内覧会同行サービスは低価格のプロチェック一級建築士事務所へ。一戸建て・マンション、新築・中古、丁寧に検査。家の品質向上を

100%買主の味方!新築・中古の内覧会に低価格で丸一日立会い同行検査。売主と直接交渉。内覧会で安心を!

上も下も、同時に触れないと・・・

2023年12月26日 13時05分13秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写している部分は、リビングの窓のサッシです。ご覧頂きたいのは、矢印の部分です。これは指詰め防止ストッパーと言いまして、引違のサッシに指を挟まないようにするためのものです。最近の窓のサッシはペアガラスで窓が重いので、サッシを開けた際に、指を挟んでしまうと大けがになってしまうことがあるからです。
この指詰め防止ストッパーは、一般に、サッシの上下2ヶ所に付いています。窓のサッシが重いため、開けた際には、相当の力がかかるので、上下2ヶ所のストッパーで止めることになります。窓を開けた際には、それぞれが同時に
サッシに触れなければなりません。どちらか一方だけしか接しないのであれば、2ヶ所付ける意味がありません。
ここで写真に戻って頂きますが、これは上下にあるうちの上の方のストッパーです。このストッパーとサッシとの間には3㎜ほどの隙間が出来てしまっています。下のストッパーはこの状態で接していますので、これ以上は開けることができません。これでは、この上のストッパーの意味がないことになります。窓を開けた際に、大きな力がストッパーにかかりますので、下のストッパーが割れてしまうこともあります。内覧会では、窓のサッシも開けてみて、指詰めストッパーが適切に上下サッシに接しているかもチェックして下さい。もし、それぞれがちゃんと接していない場合には、隙間の調整は出来ますので指摘して下さい。(382)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エアコンが設置できない!

2023年12月25日 15時12分37秒 | 一戸建て購入時に

写真は戸建ての内覧会で撮りました。ここは洋室となっています。ご覧頂きたのは、壁にエアコン設置位置と書いてあるところです。エアコン用のコンセントが壁に設置してあるので、ここにエアコンが設置されると売主側は設計したわけです。
しかし、ここの収納は折戸(おれど)となっていて、外側に開くようになっており、折戸の端部は固定なので、ずらすこともできません。折戸の上端から天井までは、30㎝しかありません。また、窓の上にはカーテンレールも付けるので、エアコンの設置スペースとしては、高さが30㎝で幅は70㎝が限度です。幅はどうにかなるでしょうが、エアコンを設置するための高さが問題となります。これは、設計上のミスで、折戸との関係を確認出来てなかったと思われます。
エアコンを設置するスペースは、このように建具が来たり、カーテンレールが来たり、平面図だけでは読み切れないことが出ることがあります。購入時に、部屋を平面的だけでなく立体的に想像してみることが大事となります。(99)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンション内覧会、何時から始めれば?

2023年12月22日 18時38分03秒 | 内覧会への準備

マンションの内覧会を始める時間は、何時からが良いのでしょうか?通常、内覧会の日時は、売主の方から、指定してきます。あなたのお部屋は、何月何日、何時ですよ、という具合です。これは、売主の勝手な都合で指定してきますので、都合が合わなければ、別の日時に変えてもらえば良いです。内覧会は、買主にとっては、部屋の引渡しを受ける前の最初で最後の検査である、そういう心構えで臨むべきです。不具合があって困るのは買主ですから。
内覧会を行う上で、最も注意すべきは、明るさと時間的な余裕です。明るい時間帯に、ゆっくりと部屋の隅々まで見てみる、これに尽きます。大切で高額なマイホームですから、見るのに丁寧すぎる、ということはありません。部屋の中を何度でもグルグル回って、見て、触れて、使ってみて、確認すべきです。そうなると、内覧会の開始時刻は、早い方が良い、ということになります。理想的には、開始時刻は午前9~10時の間が良いです。午後5時頃には、内覧会は終わりになりますので、早く始めれば、その分余裕があります。内覧会の時には、各部屋には電灯が準備されますが、やはり、日の光の下で見るのとは異なります。
また、内覧会では、部屋を見た後、共用部の説明もあります。それから、カーテンなどの採寸もあるでしょう。家のチェックについて、後悔をしないためにも、余裕を持って、明るい時間帯にゆっくりと部屋を見ることを心掛けて頂きたいと思います。(612)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上からも、下からも、覗いてみて・・・

2023年12月20日 15時45分50秒 | ベランダ・テラス編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写した場所は、バルコニーの手すり部分です。ご覧頂きたいのは、矢印部分で、ビス忘れと書いてあるところです。手すりに手をかけたら、なんかグラグラするので、変だなと思って手すりの下をのぞいてみました。そしたら、本来、ビスで締めるべきところを、忘れてしまっていたわけです。手すりの下だから、ウッカリとしてしまったのでしょう。場所が場所だけに、ウッカリ忘れたでは済まないのですが、内覧会では、こういうところも注意して見てみましょう。上からでは分かりにくいので、ビスのあるところは、上からも、下からも、覗いてみなければなりません。
バルコニーの手すりにはいくつかのタイプがありますが、ここの手すりは、アルミの枠があって、中にガラスがはめ込んであるものです。手すりの左右の端の支柱は、壁にしっかりと固定されなければなりません。支柱が壁に固定されたら、手すりの上部は支柱にビスで、こちらも固定されなければなりません。手すりは、バルコニーの床から立ち上がっているだけので、手すりの左右の端部が壁に固定されなければ、グラついてしまいますし、危険でもあります。(125)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンション内覧会、何を、どう見れば?

2023年12月18日 17時04分42秒 | 内覧会の直前に読んで!
内覧会で、部屋の中に入ったら、何を、どこから、どのように見ていけば良いのでしょうか?内覧会は慣れているわけでもないので、どうしよう?となりますね。
内覧会の趣旨は「あなたの部屋が完成しましたよ、見て下さい、何か不具合があれば直しますから、言って下さい」こういうことです。従い、買主が納得できるまで、部屋をみることが最優先となります。それでは、買主が納得できるまで、部屋を見るためには、どうしたら良いのでしょうか?
私の答えは「時間をかけて、隅々まで見てみる」これに尽きると思います。一般に、内覧会の際は、売主が一緒にいる場合が多いです。一緒にいると、急かされる感じになるし、気が散って、部屋の中のチェックが充分でなくなる場合が多いです。ですので、「折角の内覧会ですから、家族だけで、数時間、ゆっくりと見させて下さい」と売主に頼んでみて下さい。そして、家族だけになったら、お住まいになったつもりになって、全ての部屋をチェックしてみると良いです。
全ての部屋を見る場合には、起点を決めて、例えば、リビングから見出したら、時計回りでも、反時計回りでも、一部屋ずつ、集中して、つぶしていくと良いでしょう。そして、1周したら、もう1周、今度は反対回りでチェックすることをお勧めします。反対回りにすると、気がつかなかったことに気がつく、ことがあります。それから、玄関の外、バルコニーのチェックもお忘れなく!(06)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バンドが外れてる・・・

2023年12月15日 17時55分49秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したところは竪樋(たてどい)の上部です。この竪樋は屋根に降った雨を排水していきます。矢印部分を見て頂くと、竪樋を押えておくバンドが外れてしまっています。バンドは、強風などによって、樋が外れてしまわないようにしています。
戸建ての場合、基本的に、東西南北の四隅に竪樋が設置されます。屋根から地面までですから、竪樋は長くなるし、それを押えるバンドも数多くなります。竪樋は、このバンドによって、家の外壁に固定されてますので、バンドの役目は大事です。戸建ての内覧会では、四隅にある竪樋のバンドが外れていないか、下から上まで、全数確認して下さい。(99)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一戸建て購入時、土地の注意点は?

2023年12月13日 16時24分35秒 | 一戸建て購入時に

新しく一戸建てを購入する場合、土地の形質に関しては、どのような点に注意すべきなのでしょう?
左の図は、親から土地を相続した場合に、土地の評価額が下げられる可能性がある土地の例です。一戸建てを購入する際、将来に向けても、なるべく価値が下がらない土地を購入したいと誰しも思います。そうなると、左の図に示すような条件がないところが好ましいことになります。

この中で、気が付きにくいのが、4や5のケースです。敷地の境界が明確であるか、また、敷地内の排水だけでなく、周りの家の排水の状態も確認する必要があります。
例えば、自分の家の後ろにも家があって、その家から出る排水を自分の土地を通って排出しなければならない、このような場合は、厄介な問題になりますので、注意が必要となります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンカウンターの下、どう使う?

2023年12月12日 19時06分56秒 | マイホーム購入時に

写真は、マンションの内覧会で、キッチンカウンターを横から撮ったものです。キッチンのカウンター下、ここには空間がありますので、オプションで収納棚を設けたくなります。ここにお皿やグラスが置ければ便利です。でも、そこで注意が必要となるのが、カウンター下の奥行き(← →部分)の寸法です。
収納棚の扉がカウンターよりも前に出てしまうことは避けたいので、カウンターの奥行きで収納棚の奥行きも決まってしまいます。収納棚には、扉だけでなく、背板と呼ばれる板が奥に付きます。背板も扉も厚さが2㎝程はあるので、その分も計算して、キッチンカウンター下の収納は考えなくてはなりません。中に置くお皿類で、小皿の直径は15cmほど、中皿で25㎝ほど、大皿になると35㎝を超します。このような大きさになるので、例えば、大皿まで置こうとすると、背板と扉の厚みを考えると、少なくても奥行きが40㎝以上は必要となります。中皿までですと30㎝、小皿までですと20㎝は必要です。
カウンター下にオプションで収納棚を取り付けてしまって、内覧会で見たら、意外と奥行きが浅くて、これでは、グラスぐらいしか入れられない、失敗した、という人はいます。そういう失敗をしないように、キッチンカウンター下の矢印部分の寸法を確認して、収納棚の設置をお考え下さい。安全なのは、出来上がってから寸法を測って、それに合った棚を買うことだと思います。(712)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リビングのカーテン、これだけは!

2023年12月11日 17時17分12秒 | オプションあれこれ

新しいマイホームにカーテンが付きました。これだけで、殺風景だった部屋が急に色付き、住まいに変わって行きます。カーテンというのは、大きな力を持っているんだなーと思います。カーテンならこんな色、シェードにする、ブラインドにする、いろいろな夢が広がります。
好みに合って、部屋へのフィット感もある、そういうものを選びたいものです。そんなことを考えますと、カーテンを選ぶのは、内覧会で部屋の様子、外の景色、陽射し、こういう全体の様子もよく見て、最終的に決めるのが良いと思います。カーテンは一度付けたら、まず、余程のことがない限り、変えませんので。
家を見させて頂く仕事をしてますが、カーテン、そして、どのような照明や食器棚を選ぶのか、ここにその人の趣味が出てくるように思えます。家族の中心となるリビング、この場所を、趣味の良いカーテンやシェード、素敵な灯りで飾りたいものです。また、大事な家族のための食器を並べておく食器棚、これだ!というものを選びたいものです。
特に、リビングのカーテン、これだけは妥協はして欲しくないと思います。マイホームに初めて吊るしたカーテン、ちょっと高くても、気に入ったものであれば、音楽を聴きながら、コーヒーを飲みながら、そこにいるだけで、気持ちが和むことになるでしょう。なんと言っても世界に一つのマイホームですから。(32)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンション購入、床の種類は?

2023年12月08日 17時22分15秒 | マンション購入時に

写真は、マンションの内覧会で畳を上げてみたところです。畳の下には、厚さ2㎜程の青いクッションシートが敷かれています。シートの下には、床のコンクリートが見えます。このコンクリートの部分を床スラブと呼びます。この床スラブの厚さは21㎝で、内部には鉄筋が入っています。このように、床の仕上げ材である畳やフローリングを、直接床スラブに載せる方法を直床と呼びます。
もう一つの床の作り方は二重床です。二重床とは、鉄筋コンクリートの床スラブの上に短い束を立て、その上に下地を敷き並べ、畳やフローリングで仕上げます。コンピュターのアクセスフロアと同様に、フロアと床スラブの間を空ける作り方です。
写真の直床のスラブは21㎝と書きましたが、その内の20㎝は骨組みとしての床で、1㎝は仕上げのモルタルとなっています。この1㎝の仕上げモルタルはセルフレべリングと呼ばれるもので作られます。セルフレべりング、即ち、自分で平らになります、という事です。これは、モルタルに油のようなものを混ぜ、ドロッとした状態にして、床の上に流しておけば、次の日には、水平で硬くなっているわけです。このように物理的に床の表面を水平にしてしまうので、ビー球を置いても、転がってはいきません。
また、床スラブの上に置かれている畳は、化学畳と言われるもので、畳表は樹脂(い草や和紙の場合もある)、畳床は発泡スチロール、底にはシートが貼ってあります。直床の場合には、木材のフローリングの上を歩くと床スラブにぶつかって音がしてしまうので、防音のため、フローリングの底面は、5㎜程のクッション材が貼られています。その為、このような床材の場合は、どうしても、上を歩くと、フワフワ感があります。マンションを購入する際には、床の構造が、直床なのか、二重床なのか、確認すべきです。総合的な性能としては、二重床の方が上と思います。(7811)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬のマイホーム内覧会への必需品!

2023年12月05日 17時11分42秒 | 内覧会への準備

内覧会を冬に行う場合、暖かい服装、そして、特に厚手の靴下が必需品となります。誰も住んでいない新築の部屋は寒いものです。特に床はシンシンと冷えています。床暖房が入っていても、通常リビングだけです。足の底が冷えると、どうしようもなくなって、折角の内覧会も、もういいや、寒いから帰ろう、となってしまいます。
内覧会では、売主側がスリッパを用意しています。このスリッパを使っても良いのですが、スリッパを履くとフローリングの状態が分かりにくくなりますし、スリッパを引きずりますと、塗りたての若いワックスに線状のキズを付けてしまうことがあります。フローリングのワックスは内覧会直前に塗られることが多いです。
厚手の靴下であれば、暖かいし、足の脂も床に付かないし、新しいワックスもキズ付けないで済みます。また、床鳴りなど、床の不具合も靴下の方が見つけやすいです。冬の床は相当に冷えていますので、寒がりな人は、厚手の靴下を二重に履いて下さい。そして、部屋の中は、掃除が行き届いているわけでもないので、多少ホコリなどが付いてしまうこともあります。暖かくて動きやすい、多少汚れても気にならない服装が良いでしょう。写真は、冬の内覧会を終えて、ほっと一息、笑顔となりました。(71)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内覧会、まず、リビングから!

2023年12月04日 15時49分17秒 | 内覧会の直前に読んで!

マンションの内覧会で、念願のマイホームの真新しい玄関ドアを開けて、廊下を歩いて、リビングに入りました。リビングをぐるりと見渡して、アレ!意外と狭いね、と言われる方が多いです。モデルルームは広く見せようと苦心してますし、図面からでは、なかなか、広さは感じ取れないので、そう思ってしまうのも仕方ないかもしれません。そして、暫く、外の景色を、右、左と眺めて、落ち着いてきます。
内覧会で部屋を見て行く順番ですが、まず、リビングから、はいかがでしょう。やはり、リビングは家族の中心、そしてお客様も迎えます、いつもきれいにしておきたい場所ですから。内覧会では、神経を集中して部屋を見ていくので、結構疲れます。ですので、疲れていない元気な時に、一番大事な部屋を見るのが良い、と思います。
リビングのチェックの仕方は、まず、天井のクロス、壁のクロス、そして、床のフローリングと見て行きます。まず、天井のクロスですが、全体にしっかりと貼れているか、デコボコがないか、傷がないか、クロスのジョイントは隙間がないか、クロスの色は合ってるか、このような点です。壁のクロスも同様ですが、カウンターの下やリビングドアの左右、見えにくいところも覗いて下さい。次に床のフローリングです。これも、表面の傷の有無、ワックスのヌリムラ、それぞれのフローリングの間隔(名刺1枚が入る程度)、そして、良く上を歩いてみて、床がギーギー鳴らないかも確かめます。
確かめ方は難しい点もありますが、気になったら、付箋を貼って、業者に確認する事です。以上のチェックが終わりましたら、窓サッシ、クレセント(鍵です)、窓ガラス、カーテンボックス内部、これらの傷や動き状態を確認していきます。 (72)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロチェックのご案内とお問い合わせ

100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。