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建築基準法では、リビングや洋室等の各居室には給気口の設置を義務付けています。24時間換気のスイッチを入れますと、浴室乾燥機の中のファンが空気を外へ出すように回ります。そうしますと、部屋内は負圧になり、壁に設置された給気口から空気が自然に入ってきます。給気口から集められた空気は、洗面所の天井に設置された排気口から、浴室乾燥機内を通って、ダクトから部屋の外へ排気されていきます。
内覧会に行きまして、気になるのはフローリングの状態です。キズもなく、ワックスも一様にきれいに塗られ、歩いてもしっかりしているフローリングはとても気持ちの良いものです。フローリングの状態を観察するには、リビングから始めるのが良いでしょう。大事な部屋ですし、部屋も窓も広く、明るいので、状態が確認しやすいからです。
チェックの仕方は、フローリングのキズや汚れ、ワックスの塗りムラ、フローリングの隙間、、床鳴りなどを主にチェックします。キズ、汚れ、ワックスの塗りムラはフローリングの表面を上、斜め、横、角度を変えて観察します。フローリングの隙間は、名刺1枚分が目安となります。それ以上開いていて下地が見えるようなら不具合として指摘となります。床鳴りは、床の上を歩き回って、床からきしむような音が出ないかを調べます。歩いてきしむ音が出たなら、そこで止まって、1本足で立って、更に数回体重をかけて踏み込んでみて下さい。それでもきしむ音が都度すれば床鳴りです。
写真のようなキズはささくれて危険ですので補修してもらわねばなりません。フローリングについては、不具合の判断が難しいこともあります。気になる場合には、業者に、これはいかがですか?と聞いてみてください。業者は、プロですから、補修すべきかは判断できます。フローリングに付きましては、ほとんど全ての不具合が直せますので気になる箇所は指摘すべきです。最後は、張替えれば良いのですから。(6115)
内覧会で、キッチンの高さや引き出しの具合など基本的な事項を確認しましたら、次にキッチンシンクの観音扉を開いて、シンクの下を覗いてみましょう。写真は、シンクの裏側を撮ったものです。
キッチンシンクの裏側には、写真のようなカバーが張られています。このカバーの目的は、ステンレスシンクの騒音、結露等を防ぐためです。そして、シンクの下の収納にもいろんなものを出し入れするでしょうから、その際のシンク本体の保護の役目もあります。単なるカバーではありますが、そのような大事な役目もあります。
写真のカバーにはいくつかのキズがあります。本来、全くキズがなくてきれいなカバーが理想ですが、ここは業者がもぐって仕事もするのでキズがつきやすいところではあります。内覧会では、不具合として指摘する規準が難しいですが、カバーが切れていたら交換してもらうべきです。細かな線状のコスリ程度はそのままで良いでしょう。写真のケースでは交換してもらいました。(71114)
写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、キッチンの天板の部分です。ご覧になって頂きたいのは→で示した「シールをする」と書いた部分です。ここは、人工大理石の天板の立ち上がりと縦の枠の間です。
天板は調理台ですから、水をこぼしてしまうこともあるでしょう。ですので、縦枠と天板の水平の取り合い部には、こぼれた水が入り込まないように、シールが打たれています。しかし、縦の部分にはシールが打たれていません。この部分も、万が一、水をこぼしてしまった場合には、ここの隙間から水が入り込んで行く可能性があります。内覧会に行きましたら、細かい点ですが、こういう隙間に水が入り込まないようになっているかも確認して下さい。(411.5)