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マンション購入、外から隣から、音が気になる!

2019年03月26日 17時15分16秒 | マンション購入時に

ンションの部屋の中に入ってくる音は、外から(鉄道や車の音など)、隣の部屋から、そして上の階から来るものの3種類に分かれます。外からの音に対しては、外壁と窓のサッシが、隣からの音に対しては戸境壁が、上から来る音には、床が、それぞれ抵抗します。 まず、外から来る音についてですが、建物の環境次第と言えます。鉄道や道路が近くにあれば、その音を防ぐために、遮音等級の高い窓ガラスやサッシを使わなければなりません。サッシの等級には、等級なしから、等級ありのT‐1からT-4まで5段階あります。T-1等級というのは、25等級とも呼ばれ、25㏈分、外からの音を遮断します、ということです。つまり、外の音が80㏈であれば、窓を閉めると、室内では80-25で55㏈になります。T-2、T-3,T-4と遮音性能は上がっていき、それぞれ、30㏈、35㏈、40㏈分、遮音するようになります。但し、T-3以上は、合わせガラスや二重サッシになるなど、特殊な形態になっていきます。 次に、隣の部屋から来る音については、戸境壁の仕様によります。戸境壁の遮音性能とは、空気伝搬音に対する遮音性能を示し、D(透過損失)値で表されます。例えば、隣の家でピアノを弾いていて、その音の大きさが70㏈で、こちら側で聞こえる音の大きさが30㏈とします。そうすると、この界壁は40㏈分の音を遮っていますので、この透過損失の値が遮音性能を表すD値となり、この場合、D-40と表現されます。D値は値の大きい方が高性能となります。壁が鉄筋コンクリートである場合、このD値の目安として、壁の厚さが150㎜でD-50,200㎜でD-55程度です。住宅性能基準では、界壁の性能を4階級に分けています。等級1はD-40(壁厚100㎜、これは建築基準法の最低ランクです)、等級2はD-45,等級3はD-50,等級4はD-55です。戸境壁の厚さが、180㎜以上あれば、最上級レベルとなります。 騒音に対する建物の仕様としては以上のようですが、大事な点は、建物の環境と部屋の平面計画と思います。特に、自分の家の寝室の隣がどうなっているのか、これらを全体を表している図面でチェックすべきと思います。(31.27)


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開いた口がふさがらない…

2019年03月15日 17時37分02秒 | 一戸建て限定 屋内編

写真は、一戸建ての内覧会で撮りました。写した部分は、脚立に上って、天井とレンジフード上部の間です。よくご覧頂くと、天井に四角い穴が開けられているのがわかります。この穴は何のために開けたものなのか、定かではありません。恐らく、レンジフードからの排気ダクトを天井のここから抜こうと思って、開けたものと思います。でも、実際は、壁から抜くことになって、この穴は不要になったのでしょう。まさに、開いた口がふさがらない!です。
不要になったら、この天井に開けた穴はふさいでもらわないと困ります。この穴は、普通にキッチンに立っても見ることはできません。脚立に上がって、レンジフードの上部を覗き込めばわかります。こういうのを見てしまうと、床下とか天井裏とか、見えない部分の仕上がりが気になってきます。

建物で見えるところも大事ですが、断熱材、防水、電気や給排水など、見えないところも更に重要です。見えないところの不具合が出ないようにするためにどうしたら良いのでしょう。帰するところは、検査体制がしっかりとしている会社を選ぶしかないと思います。(12.3)

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頭をぶつけると、痛いです!

2019年03月11日 22時00分16秒 | 住まいのワンポイント

写真は、戸建の内覧会で撮りました。撮ったところは、リビングからキッチンの方向です。このキッチンは、上部に吊り戸棚があり、カウンター部はオープンとなって居ます。ご覧頂きたいのは、白い矢印でコーナーカバーと書いた箇所です。このカバーを設置した目的は、切り口を隠すためと、万が一、頭をぶつけた際にはクッションにするためです。
このようにキッチンが部分的にオープンになっていますと、つい急いだ場合など、ここに頭をぶつけてしまう可能性があります。ここはカドになりますので、危険です。怪我をしないためにも、同じようなキッチンの場合には、この部分に「ぶつかり防止クッション」を設置すると良いでしょう。家の中には、多くのカドがありますが、
ホームセンターなどで、「かどごっつん」などの商品名でクッションを売っています。(11.4)


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