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左側には入るけど、右側には入らない・・・

2024年05月24日 21時36分36秒 | キッチン編

以前、戸建の内覧会をさせて頂いた方から、メールが来ました。その内容は、「キッチンカウンターの下に置こうと思って、棚を買ってきました。床からカウンター下までの寸法にぴったりの高さの棚がありました。家に帰って、早速、置いてみました。ところが、カウンターの左側に寄せると入るのですが、右側に寄せると入りません。それで、床から、カウンターまでの高さを測ったら、右側の方が1㎝低くなっているのです。本来は、右側に置きたいのですが…」、というものでした。
これは困りますね。カウンターについての水平度の定義はありません。ご参考までに、床の水平度の許容値は、3/1000以下です。つまり、1000mm(1m)行って、3mm以内の上下であれば問題ありません。全く水平が理想ですが、人間が作るもの、そうはいきません。このカウンターの長さは約3m、3000mmですから、3/1000以下とすると、9mmの誤差は良いので、約、1㎝程度であれば、床の水平度としては問題がないことになります。
でも、これは、床ではなく、カウンターです。このように下に棚をおくこともあるわけです。出来れば高さぴったりの棚を置きたくなるので、左側には置けるけど、右側には置けない、これではイヤですね。内覧会では、キッチンカウンターがしっかりと固定されているか、また、床から左右のカウンターまでの寸法を確認してみましょう。床からの左右の高さが1㎝以上異なる場合には、売主に指摘すべきです。


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引き出しがこすれる!

2024年03月06日 16時23分20秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは、白い矢印のところです。この引き出しがスムーズに引き出せないのです。引き出そうとすると、矢印の部分で枠とこすれてしまうのです。3枚の引き出し全部がこすれてしまうので、3枚とも青い付箋を貼ってます。
一般的に、キッチンの左端は、写真のような引き出しで右端はスパイスラックの場合が多いです。内覧会に行きましたら、キッチンや洗面台等、付いている引き出しがちゃんといっぱいまでスムーズに引き出せるか、全て確認して下さい。(109)


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途中で終わらないで、最後まで!

2023年03月07日 20時14分32秒 | キッチン編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したのはキッチンのレンジフードの端の部分です。ご覧になって頂きたいのは、赤の矢印で示した「シールが切れてる」と書いたところです。よく見て頂くと、レンジフードと壁側のパネルとの隙間は、奥の方から白いシール材で塞がれているのが分かります。でも、レンジフードの途中で止めてしまっています。
これでは、調理した際には、下から油煙などが隙間に入って行きますし、上からのホコリなども溜まってしまいます。従い、これらを防ぐために、シール材を延ばしレンジフードの幕板まで打つのが良いです。幕板とは、レンジフードの上部にあるファンの前にあるパネルです。内覧会では、このような部分のシーリングの状況も確認して下さい。(411)


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突然、あふれ出てきて!

2023年02月24日 22時05分59秒 | キッチン編
写真は、マンションの内覧会で、キッチンシンク下の扉を開いて、シャワーホースの蛇腹ホースの下部分を撮ったものです。ホースは伸ばしたりもしますので、このように、長さに余裕があるわけです。また、ホースが入っているプラスチックの容器は水受けです。シャワーホースを伸ばして使った時に、水がホースを伝わって、漏れた場合に、この容器で受けます。このようにプラスチック容器が付いているタイプと、水栓に水抜けを開けておいて、プラスチック容器が付いてないタイプもあります。
プラスチック容器が設置されている場合には、時々、この容器を見て、水が溜まっていたら、はずして、中に溜まった水を出さなければなりません。極めて稀なケースですが、ここの、取り付け金具から、漏水が起きたことがありました。いつもは、見ないところですので、突然、水があふれ出てきて、なんでこんなことが、と驚くばかりです。
この蛇腹ホースは、はめ込み式の金具で取り付けてあります。漏水が起きた原因は、上の蛇腹ホースの取り付け金具のパッキンを入れ忘れていたのです。この水漏れにより、キッチンの交換、フローリングの張替え、壁クロスの張替えと大変なことになりました。内覧会の時は、シャワーホース水栓も水を出して使ってみて、シンク下の取り付け金具から漏水していないか、確認して下さい。また、シャワーホースが、スムーズに伸縮しないこともありますので、数回、伸ばしたり、縮めたりして、スムーズに伸縮できるかも確認してみて下さい。洗面所にシャワーホースがある場合には、同じようになります。(711)

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上からも、下からも、横からも・・・

2022年08月18日 21時37分00秒 | キッチン編

写真は、マンションの内覧会で、キッチンのワークトップ(天板:キッチンの最上部の調理台部分)とシンクの間を撮ったものです。赤い付箋が貼ってある下の隙間をご覧下さい。ワークトップとシンクの間の接着剤が切れているのが分かります。切れて、1㎜ほどの隙間が出来てしまっています。
システムキッチンは工場で作られ、現場では据え付けられるだけです。ですので、こうした接着不良は工場で製作される際に生じてしまったものです。
食器を洗えば水は周囲にもはねていきます。このようなところに隙間があれば、はねた水がそこから入ってしまいます。水が入れば、内部でカビます。
水を毎日使うところで、このような隙間があってはなりません。内覧会では、細かい部分も良く見て下さい。お部屋の中を見る際には、上からだけでなく、横からも、下からも、チェックが必要となります。(8720)


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脚立の上から、のぞいてみると・・・

2022年04月25日 21時12分17秒 | キッチン編

写真は、マンションの内覧会で撮りました。写した場所は、キッチンのレンジフードの上です。脚立に乗って、レンジフードと壁との間のコーキングの状態を確認しています。壁を仕上げてから、レンジフードを設置しますので、どうしても、壁との間に1㎝程度の隙間が出来てしまいます。
レンジフードの下は、ガスコンロやIHが来ますので、ここの隙間には湯気、油、ホコリが溜まります。隙間の幅は、1㎝程ですから、ここを掃除をするのは厄介です。この隙間が汚れないようにするために、写真ではコーキング(隙間の詰め物)を施しています。売主によっては、ここにコーキングをしないケースもあります。
コーキングをしない理由は、レンジフードの振動が壁に伝わる、下で火を扱うので危険等です。でも、耐熱性のコーキングもあるし、振動と言っても弱いし短時間だし、それよりは、この隙間が汚れてしまい掃除が困難な点が気になるのですが。
モデルルームに行った際には、ここの隙間にコーキングがあるかもチェックして下さい。コーキングされている場合には、きれいに施工されているか、また、ちゃんと隅の垂直のカバーまで詰められているかも確認して下さい。上の写真の例では、コーキングの表面にデコボコがあるし、端まで詰められていないので、やり直しとなりました。(11.11)


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カギをかければ大丈夫!

2021年10月18日 23時33分00秒 | キッチン編

写真は、マンションの再内覧会の時に、キッチンから廊下に出て行けるドア部分を撮ったものです。ご覧頂きたいのは、ドアの取っ手の上に付いている鍵(赤の矢印部分)です。実は、最初の設計段階では、この鍵は付いていませんでした。2週間前の内覧会で「このドアを急に開けられたら、危険だ!」と売主に指摘をしたら、鍵を付けてくれました。
このドアは、キッチン側に開くようになっています。このドアを開けると、廊下に出て、玄関に行けます。キッチンに居て、ピンポンと鳴ったら、すぐ玄関に行ける、便利なドアです。そういうドアですから、子供が帰ってきたら、「お母さん、ただいま」と急にこのドアを開ける可能性もあります。その時に、お母さんが、左側に見えるIHクッキングヒーターで天ぷらでも揚げていたら、大きな事故につながってしまうかもしれません。
そのような危険性を防ぐために、調理をする時には、こちら側から鍵をかけることが出来れば、安全性は高まります。内覧会に行きましたら、このような危険性がある箇所もチェックしてみて下さい。設計に関する事項になりますが、安全性に問題があれば、それなりの対策を実施してもらう必要があります。(7.12)


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扉がぶつからないように!

2021年10月01日 21時56分04秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会でキッチン吊り戸棚の扉を開けたところを撮ったものです。ご覧頂きたいのは、白い矢印の部分です。これは、あおり止めと呼ばれるもので、扉をこれ以上開かなくするための金具です。キッチンの吊り戸棚の横には、冷蔵庫やレンジフードなども来ますので、扉を開けた時、ぶつからないようにしています。
金具を付けないで、ぶつかるの衝撃を防ぐ方法として、バンポン(通称:なみだ目)と呼ばれる直径5㎜程の半球状の透明なクッションゴムを、ぶつかるところに貼っておくこともあります。バンポンの方が、安上がりだし、簡単なので、この方法が一般的ではあります。でも、このバンポンの難点は、接着剤で貼ってあるだけですので、長い間には、取れてしまうこともありますし、透明と言えども、光るので、見た目が少し気になります。
写真のように、金具を使っている方が、高級感があって、格好はいいな、とは言えるでしょう。ただ、ぶつからないように金具を付けるので、付け方によっては、もっと開きたいのに止められてしまう、こともあります。その際は、金具を付ける位置を少しずらして、目一杯扉が開くようにすれば良いでしょう。
モデルルームに行った際には、戸棚などの建具類の扉も開けてみて、扉の対処がどうなっているのかもチェックして下さい。特に冷蔵庫など、後から持ち込む器具にもこのような扉がぶつからないように注意が必要となります。この金具はホームセンターで売ってますので、自分で取り付けることも出来ます。(719)


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スパイスラックを引いてみると・・・

2021年07月12日 14時47分07秒 | キッチン編

写真は、一戸建ての内覧会で、キッチンの壁側のスパイスラックの引き出しを引いてみたところです。引いてみますと、引き出しがガス燃焼用の給気口のキャップにぶつかってしまって、最後まで引き出すことが出来ません。給気口は最初からこの位置として考えていた、後からキッチンを据え付けた、そしたらこうなってしまった、ということです。
家を売る側は、こういうことは当然建設中に気付くはずです。従い、問題がないように直さねばなりませんが、ついつい、直すのが面倒なので、このままにしてしまったのでしょう。結果、これで我慢して使って、ということなのでしょうが、これでは家を買った方はたまりません。
内覧会では、お住まいになったつもりになって、このような引き出しや扉類も全て引き出したり、開いたりしてみてください。スムーズに引けるか、開けられるか、チェックが必要となります。写真の例では、当然のことですが、給気口のキャップをずらすことになりました。


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脚立に乗って、上から見ると・・・

2021年05月11日 21時55分43秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会で、キッチンのレンジフードの壁側を上から撮ったものです。このレンジフードはフラット型で、水平部分がレンジフードの上部で、垂直部分が、幕板と呼ばれる、ファンのカバーとなっています。ご覧頂きたいのは、赤い矢印のすき間部分です。
レンジフードと壁との隙間、白いシールが途中まで入っています。でも、赤い矢印からもう一つの矢印までは入っておりません。壁とのすき間を埋める白いシールは、奥の矢印の位置まで打っておいた方が良いでしょう。なぜなら、ここにゴミやホコリが溜まるからです。溜まったゴミやホコリは掃除も出来ません。

レンジフードと壁との隙間は、シールをする場合も、しない場合もあります。写真の例ではシールをしてますので、シールをするのであれば、垂直に立っている幕板までとなります。奥の幕板と壁のすき間は、中にあるファンの点検の為に幕板を外すこともありますので、シールは出来ません。内覧会に行きまして、ここのすき間にシールが打たれている場合には、脚立に乗って確認するか、脚立がない場合には、手を伸ばして指で触ってみて、ちゃんと幕板までシールがあるかをチェックして下さい。(75)


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ライトが点滅してるけど・・・

2020年12月22日 22時43分15秒 | キッチン編

上の写真はマンションの内覧会で撮りました。写したのは、キッチン下の食洗器のスイッチ部分です。右側の電源を「切り」にしても、白い矢印部のライトが点滅したままでした。食洗器に異常があるから、こうなっているわけです。


 

下の写真は、食洗器を外して奥の下部を写したものです。赤い矢印部分に水滴があり、周りにも漏水の痕がにじんでいます。恐らく、食洗器からの排水管のつなぎに異常があるものと思われます。
内覧会に行きましたら、電源を入れて、切って、全てのライトが切れるかを確認して下さい。時間があれば、実際に使ってみることをお勧めします。その場合は、売主に確認してからの方が良いでしょう。(810)


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上から下げて・・・下から上げて・・・

2020年06月23日 23時28分39秒 | キッチン編

キッチンのダイニング側にはカウンターがあります。内覧会では、これもチェックします。大事なチェックポイントは、ぐらつきがないかどうかです。カウンター下に付いている棚受けの支持金物によって、しっかりと固定されていなければなりません。これがしっかりしてないと、カウンターがぐらついてきます。
チェックの仕方は、両手をカウンターの上に載せ、少し力を掛けて、数回上から押し下げて、また下からも持ち上げてみます。それで、カウンターが、ぐらつく、ようであれば、売主に言って、補強をしてもらうべきです。本来、そんなに重いものを置くわけではないのですが、何かの拍子に手を付いたり、お子さんがいれば、ぶら下がって遊ぶこともあるでしょう。特に上の写真のようにカウンターの奥行きがありますと、注意が必要です。このキッチンカウンターは、奥行き(白の矢印の幅)が約50㎝あります。通常は30㎝ぐらいが多いです。(712)


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引き出しを引いてみると・・・

2020年03月02日 22時33分48秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会で撮りました。白い矢印の部分をご覧下さい。これは、キッチンの引き出しで、角の部分がはがれてしまっています。こういう側面を木口(こぐち)と呼びますが、小口には木口テープというものが貼られます。木口テープとは、樹脂性製で表面は木目調にプリントされ、裏面は接着剤付となっています。ですので、写真のように、はがれてしまうこともあります。
内覧会に行きましたら、キッチン、洗面所など引き出しがあるところは、全て引き出してみて、このような箇所も確認して下さい。お住まいになって、このようにはがれてきましたら、接着剤で直せますし、ホームセンターで木口テープも売っています。(202)


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将来、IHに変えるなら・・・

2020年02月13日 22時28分38秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、キッチンのガスレンジの下の引出しを外して、奥の部分です。このキッチンはガスレンジが付いていますが、将来、IHにも変更できるように、ここまで電源は来ています。
3本のケーブルがありますが、左が食洗機用で、現在設置されているので、コンセントにプラグが入っています。真ん中のケーブルは電子コンべック用で、将来、設置される場合には、ここにつなぎ込みます。右のケーブルはIH用で、これも将来、ガスから変更される場合には、ここにつなぎ込むだけでよくなっています。ですので、特別な電気工事は不要です。
新築マンションでは、ほとんどの場合、写真のように設計されておりますので、将来、IHに変更を考えている方は、内覧会の時点で、法外な工事代金を請求されないためにも、ガスレンジの裏の状態を確認しておくのが良いでしょう。(01)


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途中でやめないで、最後まで・・・

2019年11月15日 17時31分33秒 | キッチン編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したのはキッチンのレンジフードの端の部分です。ご覧になって頂きたいのは、赤の矢印で示した「シールが途中で切れてる」と書いたところです。よく見て頂くと、レンジフードと壁側のパネルとの隙間は、奥の方から白いシール材で塞がれているのが分かります。でも、レンジフードの途中で止めてしまっています。
これでは、調理した際には、下から油煙などが隙間に入って行きますし、上からのホコリなども溜まってしまいます。従い、これらを防ぐために、シール材を延ばしレンジフードの幕板まで打つのが良いです。幕板とは、レンジフードの上部にあるファンの前にあるパネルです。内覧会では、このような部分のシーリングの状況も確認して下さい。(41111)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。