これまで数か月にも渡って改造を進めてきた Yaqin MS-12B 雅琴 イコライザーアンプですが、そろそろ完成も近付いてきたなぁ~ 感 があります。
これまでの真空管アンプに関する学習と経験から、どうしても球パワーアンプ(マニアは真空管を略して ”球” と呼ぶようです)も試してみたくなりました!!
球パワーアンプ と云えば、まず最初に思い浮かべるのは KT88 の独特の形状(ダルマ球)ではないでしょうか
〇 カ ッ チ ョ イ ~
このKT88が複数本も立ち並ぶ壮観なアンプに憧れるオーディオマニアは沢山いらっしゃると思います。私も当然ながら その一人です。
なので当初は KT88 をプッシュプル=PP接続 すなわち ダルマ球の KT88 が4本立ち並ぶアンプを選択することを検討しました。
幸いなことに中華製ならば KT88 PP接続で20~30Wクラスの大出力真空管パワーアンプが購入可能な範囲の価格帯にあるのでいくつか物色しておりました。
なのですが、、 冷静になってじっくり考えると、、、 PP(プッシュプル)接続すなわち 音声信号の+側と-側を、別々の真空管で増幅し最後に+側と-側をくっつけて音声信号としスピーカーを鳴らす というのでは、よっぽど正確に+側と-側をキッチリ制御(増幅)し再び正確に合致させなければキレイなサウンドは得られない(中華製品の設計およびパーツ信頼性の低さ) だろうという考えに至りました。
ならば、この際、 最も単純な回路構成で部品点数も少ない シングルアンプ(1本の真空管で-側から+側まで全部一括増幅) にしようと選択肢を切り替えることに!!
更に このシングルアンプにしても、勿論のこと KT88を使ったシングルアンプもあるわけですなんですが、、 その他にも人気のある”球”として 300B とか 2A3 なんか採用のシングルアンプもあります。
でも、ココはひとつ 実力はありつつも、その地味な外観から 今一つ 人気の薄い ELー34 という球のシングルアンプを選択
〇 それは極めて単純な理由でして、KT88や300B、2A3といったカッコイイ 人気のある球は値段が高い 、EL-34は少し安いからです。 球アンプは、聴く音楽ジャンルにより球を差し替えたり、ビンテージ球を楽しんだりと、真空管だけを交換して楽しむ = 球ころがし という お遊び もあったりして、その際に人気薄の球の方が入手しやすいわけ だからです。
上記写真が 中華製真空管パワーアンプ Reisong A-10 EL-34 シングル UL接続 です 真ん中に一本だけ、カッコイイ 球 が有りますが、単なる電源の整流管です。
何しろ中華製ですので電源トランスが いささか怪しいわけ??
一応は100Vに対応している(110V±10%)との事ですが、先の雅琴 MS-12Bでも電源電圧の重要性(B電圧が上昇しきらないと十分な増幅が得られない)を認識しておりますので 専用の電源を用意しました。
いわゆるアイソレーショントランスです。普通の家庭用コンセントからのAC電源には様々なノイズやらが含まれているらしいので、いったんそれらを絶縁し 少しでもノイズの少ないクリーンな電源にしようとするモノです。
このトランスの二次側出力に110Vがあるので、コレをReisong A-10 の専用電源にしてやります。無負荷で118V程もあるので十分過ぎる電圧だろうと思います。
で、
〇 実は既にコチラのアンプの改造マニュアルを入手しております!!
またまた、新たな挑戦と云いますか、お愉しみといいましょうか、、
始 ま り で す わ ~
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