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優しく閉まります・・・

2021年12月30日 20時34分15秒 | 宅地・建物の豆知識

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、洗面所に入る引戸の鴨居(かもい:引戸の上部)部分です。ご覧頂きたいのは、矢印部分の金具(ストッパー)です。これだけのものですが、大きな仕事をします。それは、引戸を閉めた際に、ブレーキをかけ、引戸が壁に当たる時の衝撃を和らげます。衝撃を和らげると、ぶつかり音も減りますし、引戸が勢い余って元に戻ることも少なくなります。
これは後から付けていますので、引戸のぶつかり音が気になる方は、このようなストッパーを付けると良いと思います。ネットやホームセンターで数百円で売ってます。鴨居の溝の幅を測って、中に入るものを選び、付ける位置は壁の手前10㎝前後が良いでしょう。(92)


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寒い冬の日、エアコンで暖かく・・・

2021年12月23日 11時28分55秒 | 住まいのワンポイント
寒い冬の日、エアコンを暖かく、効率的に使うには、どうすれば良いでしょう?暖房している部屋の内から外へ、どのように熱が逃げて行くのかを示したのが左の図です。この図で、窓ガラスには複層ガラスが使われ、部屋の温度は18度に設定され、外の気温は-2.6度となっています。部屋の中にある暖気のうち、58%は窓、15%は換気口と外壁、床から7%、そして屋根からは5%が逃げていくことになります。
部屋の暖かさの半分以上は窓から失われていきますので、窓周りの断熱性を高めることが最も効果的となります。具体的には、カーテンを窓面の隙間が無いようにしっかりと閉める、厚手のカーテン生地にする、更に内窓を付けて二重サッシにしてしまうなどが考えられます。換気口、外壁、屋根からも熱は奪われて行きますが、この対策は簡単ではありません。床からも熱は逃げて行きますが、これはカーペットやラグなどを敷くことによって、断熱効果を高めることができます。

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窓辺の冬支度はいかが・・・

2021年12月17日 21時15分55秒 | 住まいのワンポイント

寒い季節になりますと、窓辺からの寒さも気になってきます。窓辺を暖かくするには、左のイラストのように、カーテンで工夫する方法があります。厚手のカーテンを使って、窓辺と部屋とを隙間なく隔ててしまう、こうすれば暖かくなります。




また、お金をかけて窓を改修する場合には以下の方法があります。
①内窓を作り、2重窓にする 
②窓のサッシも含めて断熱性の高いペアガラス等にする 
③サッシはそのままで窓ガラスだけを断熱性の高いものに交換
改修の価格は、②が一番高く、①と③は、②の半分程度になります。また、②に付きましては、サッシが厚くなりますので、既存のレールにサッシが入るのか、また、③につきましては、既存のサッシに入るガラスの条件が出てきます。マンションの場合、②と③の方法につきましては、共用部ですので、管理組合の了解が要るということがあります。
私も、5年ほど前、①の方法で、部屋の中、4箇所ある窓を全て、内窓を設置して、2重窓にしてみました。エコポイントが付いたことも実施した理由になりました。内窓を付けて本当に良かったと思っています。冬は暖かいし、夏は冷房の効きが良いし、それと、2重窓にすると遮音効果も高まります。2重にした面倒くささはそれ程感じません。


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マンション内覧会、外回りも確認!

2021年12月14日 22時57分07秒 | マンション共用部編

写真は、マンションの内覧会撮りました。写したところは、アルコーブ(玄関ドア前のスペース)の壁の下部分です。緑の付箋が貼ってあるところを見て頂くと、壁のタイルが一枚欠けているのが分かります。工事中に何かをぶつけてしまって、タイルが欠けてしまったのでしょう。
この部分は外の壁ですから、マンションの共用部(住民みんなの財産)にあたります。共用部ですが、内覧会では、このような不具合も当然指摘の対象となります。外壁のタイルは、建物の美観を保つだけでなく、中のコンクリートを守る、大事な仕上げ材です。タイルは玄関のアルコーブだけでなく、バルコニーの外壁にも良く使われますので、全てチェックです。
タイルの割れ、欠けなどは張り替えとなります。
タイルの不具合として、割れ、欠け、浮き、不陸(平らでないこと)、目地のモルタル充填不足などがあります。タイルの浮きや不陸を見極めるのは簡単ではありませんが、タイルの割れ、欠け、は分かりやすいです。
内覧会では、外回りであっても、この外壁タイルの状態も良く見て下さい。(712)


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内覧会、コンセントも確認!

2021年12月13日 22時39分43秒 | 内覧会はココ見て!共通編

内覧会で部屋に入ったら、間取り図を出して、それぞれの部屋を見てみましょう。そして、部屋を見がてら、各部屋に付いているコンセントの種類と位置を確認してみて下さい。万が一、位置などが違っていたり、付いていない場合には、移動工事や設置工事が必要となります。
コンセントが間違って付けられていたり、付いていないことは極めて稀ですが、そういうケースはありました。確認の仕方は、間取り図とモデルルームとの照合になります。間取り図もモデルルーム契約条件ですから、整合性がない場合でも、どちらかにあれば、当然、要求できます。ですから、モデルルームの見学の際には、細かいところもデジカメで撮っておくと良いでしょう。
写真は、間取り図を持って、コンセントの位置などを確認しているところです。間取り図には、いろいろなものが、記号で記載されています。記号の意味が分らなければ、売主に確認することです。また、間取り図では、取り付け位置の高さは分りません。エアコンや冷蔵庫のコンセントなどは上の方にありますので、下だけでなく、壁の上の方も見て下さい。同時に、念のためですが、コンセントの通電も携帯の充電器などで確認しておくと安心です。(7221)


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使っている冷蔵庫が入らない!

2021年12月06日 23時30分07秒 | モデルルームではココ見て!

今使っている冷蔵庫が新居に入らない!これは困ります。モデルルームに行きましたら、冷蔵庫置場の幅と奥行き、そして、玄関から問題なく置場まで運べるかも確認しておいた方が良いです。
写真は、冷蔵庫置場の幅が、どうしても1㎝足りず、幅木(はばき)を両脇5㎜ずつ引っ込めて、必要な幅を確保したものです。写真をよくご覧頂ますと、幅木の出が、冷蔵庫置場とそうでない部分とは異なることが分かります。幅木の出は、冷蔵庫置場では2㎜、そうでない部分は7㎜となっています。幅木の出を両脇5㎜ずつ引っ込め、冷蔵庫置場の幅を1㎝大きくしました。
通常、幅木は内壁の石膏ボードの上に設置しますが、上の場合には、石膏ボードの下部を切り欠き、幅木を中に入れ込んだ訳です。1㎝の違いであれば、このような加工も可能です。ですので、モデルルームに行きましたら、冷蔵庫置場の幅を、下の幅木の位置で確認することが大事です。確認をして、万が一、手持ちの冷蔵庫が入らないと分かったら、売主に相談して下さい。2㎝以内の拡幅であれば、状況に応じて、工事が可能です。(102)


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キャップなしでは・・・

2021年12月02日 17時32分16秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は、戸建ての内覧会で撮りました。写した箇所は、新築の家の周りに立てられたネットフェンスです。ここで、ご覧になって頂きたいのは、キャップなし、キャップあり、と書かれている矢印の先です。
ここの部分は、ネットが切断されたところで、本来、キャップで端部は処理されなければなりません。上の方はあるのですが、下の方はキャップがありません。これでは、指が触れれば傷つく可能性もありますし、錆びても来るでしょう。細かいことですが、内覧会に行きましたら、こういう箇所も確認して下さい。(871)


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そのつど、ヨイショとまたぐのも・・・

2021年12月01日 22時21分53秒 | ベランダ・テラス編

写真は、マンションの角部屋で、大きなルーフバルコニーが付いています。このルーフバルコニー側の窓は、掃き出し窓となっていて、窓を開ければ外へ出られます。ご覧頂きたいのは、バルコニーの床の窓側に設置されている2個のステップです(矢印部分)。元々の設計では、このステップは設置されておりませんでした。この部屋の窓は、掃き出し窓と言っても、ルーフバルコニーの防水の関係から、窓部分の立ち上がりが25㎝程ありました。このぐらい高くなりますと、簡単には窓の部分をまたぐことはできません。一度、窓台部分に乗って、それから、ルーフバルコニーにヨイショと降りて行きます。毎日のように洗濯物を干すのに、都度、ヨイショとまたがなければならないのも、面倒です。
そこで、内覧会の時に、この状態では、大変だから、ルーフバルコニー側にステップを設置して下さい、という要求をしました。このマンションの売主は、話の分かる人達で、そうですね、分かりました、それではステップを設置しましょう、と言ってくれました。上の写真は確認会の時で、ちゃんと、掃き出し窓の外側には、高さ15㎝ほどのコンクリート製のブロックが、ステップとして置かれてました。ルーフバルコニーがあるお部屋に入る方は、部屋からバルコニーへ出易いか?もチェックしてみて下さい。段差の目安として、室内側も室外側も15㎝以下であることが理想的と言えます。どちらかが、それ以上の場合には、室外側にステップを置くことをお奨め致します。室内側でも良いのですが、邪魔になってしまうこともあります。(93)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。