家庭の電気機器で消費電力が最も大きいのが冷蔵庫です。24時間365日、使いっ放しですから、冷蔵庫の節電対策は大事です。節電の合言葉は、『庫内も周囲もすっきりと!』で、以下がポイントになります。
①放熱させるため、冷蔵庫を壁にぴったりとつけない。1センチ以上離す。説明書で確認。
②中を整理して、ドアの開閉の回数や時間を減らす。
③自動製氷機を使わないと、消費電力が約8%減る。自動製氷機を夜間だけ使うことも。
④庫内の設定温度は、夏でも『中』で大丈夫。急いで冷やす場合だけ『強』で。
⑤庫内のカーテンについては誤作動を起こす場合もあるので、メーカーに確認。
写真の家は、傾斜地に建っています。写真は玄関の前から撮っています。下に見える道路から、階段を上がって来ると、玄関になります。玄関周りには、インターホン、ポスト、表札は付いています。でも、内覧会の時点では、階段下には何も付いていませんでした。それから、ここを購入された方がお住まいになって、半年程経った時に、様子を聞いてみました。以下がその方から頂いた返事です。ご参考になると思いますので、ご紹介します。
「結論としては、階段下にも表札を付けた方が良いと思います。友人・知人を招いた時に、階段の下に表札がないと、迷ってしまいます。知り合いなら携帯で連絡をくれるのでまだいいですが、郵便配達や宅急便の方が困っているのを見たことがあります。(階段上らせればいいだけですが・・・)。それと、もしインターホンも階段下にあれば、不要な人(しつこいセールスマン等の勧誘)を上の玄関まで来させずに階段下で追い返すことができます。また、何となくですが、階段を上がらないと表札が見えない家というのは、ご近所に名前を知らせたくない家というか、ご近所付き合いを拒否しているような暗いイメージがしませんか。表札は家の前の道から見えるところにあった方が、明るいオープンなイメージになる気がします。こんな理由から我が家は階段の下にも表札を付けています・・・」とのことでした。(99)
左の図は、トイレの温水洗浄便座の安全に関するチェックポイントです。メーカー側は、一つでも当てはまれば、点検を依頼した方が良い、としています。
トイレの便座の異常による発煙や発火事故は数件報告されています。事故で目立つのが、設置後20年以上など長期使用によるものです。内容は、コードが断線していたり、ひびが入ったところに水が入ってショートしていたり、コンセントにほこりがたまって発火を起こしたり、というものです。メーカーによりますと、温水洗浄便座は電気製品なので、10年くらいで壊れてきます、とのことです。
発火のような事故を防ぐためには、早く異常に気が付くことです。一つの機能をオフにしても、全体には電気は流れたままになっているので、発火につながることがあります。使い方としては、電気製品なので丁寧に扱うこと、そして水につけたり、バシャバシャ洗うことは避けることです。
写真はマンションの内覧会で撮りました。ご覧になって頂きたいのは、ベランダの手すり壁に取り付けられた3本の物干し金物です。一般的には、物干し金物は2本です。手前側の2本の物干し金物は普通の長さで、奥の1本は少し短めとなっています。
多くのマンションの内覧会に立ち会ってきましたが、ベランダに3本の物干し金物があるのを初めて見ました。でも、これなら便利です。特に小さなお子さんがいる場合には、洗濯物を干すところが多いのは助かります。使わない場合には、折っておけばそれ程邪魔にはなりません。マンションの場合、ベランダは専用使用権付の共用部になりますので、住民が勝手に物干し金物を付けることは出来ません。マンション全体で、最初からこうなっていれば、問題はありません。一戸建てでも、手すり壁の幅があれば、物干し金物を3本付ければ便利でしょう。(5713)
左の表は遺品整理を頼む際の大事なチェックポイントです。故人の残した家財などを整理をすることを業者任せにすることが増えてきています。その際に、慣れていないので、トラブルが発生するケースがあります。特に多いのが高額請求についてです。
遺品整理の目安としては、戸建てなら30~60万円、ワンルームで8~10万円程度とのことです。業者を探す場合には、一般社団法人遺品整理士認定協会が推薦する全国約560社の一覧サイト(http://www.is-mind.org/)で紹介されています。また、トラブルになった場合には、三ケタの電話番号「188(いやや)」にかけると、最寄りの消費生活相談窓口につながります。相談窓口のサイトは(http://www.kokusen.go.jp/map/)です。
写真はマンションの内覧会で撮りました。白い矢印の部分をご覧下さい。これは、キッチンの引き出しで、角の部分がはがれてしまっています。こういう側面を木口(こぐち)と呼びますが、小口には木口テープというものが貼られます。木口テープとは、樹脂性製で表面は木目調にプリントされ、裏面は接着剤付となっています。ですので、写真のように、はがれてしまうこともあります。
内覧会に行きましたら、キッチン、洗面所など引き出しがあるところは、全て引き出してみて、このような箇所も確認して下さい。お住まいになって、このようにはがれてきましたら、接着剤で直せますし、ホームセンターで木口テープも売っています。(202)