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Dual 1219 デュアル1219 その4 モーター、プーリー 50/60Hz 切替

2024年04月13日 | ターンテーブル

ビンテージプレーヤー Dual 1219 のメンテナンスに取り掛かっておりますが、、

通常ならば、いつもならば、そろそろ頓挫し 中途半端な状態のまま放置される ところなのですが

今回は 意外なことに、

   思いのほか 順調な状況で進んでおります~

ドイツのクラフトマンシップが ふんだんに盛り込まれた ”からくり” の解明が 非常に興味深くて面白いのが要因なのです。何しろ、たった1個のACモーターだけで、恐らく十種類近くの動作(アームの上下・左右の移動、回転のON・OFF、音声信号のON・OFF、多連装レコードの交換、等々)を見事にやってのけてしまう驚異的なメカニズムですわ   今時のセンサーと小型モーターを組み合わせてプロセッサーで制御するのとはわけが違いますヨ

で、メカの話題は又にして、今回はモーターのメンテに取り掛かりました

  モーターは いとも簡単に取り外せました

なんの変哲も無いビス3本でシャーシに固定されておりました。

はじめは金属シャーシにリジッドに固定されいると思ってましたが、取り外してから観察すると、、

どうやらゴム製の固定物で振動的にアイソレーションされている感じです。二重線の青矢印で示した部分がモーター本体と固定用ビスとの間の振動系アイソレーション用固定ゴムで、上方向に3本のビスが出ております。この部分は ビンテージプレーヤーの高級品 = ガラード301と比較すると見劣りしますねぇ ガラードのモーターの固定方法は 写真で見る限りですが シャーシから二段階のスプリング構造で振動アイソレーションが計られており、モーターからの振動が伝わりにくく配慮されております。

コチラのモーターは現状のままでも全く問題なく、回転ムラも 妙な音も 無いので分解する必要もないのですが、唯一 モータープーリーが 50Hz用なので60Hz用に交換する必要があるのです!!

ところが、ところが ですネェ~、

   モータープーリーの取付ネジが マイナスだった~

写真では見ずらいかも知れませんが、、 通常なら こう云った 細かい部分の締め付けネジは、六角レンチで回すヘキサのイモネジを使います  ですが50年以上も前には 多分 ヘキサのイモネジが一般的じゃなかったのかも??  こうなると余程 慎重に作業せねば、ひとたびネジ頭を潰そうものなら 全て オジャン ですから!!

   ウチで出来る限りの慎重な方策をとりまして、、

小型の万力  その名も ミニバイス の出番です。 本当ならば大きくて重い作業台に取り付けたガッチリした万力に固定すりゃ それこそ安心した作業ができるのですが、ウチにはミニバイスしか在りませんので仕方ありません。ネジ頭も小さいので 精密ドライバーしか使えません  と云うことは グイッと力を入れることが出来ませんで指先だけの力で どうにか こうにか ようやっと 緩める事ができましたわ~

   60Hz用のモータープーリー が見付からない!!

ネットにて Dual を検索していたら たまたまメーカーのサイトから パーツのディストリビュータに到達することが出来ました!! コレは実にラッキーでした~  それで上記の写真は そのパーツショップが販売しているモータープーリーです。

上の写真が現在メンテ中の Dual 1219 の50Hz用モータープーリーです

上記3つの青バック写真のプーリーとは似ている様で異なっております。確かなパーツ番号も判らないのでイチかバチかで、そのパーツデュストリビュータに問い合わせてみました。

そうしたら数日後に返答がきまして、1219用のプーリーは在庫なし との事  

    超ガックリですわ~

しかし ココで諦めて なるものか

  アチコチ検索しまくり、ようやく見つかりました~  

正確な寸法の表示も無いのですが、一応はDual 1219 MOTOR PULLY 60Hz と云うような記述がありますので恐らくは間違いないでしょう 多分  

外観的にもウチの現状プーリーと形状的にはそっくりだし、若干寸法が小さ目に見えるので60Hzなんじゃないのかなぁ・・

 ただし 残念ながら米国の業者なんです

つい先日も 更に円安が進んでドル円=153とかですよねぇ、それ程高額でもないのですが 安物好きにとってはイヤーなタイミングでした!! しかし、こう云った 特殊パーツ と云うのは たまたま見つけた時に速攻で入手しなければ在庫が無くなってしまう可能性もあるので今回は仕方ありませんでした。それに加えて 米国からの送料というのは中国なんかに比べてバカ高い わけです。詳しくは知りませんが、米国には安い郵便が無くて、全てFedxとかの民間の配送業者が取り仕切っているみたいで、茶封筒に入ってしまう様な小さなパーツでも数千円も支払わねばなりません まことに阿保らしい限りです

 

このモータープーリーの到着が待ち遠しいのですが、その前にクリアしなければならない難問が残っております!!

それは 現状のモータープーリーが モーターシャフトから外れません  

固定用のネジは無事に外せたのですが、肝心なプーリーそのものはガッチリとシャフトに食い込んでおり ビクともしません  

妙なところで頓挫しそうですが、、  

  なんとか乗り切りたいものですわ~

 


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