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バスルームの天井裏ものぞいてみると…

2016年06月20日 10時04分55秒 | バスルーム編
写真は、マンションの内覧会で、浴室の天井にある点検口を開き、天井裏に設置されている浴室乾燥機のダクトを撮ったものです。浴室乾燥機には、浴室内の乾燥や暖房み加え、部屋の中全体の「24時間換気」機能もある場合が多いです。
この換気の方法は、浴室天井裏に設置された換気ファンによって、部屋内の空気を外に排出します。各部屋には、その能力に合わせた給気口(吸気口とは書きません)が設けられています。ですので、この換気は、排出は機械によるので、機械換気と呼ばれます。
建築基準法では、リビングや洋室等の各居室には給気口の設置を義務付けています。24時間換気のスイッチを入れますと、浴室乾燥機の中のファンが空気を外へ出すように回ります。そうしますと、部屋内は負圧になり、壁に設置された給気口から空気が自然に入ってきます。給気口から集められた空気は、洗面所の天井に設置された排気口から、浴室乾燥機内を通って、ダクトから部屋の外へ排気されていきます。
写真では、外へ空気を出すダクトから空気が漏れないようにする為の気密テープの貼り方(↓部分)が不十分だったので、貼り直すように指摘しました。換気ですから、途中で空気が漏れたら意味がありません。気密テープは二重巻きとし、隙間が無いように接着されてなくてはなりません。内覧会では、面倒ですが、お風呂の天井の点検口も開けて中を覗いてみて下さい。(7.8)

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フローリング、どこをどう見れば?

2016年06月20日 10時01分52秒 | リビング/洋室編

内覧会に行きまして、気になるのはフローリングの状態です。キズもなく、ワックスも一様にきれいに塗られ、歩いてもしっかりしているフローリングはとても気持ちの良いものです。フローリングの状態を観察するには、リビングから始めるのが良いでしょう。大事な部屋ですし、部屋も窓も広く、明るいので、状態が確認しやすいからです。
チェックの仕方は、フローリングのキズや汚れ、ワックスの塗りムラ、フローリングの隙間、、床鳴りなどを主にチェックします。キズ、汚れ、ワックスの塗りムラはフローリングの表面を上、斜め、横、角度を変えて観察します。フローリングの隙間は、名刺1枚分が目安となります。それ以上開いていて下地が見えるようなら不具合として指摘となります。床鳴りは、床の上を歩き回って、床からきしむような音が出ないかを調べます。歩いてきしむ音が出たなら、そこで止まって、1本足で立って、更に数回体重をかけて踏み込んでみて下さい。それでもきしむ音が都度すれば床鳴りです。
写真のようなキズはささくれて危険ですので補修してもらわねばなりません。フローリングについては、不具合の判断が難しいこともあります。気になる場合には、業者に、これはいかがですか?と聞いてみてください。業者は、プロですから、補修すべきかは判断できます。フローリングに付きましては、ほとんど全ての不具合が直せますので気になる箇所は指摘すべきです。最後は、張替えれば良いのですから。(6115)


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キッチンの下側ものぞいてみると…

2016年06月09日 15時33分41秒 | キッチン編

内覧会で、キッチンの高さや引き出しの具合など基本的な事項を確認しましたら、次にキッチンシンクの観音扉を開いて、シンクの下を覗いてみましょう。写真は、シンクの裏側を撮ったものです。
キッチンシンクの裏側には、写真のようなカバーが張られています。このカバーの目的は、ステンレスシンクの騒音、結露等を防ぐためです。そして、シンクの下の収納にもいろんなものを出し入れするでしょうから、その際のシンク本体の保護の役目もあります。単なるカバーではありますが、そのような大事な役目もあります。
写真のカバーにはいくつかのキズがあります。本来、全くキズがなくてきれいなカバーが理想ですが、ここは業者がもぐって仕事もするのでキズがつきやすいところではあります。内覧会では、不具合として指摘する規準が難しいですが、カバーが切れていたら交換してもらうべきです。細かな線状のコスリ程度はそのままで良いでしょう。写真のケースでは交換してもらいました。(71114)


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上の隙間も埋めた方が…

2016年06月06日 10時23分52秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、キッチンの天板の部分です。ご覧になって頂きたいのは→で示した「シールをする」と書いた部分です。ここは、人工大理石の天板の立ち上がりと縦の枠の間です。
天板は調理台ですから、水をこぼしてしまうこともあるでしょう。ですので、縦枠と天板の水平の取り合い部には、こぼれた水が入り込まないように、シールが打たれています。しかし、縦の部分にはシールが打たれていません。この部分も、万が一、水をこぼしてしまった場合には、ここの隙間から水が入り込んで行く可能性があります。内覧会に行きましたら、細かい点ですが、こういう隙間に水が入り込まないようになっているかも確認して下さい。(411.5)


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