写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は、2階の天井裏にあるグルニエ、屋根裏収納です。建築面積算入の関係から、グルニエの場合、建築基準法上、天井高さは1.4m以下となります。勾配天井であれば、平均の天井高が1.4m以下となります。
ここでご覧頂きたいのは、矢印部分の段差がある所です。グルニエに上がるステップの開口の周りには枠があって、その枠はグルニエの床から1.3㎝程上がっています。僅ですが、枠と床とで段差があるわけです。この段差が良いな、と思いました。理由は、グルニエに物を置いて、動かしている時に、間違って下に落としてしまうことが少なくなるでしょう。また、このような段差があれば、グルニエへのステップを上がって行く場合、手を引っ掛けることもできます。グルニエへの上り下り、危険ですので、注意が必要です。細かいことですが、気をつかっています。(1821)
上の写真はマンションの内覧会で撮りました。写したのは、キッチン下の食洗器のスイッチ部分です。右側の電源を「切り」にしても、白い矢印部のライトが点滅したままでした。食洗器に異常があるから、こうなっているわけです。
下の写真は、食洗器を外して奥の下部を写したものです。赤い矢印部分に水滴があり、周りにも漏水の痕がにじんでいます。恐らく、食洗器からの排水管のつなぎに異常があるものと思われます。
内覧会に行きましたら、電源を入れて、切って、全てのライトが切れるかを確認して下さい。時間があれば、実際に使ってみることをお勧めします。その場合は、売主に確認してからの方が良いでしょう。(810)
写真は、マンションの内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは、矢印部分で、網戸の虫除けゴムの切れているところです。虫除けゴムとは、網戸と窓ガラスとの細い隙間から、蚊などが入ってこないようにするためのもので、網戸の右側か左側についています。虫除けゴムの場合もありますし、虫除けモヘアの場合もあります。モヘアとは長さ1㎝程で、細い毛状のものです。
写真では、虫除けゴムが切れてしまっています。これでは、虫除けゴムの機能を発揮できません。相手は小さな虫ですから、僅かな隙間も出来ないように、上から下まで、ガラスや窓のサッシにぴったりと付かなければなりません。内覧会で網戸をチェックする場合には、こういうところも確認してください。(11.9)
写真は、マンションの内覧会で撮りました。写した場所は、洗面所からバスルームの中です。ここでご覧頂きたいのは、バスルーム内の壁に取り付けてある二つの照明です。写真では、良く分からないと思いますが、この照明、蛍光灯が使われていて、点けて充分に明るくなるまでに5分程掛かります。これでは、不便ですし、危険です。
バスルーム、玄関、洗面所、トイレ、このような場所は、LEDのように、点けたらすぐに明るくなる方が安全です。特に、バスルームでは、床が濡れていて滑りやすいこともあります。この照明では問題だ、ということで内覧会で指摘しました。 モデルルームに行きましたら、最近ではほとんどがLED照明になっていますが、照明のタイプに付きましても確認して下さい。また、内覧会でも、全ての部屋の照明を点けてみて、状況を確認すべきです。(12.2)