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上の隙間、不安です!

2023年07月18日 18時47分24秒 | マンション共用部編

写真はマンションの内覧会で撮りました。ここはマンションの14階で、この部屋にはルーフバルコニーが付いています。写した場所は、共用廊下からルーフバルコニーの方です。 ここでご覧頂きたいのは、共用廊下の格子の柵の部分です。ここから先は、屋根の管理の目的以外では入ることができません。
従い、カギ付きのドアと柵で区別され、侵入できないように、横側にも格子の柵が設置されています。 ここまでは良いのですが、問題は柵の上のスペースです。ここのスペースから、入ろうと思えば、柵に足を掛ければ簡単に登って侵入することが出来ます。これでは、対策が不十分ということで、売主に対し、上部のスペースに侵入が出来なくなるような横桟を追加するように指摘しました。


そして、3週間後の確認会では、下の写真のように、上部の隙間に、横桟が2本入れられ、隙間が狭くなりました。このようになれば、上の隙間から侵入することは困難になります。 内覧会に行きましたら、共用部であっても、安全上不安を感じる箇所については、売主に指摘すべきです。(12.1)


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なんで、濡れているの?

2023年04月21日 16時51分43秒 | マンション共用部編

写真は新築マンションの内覧会で撮りました。写した場所は玄関の外にあるメーターボックスの中です。メーターボックスのコンクリートの床が少し湿っているので色が濃くなっているのが分かります。湿っていると言うことは、どこからか水が漏れている、ということになります。マンションでは漏水は大きな問題となります。漏水しますと、水は下の階に漏れて行きますので、被害が甚大になるからです。
漏水の原因は、写真の右側にある給湯タンクの排水管の接続不良によるものでした。給湯タンクの下からは排水管が出てきていて、それが縦管につながっています。この給湯タンクからの排水管がしっかりと縦管に接合されていなかったわけです。
内覧会では、部屋の中だけに注意が行きそうですが、部屋の外にあるメーターボックスも扉を開けて中をチェックしてみて下さい。床を見て、床の色が変わってないか、触ってみて湿ってないか、このような方法で漏水の有無を確認すると良いでしょう。(811)


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この木、どうにかして!

2022年12月10日 22時14分00秒 | マンション共用部編

写真はマンションの内覧会で撮りました。ここは2階の部屋で、リビングの窓を開けて、ベランダから見える景色を写したものです。ここで気になるのは、何と言っても、大きな植栽です。この部屋は南向きなのですが、これでは、折角の太陽の光が半減してしまっています。この部屋の買主も、「この木をどうにかして欲しい!」とため息混じりに言ってました。植栽は成長していきますし、この木は常緑樹ですから、太陽が欲しい冬でも、こうして影を作ってしまいます。また、防犯上も不安となります。
マンションの購入時に、モデルルームやパンフレットからでは、このような状況を予想することは困難です。ですので、内覧会の時点で気が付いて、売主に言うしかありません。一度植えてしまった植栽を変更することは簡単ではありませんが、不都合を訴えてどうにかしてもらう以外に方法はないでしょう。住民が住み始めて、管理組合が結成されますと、ますます、植栽の変更は難しくなります。写真の例では、強く主張した結果、売主側で検討しますと回答をもらいました。(62)


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マンション内覧会、外回りも確認!

2021年12月14日 22時57分07秒 | マンション共用部編

写真は、マンションの内覧会撮りました。写したところは、アルコーブ(玄関ドア前のスペース)の壁の下部分です。緑の付箋が貼ってあるところを見て頂くと、壁のタイルが一枚欠けているのが分かります。工事中に何かをぶつけてしまって、タイルが欠けてしまったのでしょう。
この部分は外の壁ですから、マンションの共用部(住民みんなの財産)にあたります。共用部ですが、内覧会では、このような不具合も当然指摘の対象となります。外壁のタイルは、建物の美観を保つだけでなく、中のコンクリートを守る、大事な仕上げ材です。タイルは玄関のアルコーブだけでなく、バルコニーの外壁にも良く使われますので、全てチェックです。
タイルの割れ、欠けなどは張り替えとなります。
タイルの不具合として、割れ、欠け、浮き、不陸(平らでないこと)、目地のモルタル充填不足などがあります。タイルの浮きや不陸を見極めるのは簡単ではありませんが、タイルの割れ、欠け、は分かりやすいです。
内覧会では、外回りであっても、この外壁タイルの状態も良く見て下さい。(712)


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こんなところに、ひび割れが!

2020年05月01日 23時28分48秒 | マンション共用部編

写真は、マンションの内覧会で撮ったものです。このパイプはマンションの外壁に設置されている塩化ビニール製の雨樋です。雨樋をよくご覧頂くと、表面に細いひび割れが入っているのが分かります。この樋は共用廊下に降った雨水を排出するものですが、建物の壁の外側にありますので、マンションの共用部になります。
内覧会では、どうしても、自分の部屋の中だけに集中しがちですが、共用部もマンション全住民の共有財産です。部屋の外に、このような不具合を見つけた場合には、当然、売主に直すように指摘すべきです。
共用部であっても、傷がある状態で引き渡されたら、困るのは住民全体です。各部屋のバルコニーやアルコーブなども共用部ですが、ここには、専用使用権、というものが与えられています。ですので、不具合は専有部と同じように指摘して、補修してもらうべきです。(611)


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これでは寒いし、防犯上の問題も・・・

2019年01月30日 22時56分44秒 | マンション共用部編

写真はマンションの玄関ロビーを通って、エレベーターホールの前で撮ったものです。ここで気になったのは、ここの部分の外部との関係です。この部分に壁などの仕切りはなく、そのまま外につながっています。内覧会の日は北風が強い寒い日でした。エレベーターホールにも冷たい北風が容赦なく吹き込んできました。エレベーターで待っている間、寒かったり雨が吹き込んでくるのは厭です。
また、ここの防犯性も気になります。エレベーターホールと外部とは、向こう側に見える縦の格子で仕切られています。この縦格子は、高さが約2m程です。ですので、台でも持ってくれば、外部から簡単にマンション内部に入り込んでしまうことができます。折角、玄関にオートロックを付けても、共用部にこのような部分があると不安になります。そこで、防犯上の不安をなくすため、また、風雨を防ぐため、この部分にドアが付いたガラス壁を付けてもらうように売主に要望しました。
内覧会では、部屋の中だけでなく、部屋の外も良く見て、このような部分がありましたら、売主に指摘すべきです。出来れば、口頭ではなく、書き残して置く方が、忘れることがないので、宜しいと思います。(91)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。