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真夏に聴く エキゾチックサウンド LES BAXTER レス・バクスター いしだあゆみ

2024年08月03日 | 音楽

いやはや毎日とんでもない暑さが続きますネェ、、

皆様 ご無事に、健康に、お過ごしでいらっしゃまいしょうかぁ~

間も無く 前期高齢者のお仲間入りする身には ひと際 厳しい日々なのでございます

マァ、そんな折りですが 少しでも涼しげな音楽でも聴いてリラックスしようではありませんか

ちょうど一年前の去年の夏には南米キューバのボレロをかなり掘り下げて聴いたわけですが、今年は若干趣向を代えましてエキゾチックサウンドを愉しんでおります。

エキゾチックサウンドとは 何ぞや? と云われましても明確に説明できるわけでもなく、ただ何となく熱帯ジャングルを思わせるマーティン・デニーの『QUIET VILLAGE=クヮイエットビレッジ』なんかに始まる、南国の熱帯雨林を感じさせるようなサウンド(鳥の鳴き声とかが聞こえる)を総称しているものだと思われます。恐らく マーティンデニーは過去に取り上げたような気がするので 今回は レスバクスターを取り上げてみます。

  コチラが LES BAXTER レスバクスター の SPACE ESCAPADE アルバム

前々から欲しかったのですが中々 手の届く価格のモノが見当たらず、最近になって ようやく入手できたわけです。そりゃ勿論のことアナログ盤レコードならば最高なんですが、そうなるといつまで経っても入手がムツカシイでしょうから 取り敢えず CD で妥協したわけです。レスバクスターも結構多作でありまして、このイラストちっくな冗談っぽいジャケットのシリーズだけでも10枚近くあるんじゃないでしょうか・・ その中でもコチラの宇宙服ジャケットのアルバムが、一番ゴージャスで ラウンジ感たっぷり の最高の快適音楽だと感じております。

ご本人が作曲し オーケストラも指揮しているわけなので相当な実力者なのだろうと思われます。とくにコチラのアルバムではストリングスのアレンジもお洒落熱くならない ですから真夏にはピッタリ でしょ~

  宇宙服のジャケットで もう1枚

恐らくは2、3年前だったでしょうか、レスバクスターのディスコグラフィを紐解いたりして 自分にとってのベストアルバムはどれか?を探し求めていた時に、どうやら宇宙服のジャケットのアルバムが一番良いという結果だった記憶があります。そのうっすらした記憶を頼りに最初に辿り着いたのがコチラ!! だったのですが、正確には同じ宇宙服ジャケットでも正解は前述の『SPACE ESCAPADE』であり、コチラはジャケットだけは似ている感じはありますが、中身の楽曲が それほどでもないナァ・・ という感じ

何しろ上記裏ジャケットのライナーノーツの中段下辺りに注意書き(NOTE:~~)にも書いてありますように古いビデオテープから起こした音源だ と云うこともあり音質が良くありません  誠に残念ながら、この音質の良く無さは前述の『SPACE ESCAPADE』でも然りでして、いつの日にかはマスターテープからのオリジナルカットのレコード盤を入手したいと願っておりまする

 

では、レスバクスターの番外編というか エキゾチックサウンド とは思えない1枚

  les baxter  THE PASSIONS  レスバクスター パッションズ 

コレはスゴイ!! もしチャンスがあれば是非とも御一聴されませ~

ひょっとすると以前にも紹介しているかも知れないのですが、2度でも3度でも紹介したいアルバムですわ

ジャケット写真の女性が bas sheva =バス シーバ かどうか判りませんが、とにかく 訳が分からん内容なんです。

コチラも昔のLPレコードを2枚まとめて1枚のCDにしたものなんですが、14~20曲目がパッションズになっております。この内の 15 Ecstacy16 Hate がサイコー!! 元々はNHK-FMの長寿番組である「ゴンチチの世界の快適音楽」という番組で聴いたのが”初”だったのですが、あまりの強烈さに早々にCDを入手した記憶があります。番組のなかでゴンザレス氏かチチ氏かが「何をしてるんやろ?」と云われたのが印象的でした~

今どきは簡単で便利なネット音楽配信があり、信じられない程 豊富な音源が揃えられているので簡単に聴けると思います。昔は演奏者と楽曲名が判ったとしても、CDやレコードを検索したりで スグには聴くことが出来ず余計に想いが高まったものでしたねぇ・・

 

で、ココからは本当に番外編

たまたま同時期に入手できたチョット風変わりな1枚ですわ

  いしだあゆみ  アワーコネクション  with ティンパンアレ

小学校低学年だったと思うのですが、当時(昭和40年代)は娯楽の中心である映画館がアチコチにあって 家の近所にも歩いて行ける映画館があり、おじいちゃんと歩いてクレージキャッツの映画を観に連れて行ってもらったんだと思います。内容は殆ど記憶に無いのですが、唯一 映画の中で いしだあゆみ嬢が 夜の街をダンスチームを引き連れて歌を唄いまくるというシーンを覚えております。数年前に その記憶をもとにネット検索したところ、 確かにクレージキャッツ主演の映画があり、イタリア映画の「黄金の七人」を真似した大規模な銀行強盗のクレージー映画があったわけなのです。本家本元の「黄金の七人」では地下にある銀行の大金庫の壁を破る爆発音を地上の水道工事?の削岩機の激音でカモフラージュしていたのが、クレージキャッツ版では「いしだあゆみ嬢のパレードシーン」を映画撮影する設定で、地上の歌謡曲の大音量で地下の爆発音をカモフラージュするという作戦だったみたいです。

 で、本題はココからなんですが、、

たまたま少し前に、昔(二十歳前後かな?)から何故か記憶に残っている楽曲が どうやら 鈴木茂氏の曲だ という事が判明し 折あるごとに過去の活動の様子なんかをチェックしたりしておりました。それで はっぴいえんど とか ティンパンアレ に繋がっていったわけなんですが、、 その彼らがジャパニーズポップスというかシティポップスを創り出していったのですネェ~

で、今回入手したコチラが、 ティンパンアレ が いしだあゆみ嬢をボーカルに迎えて創ったシティポップスの ”走り” みたいな貴重な1枚 願わくばアナログのレコード盤を入手したかったのですが希少盤ゆえ手の届かない高値で売買されており 止む無くCDを入手

こう云った『力み=りきみ』の無いサラリとした歌唱は最近少なくなりましたねぇ、近年は何故か懸命に力を込めた歌唱が多く 暑苦しさも感じたりしますが、、  

参加しているミュージシャンも大物揃いでありまして、細野晴臣ギターとベース、鈴木茂ギター、林立夫ドラム、矢野顕子・羽田健太郎・岡田徹・佐藤博 キーボード、吉川忠英フォークギター、浜口茂外也パーカッション、山下達郎・吉田美奈子 コーラス  スッゲェ~

おもしろいのは、楽曲も演奏もすっかりシティポップスしてるのに、いしだあゆみ嬢はあくまで歌謡曲路線をつらぬいておりグルーブしないスラ~っとした歌唱に徹しておられます

そして何よりキッチュなのが、このCDラベルですわ!! 昭和歌謡アーカイブスですヨ

もしコチラも配信で試聴できるならば是非一度お試しくださいませ~

 

涼しげな楽曲というよりは、熱くならないラウンジ感と云いますか、、

サラリとしたエキゾチックサウンドで

猛暑を乗り切ろうではありませんか!!