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新築マンション、タタミが縮んだ!

2022年09月30日 22時05分11秒 | 和 室 編

写真は、新築マンションへ入居後、数ヶ月したら、畳が縮んできてしまったものです。原因は、夏の気温や湿度が高い時に畳の施工が行われ、冬になって、気温も湿度も下がり、畳床(畳の芯)に含まれていた水分が乾燥し収縮したものです。写真の場合には、入居後でも、畳は交換となりました。
新築のマンションや戸建で使われる畳は、ほとんどが美草やスタイロと呼ばれる化学畳となっています。畳には、昔からの本畳(自然畳)と化学畳があります。本畳とは畳床(畳の芯)も畳表もい草で作ったものです。また、化学畳とは、畳床は発砲スチロールとファイバーボードを張り合わせたもので、畳表はい草もしくは樹脂、最近は和紙を使ったものもあります。厚さは15㎜~60㎜まであります。化学畳の畳床にもいくつかの種類があって、この畳は乾燥収縮しやすいものだったわけです。
化学畳の特徴は、工業製品なので、品質が安定している、耐久性がある、断熱性に優れる、軽い、水を吸収しない、ダニが発生しにくいことです。でも、目に汚れが溜まったり、食品や醤油・ビールなどこぼした時は、カビが発生したり、変色する事があるので、ふきとっておいた方が良いでしょう。
写真の畳も化学畳です。この収縮により、全部交換となりました。内覧会で異常がなくても、お住まいになってから写真のように縮まってくるなどの不具合が出てくれば、なるべく早く売主に言うべきです。
内覧会の時には、畳床の水分の状態まで確認できませんが、畳をチェックする場合には、
➀畳表の色が一様に青くてきれいか、浮きやシワがないか、表面のささくれがないか。
➁敷いてある畳は一様に隙間なく平らに敷かれているか、敷居との取り合いに段差はないか。
➂全ての畳の上を歩いてみて、変な感じはないか等です。(6)


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畳を良く見て、触れてみて・・・

2022年03月29日 18時35分20秒 | 和 室 編

マンションでも一戸建てでも、和室には、化学畳と呼ばれる畳が敷かれます。化学畳とは、畳表はイ草もしくは樹脂、そして畳床(畳の芯)は発砲スチロールとファイバーボード、底にはシートを貼ったものです。畳の厚さは薄いもので15㎜、厚いもので60㎜程です。畳床を稲わらで作ったものを本畳(ほんだたみ)と呼びます。
畳のチェックの項目は、畳表の張り具合、色褪せ、色ムラ、ほつれ、畳同士の空き、段差、畳の床への落ち着き具合などです。チェックの際は、まず、畳の表面を良く見て、触れてみること、そして、上を歩いて違和感がないかを確認します。
畳表は、イ草もしくは樹脂が一般的です。表面を見ると判別できます。畳表が樹脂製ですと、工場生産ですから、品質も一定ですし、色ムラもなく、色落ちもしにくいです。一方、イ草の場合には、天然ものですから、日焼けによる色落ちも少しずつしてきます。建物の完成から内覧会までに時間が経ちますので、売主も写真のように紙のカーテンで日やけを防いでいます。特に畳表がイ草の場合には、色落ちしやすいと言えます。
いずれは、青い畳も色あせて行きますが、やはり、新築には青い畳が気持ちの良いものです。もしも、お部屋の畳が、全体的にも、部分的にも相当に色あせていたら、不具合として指摘すれば良いでしょう。このお部屋にも、確認会には真っ青な新しい畳が入りました。それを見て、もうすぐ三歳の彩音(あやね)ちゃんもバンザイです。(81)


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フスマを閉めて、どちらが上に・・・

2021年06月14日 22時16分51秒 | 和 室 編

マンションで中和室のお部屋、結構あります。直接窓に面しない和室を、中和室と呼びます。建築基準法上、中和室も居室(人が定常的に居る空間)になりますので、換気、採光など、無窓にすることはできません。フスマなどは常時開放できるので、中和室とリビングとを一つの部屋として見なすことで、許可されています。
このような理由から、リビングと中和室とは、写真のようにフスマで区切られるようになります。写真の例では、フスマがリビング側にも、廊下側にもあります。ここで、質問です。フスマ全体を閉めた場合、リビング側のフスマが優先するのか、それとも、廊下側のフスマが優先するのか、どちらだと思いますか?
正解は、左の写真にあるように、リビング側のフスマが優先します。つまり、リビング側のフスマを閉め切って、そこに廊下側のフスマを合わせるように、大工さんは建て付けていきます。これは、リビング側にフスマの合わせ目を見せないようにするためです。ですので、内覧会に行きまして、このフスマの隙間などをチェックされる場合には、そのようにして、状態を確認して下さい。(9222)


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畳の表面を押してみると・・・

2020年07月15日 22時02分48秒 | 和 室 編

写真は、マンションの内覧会で和室の畳表を少し押してみたところです。畳表が畳床にしっかりと張られていませんので、畳表を押すと写真のように沈んでしまいます。手前の畳表はしっかり張られています。内覧会では、畳表が畳床にしっかりと張られているかもチェックして下さい。畳を踏むと、都度沈むのも気持ちの良いものではありませんから。写真ぐらい押して沈んでしまうと不具合として指摘すべきです。
畳は、芯となる畳床(たたみどこ)、表面の畳表(たたみおもて)そして周りの帯状の布である畳縁(たたみべり)とから構成されます。畳床の厚さは、15~60㎜、そして畳表の種類はいぐさ、樹脂、和紙の3種類です。戸建てでもマンションでも、使われている畳のサイズは、ほとんどが850㎜×1700㎜です。(931)


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