かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

恐るべき歯周病

2008年10月22日 17時46分15秒 | 臨床実習
今日の午前中は手術見学。ということになっているが、私は家にいて全然関係ない科目の教科書を読んでいた。某有名英語教科書の翻訳なのだが、どうも訳文のこなれが甘く読みにくい箇所がちらほら。自分ならこう書くのにということがしょっちゅうで読みづらい。翻訳には日本語力も大事だということがよくわかる。
午後はクルズスに行こうと思って大学に行った。途中で班のメンバーとすれ違い、彼らは手術に行くといっていたので、残りはクルズスに行くのだと思って外来までいってみると、見事に誰もいない。去年の班だとこういうことはよくあったのだが、今年はそういうことは考えにくい班なので少しだけ驚いた。
結局マンツーマンのクルズスは開始5分ほどで終わりになったのだが、顎の動きを見るというのは面白かった。自然に動かしているように見えても、センサーをつけて動きをとりだしてみると意外と引っかかったりしているようである。
今日の午後は2本立てで、もう1つは補綴についてのクルズス。要するに欠けた歯の機能をどのように補うかという話だが、金(かね)の話がよく出てきた。つまり、値がそれなりにはるわけで、いいものは高いということである。さらに言えば、総入れ歯にするにしても値段によって出来が全然違い、高いものだと金(きん)を使うのだとか。味が違うらしい。金の味。想像もつかぬ。
だが、このようなものお世話にならないにこしたことはない。歯周病が原因というケースも多く、そして有病率が恐ろしいほど高い。だから恐ろしいのである。

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