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なんで、私の家がこんなことに!

2024年03月11日 21時52分52秒 | トイレ編

写真は、マンション室内のトイレの壁をはがしたところを撮りました。手前がトイレで、管(青いテープ部分)の先の手前に便器が来ます。便器からの排水は先端に青いテープを貼った管から、奥の茶色の縦管、そして地下の処理槽にいきます。トイレの壁がはがされているので、中の構造が良く分かります。
実はこのトイレは、汚水が漏れ出す、という欠陥があって、そのために、張った壁を全てはがしてみた所です。汚水が漏れ出した原因は、汚水管のエルボ(写真で90°に曲がっているつなぎの部分)の接合部に、施工業者が接着剤を入れ忘れたのです。ただ、汚水管を突っ込んだ状態になっていたわけですから、当然、そこから、汚水が滲み出てきます。トイレの周りの床や壁は、取り外し、クリーニング、消毒、再度、新品でやり直しとなりました。この家の住人は、住み始めて1週間で、「なんで私の家がこんなことに!」と言ってました。
内覧会の時には、このような水漏れというのは発見しにくいのですが、水を流して様子を見て下さい。漏水していても壁の向こう側では分からないかもしれません。でも、トイレの水も流してみて、汚水管の周りを触ってみる、周りの壁にも触れてみて、湿気てないか、このようにしてみると分る場合もあります。そして、お住まいになっても、壁が湿気てる、臭うなど異常を感じたら売主にすぐ言って下さい。(64)


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カワイイ手洗い器なんだけど・・・

2024年02月06日 21時09分14秒 | トイレ編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写しているのはトイレ内の手洗い器です。見た目には、とても小さくてカワイイ手洗い器なのですが、実際に手を洗ってみると、かなり気を遣います。手洗い器が小さいので、水の出具合によっては、周りに相当にはねてしまいます。
写真では、手を洗う際に水がはねることを考えて、手洗い器の前には、念のため、耐水ボード(グレーの部分です)が張ってあります。ですので、壁に方に多少水がはねても問題ありません。でも、気になるのは、その耐水ボードと手洗い器の間の僅かな隙間です(指で差しているところ)。手を洗って、壁に水がはねれば、壁に付着します。付着した水は、壁の表面を伝わって、壁と手洗い器の間に落ちていきます。その隙間に水分が入れば、その部分はカビます。
でも、そこに、水滴が落ちてきても、隙間にシール(コーキング)が打ってあって、隙間が無ければ水滴は入って行きません。写真では、隙間にシールは打ってありません。このようにシールを打ってない場合も、打ってある場合もあります。内覧会に行きまして、ここの隙間にシールが打ってなければ、売主に対して、水滴が入るのでシールを打ってくれないか、と依頼してみることをお奨めします。(611)


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ニオイを断ち切るには・・・

2023年09月22日 09時31分25秒 | トイレ編

内覧会では標準仕様になっていないものを要望しても原則実施してくれません。でも、売主に要望すると、実施くれる場合もあります。トイレの中で、実施してもらった方がいいな、と思われるシーリング(コーキングとも言い、隙間をゴムのようなもので埋めること)をご紹介します。
シーリングをした方が良いな、と思われる箇所は、トイレの便器と床の隙間です。便器を設置する際は、パッキンを置いて、その上に便器を置きます。ですので、床と便器の奥の方は隙間はないのですが、問題は、その外周りです。
特に家族の中に男の子がいますと、おしっこをする際に、便器の周りに飛び散ることがあります。床や壁は拭けるのですが、便器を伝わって、便器と床の隙間に入ったおしっこは、掃除が困難です。ここの部分から来るニオイを断ち切ることが出来ません。ですので、その隙間にも、シーリングをしてしまえば、おしっこが入っていかなくなります。そうすれば、掃除が楽になりますし、ニオイもなくなります。シールの色は白色が良いでしょう。
上の写真は、便器と床の隙間に白いシールを入れた後ですが、それほど目立ちません。(緑の矢印部分です)内覧会で要望しても、実施してくれない場合には、自分ですることも出来ます。シーリングが面倒であれば、ここの隙間にテープを貼る事をお進めします。ホームセンターに行きますと、このような隙間に貼るテープを売ってます。(0326)


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これは、まずいです!

2023年09月04日 17時16分35秒 | トイレ編

写真は、マンションの内覧会で、トイレ内のタオルリングを撮ったものです。赤い付箋が貼ってあるタオルリングを見て下さい。どうして、タオルリングをこのような位置に付けるのか・・・理解に苦しみます。
折角、収納の棚があるのに、これでは、リングが邪魔をしてしまいます。そして、トイレに限らず、タオル掛けというのは、なるべく手洗いに近い位置に付けるのが都合が良いです。洗った手は、濡れているので、早く拭きたいからです。他に適当なところがなければ別ですが、奥側に移すか、手前の壁でも良いでしょう。売主に、なんで、このようなところに付けたのですか?と聞いてみました。そしたら、「いや、これはまずいです」とのことでした。
結局、タオルリングを棚に掛からない位置まで移動する事になりました。細かいことですが、このようなタオル掛けの位置もチェックしてみて下さい。位置が気に入らなければ売主に移動をお願いすれば良いです。タオル掛けにも写真のようなタオルリング、タオルバー、いろいろと種類があります。トイレはリングタイプでも良いと思います。洗面所はタオルバーの方がタオルが乾きやすいので、出来れば、バータイプが好ましいと思います。(8613)


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モデルルームでは、使ってなかったので・・・

2023年08月01日 21時28分19秒 | トイレ編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはトイレの奥の収納部分です。手洗い器の下の左右に収納があって、トビラがそれぞれ付いています。写真のトビラは、左側の収納となります。トイレは狭いので、少しでも収納が欲しいところです。このトイレは狭いところにも、ちゃんと収納を作っていて感心します。
ところが、この収納の左側の扉が、ウォッシュレット電源のアダプター(赤い矢印部分)が邪魔になって、開かないのです。これでは、折角の収納も使い勝手が悪いです。なんでこんなことに?と売主に聞いたところ、「モデルルームでは、アダプターを使っていなかったので、コンセントの位置に付いては、問題とならなかった」との事でした。ハー?こんなことを言われては、開いた口がふさがらないです。
内覧会に行きましたら、どんな収納でも、扉が開けられるかを、実際に開けて閉めて、確認して下さい。建築の多くのプロが集まってもこんなことが起きるのですから。収納のトビラが開けられないのでは話しになりません。ご参考までに、写真のケースでは、コンセントの位置を動かすことになりました。(73)


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汚れるし、カビます!

2023年07月10日 11時11分54秒 | トイレ編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写した場所はトイレの手洗い器です。ここで、ご覧になって頂きたいのは、矢印の先で、隙間を埋めると書いてあります。
この隙間とは、手洗い器と壁との間です。写真では分かりにくいのですが、この隙間はコーキングで埋めるべきなのですが、そうなっていません。売主に確認したら、コーキングをするのを忘れたと言ってました。
隙間があれば、手を洗って壁に水が撥ねれば、そこに入っていきます。そうなると、そこはカビますし、ホコリもたまります。細かいところですが、内覧会では、このような隙間も見て、隙間が埋めてなければ指摘して下さい。(56)


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これでは向きが反対!

2022年07月14日 23時28分29秒 | トイレ編

写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は廊下からトイレの中です。ご覧頂きたいのは、赤い付箋が貼ってある収納の扉です。赤い付箋を貼ったのは、これではダメという意味です。なにがダメかと言うと、収納の扉の開く方向が反対なのです。この扉の向きでは、物を入れるときに向こう側から入れなくてはならないので、不便です。扉が手前から向こう側に開くようにすべきです。
売主には、これでは使い勝手が悪いから手前から開くようにしてと要求しました。売主は、この要求を受けて、扉を付け替えることになりました。間取り図だけから、このような箇所の扉の向きを把握するのは簡単ではありません。でも、出来てからでは、売主もお金がかかるので簡単に承諾はしませんので、なるべく、購入した時に、このような点も明確にしておいた方が良いでしょう。(35)


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音が気になる場合には・・・

2016年05月14日 09時56分10秒 | トイレ編

写真は、マンションの内覧会でトイレの便座カバーを上げたところです。便座カバーを上げると、指で指している箇所が、後ろにある水のタンクと接します。接する際に、カチカチという音が気になる場合には、そこにクッション材を貼ると音も緩和され、キズも付きにくくなります。クッション材は、バンポンと言います。バンポン(なみだ目とも言う)とは、ぶつかりを吸収するポリウレタン製のゴムです。色も透明、色付き、形も半球状、角型、大きさも小、大と、いろいろとあります。いずれも下には接着剤が付いていて、誰でも簡単に取り付けることができます。ホームセンターで数百円で売ってます。
内覧会に行きまして、このようなカバーや建具の扉がぶつかってしまう箇所を見つけましたら、売主に言って、バンポンを付けてもらうのが良いでしょう。また、接着剤で付けるだけですので、時間が経つと取れてしまうこともあります。その際は、ホームセンターで購入するか、売主に言って予備をいくつかもらっておいても良いでしょう。(81)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。