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Dual 1219 デュアル 1219 その3

2024年03月29日 | ターンテーブル

普段なら、一旦スタートした記事も 何かしらの理由(お手上げ状態に成ってしまったり?)で 結局 途中 で頓挫 してしまうパターンも多い中

今回の ビンテージプレーヤーの修復作業 は 今の所 比較的 順調に進展しております

その理由としては、世界的に名の通った機種でもあり そのメンテに関する情報もネット上に多く存在し 比較的作業も容易である事が挙げられますネェ~

 本格的にメンテ作業を行うために作業台を作りました、、 

  作業台とは名ばかりで、ただ単に板切れ4枚をネジ止めしただけ

 こうするとプレーヤーを逆さま状態に安定できるのでかなり作業効率が上がります。

今の所 判明している不具合点は、、

1.レコードの内周部までトレースしトーンアームが元の位置に戻ったあと自動停止するべき なのに、何故か停止せず回転したままである

2.回転速度の変更がうまく出来ない アイドラプーリーの位置変更が出来たり出来なかったりする

このうちの1.については 繰り返し、繰り返し、同じ動作を繰り返してみて、とうとう遂に固着箇所を発見しました!! 以前に解説した 中央付近に存在する茶色の大きな歯車が回転して、各種のカムやらギヤーが巧みにアッチコッチに動いて目的を達成するわけなのですが、動かされた後の 戻りが悪かった感じだったのです。

 ◎ その1 固着箇所

白い矢印と点線で囲った付近にあります 丸い平ワッシャ の下にある金属バー が見えるでしょうか? この金属バーの下辺りにグリース固着があり、動くには動くのですがイマイチ動きがスイスイしておりませんでした。そこでクレ556等を使ってガチャガチャしたところ、ようやくスイスイ動くようになりました 良かった~

これにより、レコード演奏終了後 トーンアームが元の位置に戻り やがてターンテーブルが停止するという一連のオートマチックプレーが完結できるようになりました。

  その2 まだアイドラープーリーの上下動作が不安定

当機はアイドラープーリーの高さを替える事で回転ピッチの変更を行っております。そのアイドラープーリーの高さ調整機構が上記写真の白矢印部分になります。入手時には回転数レバーも上手く動かせない状況でしたが現状ではスムーズではないけれども変更は可能である という感じ

そこで、この部分を分解し 古ーいグリース等を取り除き、もっとスムーズな上下動となるように作業を進めたいと考えております。

その為に必要となるのが各種のメンテナンス用のオイル類であります

  正確な回転速度を保つためは スピンドルオイル?ですかね

まだレコード演奏する前段階ですが、メカ関係の作業が完了した時点で必要になるだろう という予想のもと仕入れたのがコチラ

回転を伴う機器のメンテナンスをされている方なら御存知なのでしょうが、これまで特に回転系機器のメンテはやってなかった為にオイル粘度についても知識がありませんでした。正確では無いかも知れませんが、オイル粘度を表す表記は、水の粘度を”1”とした場合の そのオイルの粘性を表した数値らしいものでコチラが50ですので かなり薄い粘度だと思われます。プレーヤーのターンテーブル軸受けに使用するオイルは粘度の薄いモノが適しているらしいのでネット上で見渡す限りコチラが一番低かったので入手いたしました。

果たしてコレが正解なのかどうかは 甚だ疑問ですので、もし御存知の方はアドバイスを頂けると助かります

  ラジコン模型用のオイルがスゴい! TAMIYAのシリコンオイル  #4000

ネットで各種粘度のオイルを検索していると、ラジコン模型用のオイルバリエーションの凄さに驚かされます!! なかでも世界的な?模型メーカー TAMIYA タミヤ社は 物凄く多くのオイルを発売しております。薄い方#200 から 超濃い #1000000 まで 豊富なバリエーション

プレーヤーのメカ部分でも、アチラコチラで動きも異なり 薄いオイルでカタカタするより、中庸の濃さのオイルでゆったり動いた方が良い部分もあるだろうと推測し コチラの#4000 という中庸のオイルも入手 

ついでに、トーンアーム というかカートリッジ針先が ”ゆ~っくりした下降でレコードに着地” する、その ”ゆ~っくり” を表現するには最適と評価されている #1000000 のオイルも買っておこうか迷いましたが、Dual のトーンアームの機構が定かでない為今回はやめときました

  一番迷ったのがグリースです

通常の金属ギヤへの潤滑グリースでしたら それほど慎重にならなくても良いのでしょうけれど、コチラ機種はプラスチックギヤと金属パーツが組み合わされているのでプラスチックギヤを侵食しないグリースを選択しなければなりませんでした。このAZ社から発売されているのは、特に「プラスチックと金属間の潤滑に」と表記されているので、まさにピッタリだと思われます。

海外のサイトからは Dual プレーヤー専用のメンテナンス用オイルセットとして5種類のオイルがセットになったもの(メーカー純正ではなくメンテ業者が勝手に販売している)があるようですから、本気でメンテするなら5種類が必要なのかも知れません。今回は素人考えにて マズは3種類のオイルでメンテを開始します~

あと、ついでながら、、

  Dual 1219 の重量級ターンテーブルですが

  50年以上も前の製品としてはキレイな方だと思いますが、、

  実はシートは簡単に剝れてしまいます

この様に表面のゴムシートは簡単に剝れてしまいます。それ自体は特に気にする事でも無いと考えておりますが、ネット上のメンテナンス情報によれば こう云った場合には一旦表面のボンドを取り除き 新たにボンドで貼り直す という記事もありましたので、、

  シール剥がし剤も入手

果たして硬化したボンドが取り除けるか??ですが 近日中にはトライしてみようと考えてます。もし効果が確かめられたら、他で気になっていた部分にもトライしたいと思います

毎度ながら、、 

メンテ用に各種の材料は調達するものの、実際の作業がスタートできずに頓挫するパターンが多いので 今回は早々に作業を開始したいと思っております 

  が、 果 た し て??


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