサーが入れてあるので 思い切って繋いでやりました。

あと、テスターチェックでどうしても規定の抵抗値が得られなかった原因は、赤矢印の入力切替用リレーの端子にて、微妙に容量性?漏れがあるようでした~ 

 ココまで苦労を重ねてきて、

   音は小さいものの

    極めて良質な

       アナログサウンドが

         聴けるようになりました~

アッ あと  ついでながら、電源電圧を110Vにしてやりました。コチラは元々中華製アンプなので基本の電源電圧が110V仕様ですし、真空管アンプの利得はプレート電圧も重要なファクターなので 少しでもトランスの二次側電圧が上がり出力が増えたらばウレシイなぁ と考えた苦肉の策ですわ

 

アレコレ 考えられる対策を施し、プリアンプもパワーアンプもVRを1時、2時まで上げて ようやく小さい音が聴こえる程度ですが、、、

が、しかし、、、

これまで聴いてきたレコードとは、何だったのか 

と感じる程の 極上のアナログサウンドです!!

CDとかハイレゾとかのデジタルとは全く別のサウンドなのです。

言葉で表現するのがムツカシイですが、、、 デジタル系のサウンドと レコード・アナログ系のサウンドとは  全く別の音源(出る音の仕組みが異なる感じ)であること を再認識しました。

 

 ◎ こうなると手持ちのレコードを次から次に試したくなるわけで、、、

弦楽四重奏とか、

入手したものの数秒しか聴いてなかったチック・コリアとか

デジタルとは まるで異なるサウンドに  

        完全にメロメロですわ~

 

  ◎  そんなわけで、レコード再生における フォノイコライザー の重要性がハッキリしました!!

レコード会社によって、場合によってはプレスにより、イコライザー曲線が微妙に異なっていたりして、それを正しく補正しなければ本来のサウンドが得られない    

また イコライザー補正がうまくできた際には、それこそ極上の生々しいサウンドが得られる  わけです。

なのでレコードマニアの方々は、その極上サウンドを求めて  正しいイコライザ補正を求めて アレコレ苦心される  のですねぇ~

レコードと真空管との組合せはバッチリだし、そのうえ McIntoshプリアンプに付いている『5バンドイコライザー』の存在意義が明確に判りましたわ~ 本来のイコライザー補正ではないもの簡易的にはかなりの補正が効きます!!

イヤハヤ、レコード芸術というか、アナログの世界は奥が深そうです 

まるで底なし沼  そのものか・・・

  恐  ろ  し  や  ~


Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その3

2022年05月23日 | 真空管アンプ

基板改造後のテスターチェックにて、2ヵ所だけ どうしてもマニュアル通りの抵抗値が得られず 何度も繰り返しパーツと配線等をチェックしましたが、、

やはり回路図との間違いは見当たりませんでした。

 

信号経路としては間違いは無い (?) はずなので、思い切って組み上げる事にしました~

音声信号がモロに通過する出力コンデンサーは、サウンドに与える影響が絶大だろうと見越してお気に入りの PARC社のフィルムコンデンサー(赤矢印の大きい黄色の立方体)を付けております。(後ほどコチラが大問題!となります)

 

◎ 前にも紹介した通り、基板の上は大混乱状態でありまして 、、、

ジャンパー線が飛びまくり、抵抗は二段並列は当たり前、中には抵抗3本直列なんて箇所もあり 高音質とは およそ縁遠い といった風情でございます。

 

◎ とは言え、とにかく一度 組み上げてしまうことを優先し 基板を本体に戻そうとしたところ

写真からは判りにくいですが、最初に紹介した  お気に入りの ” PARC社 の 黄色い大きなフィルムコンデンサー ”  が 邪魔になって、基板がシャーシーから浮き上がって取り付けできない状況ですわ~

それでまた基板を取外し、普段からお得意の デカイ コンデンサーの基板裏面への移動作業を行いました  ホットメルトで仮固定まで施しました~

 

◎ 再びシャーシー内に納めると、ほぼギリギリで裏板も取り付けられる感じです

 

 ◎ さ~て、これで ようやく、電源を投入できるぞ と

電源投入後のイッパツ昇天だけは避けたい  と思いまして、AC入力両端のショートのチェックだけはOKだったのですが、、、

手前側の真空管12AX7は2本ともヒーターが灯って温かくなるのに、奥側の2本 =12AU7はヒーターが灯りません!!

    ウ~ム まだダメか・・・

が、しかし、 爆発もしなかったし、入力切替のリレー回路も正常動作している様子なので、コレはそれ程ムツカシイ状況ではない みたい  との 素人の勝手な推測

それに、テスターチェックで正常な抵抗値が出なかった箇所も なんとなく真空管の電源に関する回路に絡んでいる様にも思えたので、もう一度じっくりと回路を確認すれば 何とかなる!! という気がしてまいりましたヨ~  

  きっと夜明けは近い!!


Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その2

2022年05月15日 | 真空管アンプ

初めての真空管アンプの大改造に 思いっ切り  てこずっております!!

ネット検索からの情報で、中華製真空管アンプの大改造に取り掛かったものの

  只今 大ピンチに陥っております~

欧米のオーディオマニア?の方により懇切丁寧に書かれた改造マニュアル『Putting 'LIFE' into the Yaqin MS-12B 』に従って改造を進めているのですが、、 如何せん  全て英文ですから 詳細部分(そこが肝心なところ)が正しく読み取れていない可能性もあり 作業が中断しております。

 

そもそも、元の中国メーカー(雅琴ですかねぇ?)が作った回路から  恐らくは工夫を凝らした部分を削ぎ落し 極めてシンプルにしようとするのが、この大改造マニュアルの基本だと考えております。

あくまで真空管アンプ初心者の憶測ですからアテにはなりませんが、恐らくはそんなところだと思います。イコライザー部も増幅部も基本回路に徹して、更に電源部の安定を目論んでいるのだと思います。

 

 ★ 下記のリストが交換に必要なパーツリスト

これまで使ってきたオペアンプとかの半導体アンプのパーツとは随分と様子が異なり、抵抗の耐圧も大きくなり また指定値も微妙な値が多くパーツの入手にも一苦労いたしました。

 

★ 70数ページにも及ぶ マニュアルなのです~

交換すべきパーツのリスト、基板に施すパターンカットやスルーホール増設など事細かに解説してあるものの、ネイティブならでは言い回しみたいな表現もあり 肝心なところが掴み切れない感じがあります!!

 

★ ようやく一通りの作業が終わったところ

とにかく時間を掛けて、間違いの無いように、じっくりと丹念に改造作業を実施してきたのですが、、、

◎ 改造作業を終えた後のテスターチェックで滞っております

マニュアルには30ヵ所以上にも及ぶチェックポイントが記載されておりテスターチェックしたところ、次から次にマニュアルとは異なった抵抗値を示してくれました。

一つ一つ回路図と基板パターンを見比べ、間違いヵ所を見つけ出し修正していきまして、、

   あと2ヵ所

     あと2ヵ所だけ、どうしても正しい抵抗値になりませぬ~

何度も繰り返し 回路図と基板を見比べ 間違いを探しているのですが、未だに間違いが発見できません

ここまで来たら、慌てず、じっくりと、真空管回路の学習も兼ねて 取り組んでゆきたいと思います~

    ト  ホ  ホ  ・ ・ ・


Yaqin MS-12B 中華製真空管プリアンプ 雅琴 大改造 その1

2022年05月02日 | 真空管アンプ

このところのアナログ気運の盛り上がりにて、長年放置していた中華製プリアンプを動かし始めております。

コチラはプリアンプというよりは、フォノイコライザーアンプという位置づけなのかも?

実に不思議なデザインになっておりまして、メーカー名やモデル名が明記された正面(なのかなぁ?)フォノ入力アース端子があります。

裏側と考えられる面に、AC電源の入力やCD入力と出力端子がある、という変則的な構成になっているので非常に使い勝手の悪いアンプです。

既に内部基板が外されているので、丸い穴が目立ちますが改造が完了すれば その部分に真空管やコンデンンサーが取付く予定

これまではメーカー製のアンプやプレーヤを改造すると云っても、回路はそのままで抵抗なりコンデンサーなどを自分の好みのパーツに換装するというのがメインでした。ところが今回は、たまたまネット検索で見つけた 大改造=回路そのものを変えてしまう を実行しようとする 危険極まりない暴挙なのです。

何故 いきなり真空管アンプの大改造に挑戦するかと云いますと、、

当機の情報が何かないだろうか と Yaqin  MS-12B にてアレコレ検索していたら、 [ Putting LIFE into the Yaqin MS-12B ] (= MS-12Bに生命を吹き込む!!)という刺激的なタイトルの Les Carpenter 氏が紹介する75ページにも及ぶ大改造マニュアルに巡り合ってしまった からなのですわ~

当初は、改造作業が難しそうでかなり複雑な内容なのでチョットハードルが高いなぁ と諦めかけましたが 時間をかけてマニュアルを読み込んでゆくと案外出来そうな気に成ってきたのでトライすることにしました。

しかし一旦完成している基板の回路を換えるという作業は相当に面倒臭いのは間違いないです!!

コチラがメイン基板で、既に回路を換える部分のパーツをほとんど取り除いております。

 ◎ 下が取り外したパーツになります。

モノが良いのか悪いのか判りませんが、左側に並んでいる青い四角の部品はフィルムコンデンサーでありまして、私が好んで使っております PARC Audio のフィルムコンデンサーに酷似した形状・サイズなのでひょっとすると高音質なのかも?

◎パーツを取り除いたあとは回路変更の大作業です

  ★ここで百均工具が大活躍してくれました!!

パターンをカットしたり、ジャンパー線を飛ばしたり するのですが、それに併せて新たなパーツを取付けるために基板に穴を開けなければなりません。直径1mm位の穴を開けるのに手頃なハンドドリルはないものかと検索すると百均でピンバイスなるドリルを発見

     ★ これは便利ですネェ~ 

ダイソーでは1mmと1.5mmの二本組、セリアでは1.2mmの一本モノを入手。 やはりダイソーの二本組よりセリアの一本モノの方が切れ味が良い感じでした。

真空管アンプなので回路自体はそれほど難しくはないのですが、求められる抵抗やコンデンサーの数値が微妙なモノが多く、それらの数値を得るために並列合成したり直列合成したりと かなり手間取っております~

真空管の周囲には、これでもか! と云わんばかりにパーツが乱立し、これでは高音質は望めないだろうなぁ・・・

求められる抵抗値を実現するため  ナント3本の抵抗を直列合成したり  とか 無 茶 苦 茶 ですわ

一旦入手したパーツがどうにも気に入らなくて、また別の業者から取り寄せたりと中々完成が近付いてくれません

 

果たして作業が完了し、無事に音出しができるのか? 

全くの未知数ながら、ともかく大改造作業を続けております~


中華製 真空管プリアンプ MS-12B

2012年08月07日 | 真空管アンプ

つい先日 とつぜんに 『MS-12B』 という型番が描かれた真空管式のアンプが拙院に運び込まれてきました。

これまでに一度も見た事もない器材なので、用途さえ判らないありさまです。

Photo_2

フォノ入力とCD入力があることから、恐らくはプリアンプなのでしょう ・ ・ ・ 

  で、試しに 『MS-12B』にてネット検索してみると、、、

思ったとおりオーソドックスな球(12AX7)を使用したプリアンプでした。すこし前に輸入代理店が発売した中華製の真空管プリアンプということが判りました。

しかし独特なフォルムといいましょうか、妙な位置にボリュームが付いていますよ!

Photo

 ■ なんで正面にしなかったのでしょうネェ??

おまけに正面にフォノ入力端子があり、出力端子とCD入力端子は後面板という、かなり変則的な配置になっております。

で期待したフォノ入力は、なんと MMカートリッジ のみ対応という いささか ガ ッ ク リ くるような回路構成でした。

Photo_6

はたして どのようなサウンドを聴かせてくれるのでしょうか?

これを動作させるにはアレコレ器材を移動させたり、カートリッジをMMに交換したりと多少面倒を伴うので、連日の暑さも手伝ってますます試聴には時間がかかりそうな雰囲気であります。

Photo_3

ただし、 ト ラ ン ス の 大 き さ からは ちょっと期待できるかも?? という気配が漂ってきております~