比較的 順調に進展してきたビンテージプレーヤーのメンテナンスですが、、
肝心かなめ の 60Hz用モータープーリー がちっ~とも到着しません!!
ようやく探し当てた米国の業者に発注し、早々にも支払い(円安の最悪タイミングにて)を済ませたのに カレコレ2週間以上は経っているんじゃないでしょうか・・
数年前までの中国業者はヒドかったですが、それに匹敵する位の感じですわ~
その中国は物流システムの一大改革により画期的に早く成り、殆どの荷物が数日内に到着いたします。ところが、一部の米国業者は未だに旧態依然の悲惨な状況が継続しているみたいですなぁ・・
そんな訳ですから、今できる作業をボチボチと進めることにいたします。
コチラのビンテージプレーヤーは 約50年前に製造された工業製品ですから アチコチにボロが出てきておりまして、、
すっかり粘着力も無くなって乾燥したゴム系ボンドがシッカリと貼り付いたターンテーブル ゴムシートは剝れた状態 オーディオ専門家はこの円盤を ”プラッター” などと呼んでいるみたいですネ 要するにレコード盤を載せる円盤
手っ取り早く済ませるなら、この表面に新たなボンドを塗付けてゴムシートを貼り付けてしまえば終了なんですが、、
そこは 、やっぱり、 拘りたい! ワケでして、、
◎ 古くなったボンドを完全に剥がしてから、新たにボンドをキレイに塗りたいわけです
で、たまたま見付けた 『固化した接着剤はがし』なるモノを入手しました。剥離剤という商品ですが コレが相当に強力でありまして、、 それこそ50年以上も経過して完全に硬化してしまっている接着剤が 溶ける、溶ける 面白いほどにボロボロと溶けてくれました きっと多くの人が この感覚は大好きなんじゃないかと思われますヨ~ コレまで剥離剤というモノを使ったことが無かったのですがコチラは画期的でしたわ
硬化した接着剤とかでも コレまでならば 有機溶剤 なんかで強烈なニオイと闘いながら一生懸命に擦ったりしたわけです。が、コチラの剥離剤ならば鼻を突く強烈なニオイもなく 液体を垂らして数分待つだけで、面白いくらいにボロボロと溶けてくれるわけです 愉快 愉快
◎ ほんの数分の作業で ピッカピカ に成りましたわ~
普通ならばコレで、目出度し めでたし~ となるところでしょうが、、
表面がキレイになったところで、このプラッターを持ち上げて 引っくり返したり して眺めている内に、イヤな事に気付いてしましました
と云いますのは、コノ合金製円盤の外周部を指先ではじくと 『チーン』とキレイな澄んだ音がいたします。この時代=1970年代には余り気にされなかったのかも知れませんが、こう云った ”鳴き” とか ”鳴り” という状況は 個人的には好ましくない と考えております。とにかくオーディオ製品はどっしりと重量が重く、指先ではじいてもコツコツと中身の詰まった反響音の無いモノが良いと考えております
従いまして、この『チーン』を何とかせねば と云うことで、次なる一手 を考えました
たまたまプラッターの裏面には、ちょうど頃合いの凹部がありまして、、
◎ そこに何か?を充填してやろう というアイデア
で、見付けたのがコチラの 直径8mmの鉛粒です。昔の映画なんかで ピストルをぶっ放す時に ”鉛玉をブチ込んでやる” みたいに言っていた、その鉛玉そのものでしょう きっと・・ 石材屋さんから出品でれていたのですが、その説明によると 墓石などの高さや水平の微調整用に使用する材料らしく この他に直径6mmや10mmなんかもありスキマに応じてサイズも調整するらしいですわ
さらにコチラは直径13mmの魚釣り用のオモリです 丸形3号という名称で このサイズがプラッターの堀込穴にピッタリでした ラッキー
◎ 直径8mmの鉛玉と直径13mmの釣用オモリを仕込んだプラッター
普通は、こんな 妙な 小細工をする人は そうは居らんでしょうなぁ~
埋め込んだ鉛玉は8mmが156粒、13mmが12粒 これによりプラッターの重量が 2.8Kg から 3.5Kgにアップし 『チーン』という ”鳴き” も ほぼ解消
ここまでくると一日も早くレコードをかけてサウンドチェックを行いたいのですが、如何せん 肝心のモータープーリーが到着しません
配送料に20ドル程も支払ったのにきっと一番安い船便にしたのだろうなぁ・・ たかが10gか20gほどのプーリー1個だけなのに!!
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