写真はマンションの内覧会で、部屋の中の和室を撮りました。ご覧頂きたいのは、付長押(つけなげし)の部分です。これは何のためにあるかお分かりになるでしょうか?答えは、ハンガーなどを掛けるためです。付長押は上が窪んでいますので上に掛けても良いし、表面に釘やビスを打って、そこに掛けることも出来ます。ただ、長押は桧や杉の柾目材が基本なので、あまり太い釘を打つと割れる恐れもあります。
長押とは、本来、柱を固定するため水平に架ける構造材でした。構造材とは、柱や梁のように建物を支えているものです。でも、時代と共に建築工法も変わり、現在では、和室の化粧材となり、何かを掛けるためとなりました。化粧材として付けるので、付長押と呼ばれます。和風建築であれば、必ず、長押はあるものですが、最近のマンションの和室では、この付長押がついていない場合もあります。どうしても無くてはならないものではありませんが、和室のアクセントになるし、ハンガーなども掛けられるので便利です。新築一戸建てやマンションの購入時には、和室があれば、この付長押があるかも確認して下さい。(71)
最新の画像[もっと見る]
-
まさか、こうなるとは・・・ 2時間前
-
ここのスキマ、カビも生えます! 4日前
-
大事なものが落ちてしまったら・・・ 5日前
-
100年の耐久性、何を根拠に? 6日前
-
何も置けない、失敗した! 1週間前
-
スキマから水が入るでしょう! 2週間前
-
こんなに流れ出しては・・・ 2週間前
-
たかがトイレ、されどトイレ・・・ 2週間前
-
戸当たりゴムがない! 3週間前
-
玄関に素敵な鏡を付けたい! 3週間前