写真は注文戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、2階の天井裏、つまり屋根の下になります。ここの屋根の下の断熱は、ブローイング(吹き込み)工法となっています。ブローイングとは、グラスウールやロックウールをチップ化したものを、空気で吹き込んで、雪のように堆積させて断熱させるものです。隙間なく一様に断熱材が施工されるのが特徴です。
ここのブローイング断熱の仕様は、グラスウールで厚さは300㎜となっています。2階の天井の点検口を開けて、中を見ましたら、写真の状態になっていたわけです。真ん中に見える2本の木材は、天井を吊っている野縁受けと言われるものです。ですので、野縁受けの下は、すぐに天井になっています。この状況では、断熱材がほとんどなくなっているわけです。
こうなってしまった理由は、ブローイング工事を実施した後に、工事関係者が屋根裏を歩く必要が生じて、雪かきのように部分的にかき分けてしまったからです。かき分けてしまったなら、本来は、元通りに直しておかなければなりませんが、うっかりしてしまったのでしょう。屋根裏ですから、点検口をふさいでしまえば、まず見るところではないので、分からなくなってしまいます。内覧会では、点検口も開けて、屋根裏の断熱材の状態を確認すべきです。(7123)
最新の画像[もっと見る]
- エアコンからの排水が隣の住戸に・・・ 3時間前
- 人が作るもの、こんなウッカリも・・・ 2日前
- マンションの最上階なのに・・・ 5日前
- 昼間だけでなく、夜も・・・ 7日前
- 水道はあるけど、シンクがない? 1週間前
- まさか、こうなるとは・・・ 1週間前
- ここのスキマ、カビも生えます! 2週間前
- 大事なものが落ちてしまったら・・・ 2週間前
- 100年の耐久性、何を根拠に? 2週間前
- 何も置けない、失敗した! 3週間前