尺八を買う

2018年04月25日 | 健康・病気

私は、ずーっと前から尺八が欲しかった。
プラスチックの尺八1本と水道管で作った尺八2本は持っている。
でも、やはり竹の尺八が欲しかった。
しかし、どこで買っていいのか分からなかった。
3年前ほどに、ネットにあった目白の尺八専門店に行ったことがあるが、
1本20万円前後の尺八ばかりだった。
尺八という楽器は高いものだと、そのときに初めて知った。
それまで2万円も出せば、そこそこのものが買えると考えていた。
尺八の価格が高過ぎて、私の持ち金では買うことが難しいと納得した。
私が持っているケーナは、札幌のひとが作ったものは1万円で、
神田のフォルクローレの店で買ったケーナは8千円だった。
ケーナは安くていい楽器だな、とあらためて思った。
なので、私が尺八を手に入れることはできないのかな、
と心のどこかで諦めていた。
でもやはり竹の尺八が欲しかった。
中古のものはどうだろう、と思ったが、
中古の尺八を売っているところを私は知らない。
尺八の質流れ品などはどこで売っているのだろう、と考えた。
ネットも含めいろいろ探したが、分からなかった。
それではネットオークションではどうだろう、と考えた。
ある時期、ネットオークションを見ていたときもあった。
しかし私は、買う前に1度実際に自分で吹いてみたかった。
なのでネットで買うことは断念した。
3月18日に私の町で開催された和楽器コンサートが終わったあと、
尺八を吹いていたひとに、
「尺八を買いたいがどこで買うのがいいですか?」と訊いた。
そのときにここを教わった。
「アンティークね色」
その日からいつか絶対そこに行く、と心に決めた。
しかし、横浜は遠くなかなか行けない。
無職のときは時間があったが、
仕事をしていないのに尺八を買うことはまずい、と思っていた。
でも現在は、就職して仕事に行っている。
今日は、就職した会社の新人研修が大宮支社であった。
研修は午後2時15分には終わる。
それからの時間を有効に使おうと計画した。
新人研修が終わってから、私は東海道線の熱海行きの電車に乗った。
横浜にはちょうど1時間後に着いた。
それから東横線に乗り換えて、白楽駅に行った。
あこがれの「アンティークね色」に着いて私は驚いた。
世の中のいろんなものがところせましと置いてあった。
女のひとがいた。
私が「尺八を買いたいんです」というと、
「ちょっと待って下さい。今、呼びますから」といってくれた。
そしてご主人が出てきた。
私は「尺八は自己流で吹いていて、なにも知りません」といった。
「予算は?」と訊かれたので、「5万ほどです」と応えた。
現金は12万円持ってきていた。
ご主人が何本か尺八を出してくれた。
そしてご主人が吹き、私も吹いてみた。
しかし、私がいくら苦労して吹いてもいい音は出なかった。
3本吹かせていただいて、一番最初に吹いた尺八がいいな、と思った。
2番目・3番目に吹いた尺八は、10万円近い価格だった。

こんなことで竹の尺八を手に入れました。
大切に使い、練習を多くしたいです。

 

 




コメント (2)
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