pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

ジェネラル・ルージュの凱旋

2009-03-21 01:36:24 | 邦画


2009年 日本作品 123分 東宝配給
STAFF
監督:中村義洋
脚本:中村義洋 斉藤ひろし
原作:海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』
CAST
竹内結子 阿部寛 堺雅人 羽田美智子 山本太郎 高嶋政伸 國村隼 野際陽子


これに関しては原作を読んでいないためか、それともチーム・バチスタの栄光と続けて観て、映画の田口&白鳥コンビのテンポに馴染んだだめか分からないけれども、バチスタで感じた違和感を感じることなく、すっごく楽しめました~!準主役が吉川晃司から堺雅人になったのも大きいかも。堺雅人の雰囲気、なぁんか好きなんです お金にがめついと噂されてた理由も実は病院の為、愛車の高級車が雑草に囲まれて無残な姿になってしまったのも一ヶ月帰宅出来ないため。そんな医療に尽くしてる頭ボサボサの速水先生、チュッパチャップス代くらい許してあげて~~

テーマは前作の医療問題から病院問題へ。ベッドの回転率を上げる、薬を大量に処方する、そんな病院の経営意図の裏側は、実際に大病院に通い、また病院内勤務の知人を多くもつ自分はよく身近に感じることがあります。医療こそボランティアであって欲しいものだけれども、「経営」する以上損得勘定が必要になってしまうのが現実問題。そんな葛藤をリアルに描いた作品です。


今回の白鳥は、田口の救世主というよりは、お笑い担当の息抜き的存在になってました。ますますトリックの上田です。(笑)特にラストのオチはやってくれたなぁと。劇場内爆笑でした 佐野史郎や玉山鉄二など、バチスタの面子がカメオ出演してたり、頑固なレントゲン医師があれほど反発してた遺体の画像診断を強く押してたりと、細かいトコで前作とリンクさせたネタも嬉しかったです。