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中でカビるだけです!

2016年05月24日 10時01分20秒 | キッチン編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはキッチンシンクで、左側に水栓、向こう側に立ち上がりがあって、その上はキッチンカウンターとなっています。ご覧になって頂きたいのは、白い矢印の先です。ここはキッチン立ち上がりのパネルとカウンターの隙間となります。
ここが何か問題ですか?と感じるでしょうが、ここに隙間があると、キッチンで水が撥ねた場合に、この隙間から水が入っていく可能性があります。ここから水が入ったら、中でかびるだけです。写真の場合でも、隙間は狭いですが、ここは水を良く使うところなので、やはり、この隙間もシール材で埋めておいた方が良いでしょう。(3724)


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音が気になる場合には・・・

2016年05月14日 09時56分10秒 | トイレ編

写真は、マンションの内覧会でトイレの便座カバーを上げたところです。便座カバーを上げると、指で指している箇所が、後ろにある水のタンクと接します。接する際に、カチカチという音が気になる場合には、そこにクッション材を貼ると音も緩和され、キズも付きにくくなります。クッション材は、バンポンと言います。バンポン(なみだ目とも言う)とは、ぶつかりを吸収するポリウレタン製のゴムです。色も透明、色付き、形も半球状、角型、大きさも小、大と、いろいろとあります。いずれも下には接着剤が付いていて、誰でも簡単に取り付けることができます。ホームセンターで数百円で売ってます。
内覧会に行きまして、このようなカバーや建具の扉がぶつかってしまう箇所を見つけましたら、売主に言って、バンポンを付けてもらうのが良いでしょう。また、接着剤で付けるだけですので、時間が経つと取れてしまうこともあります。その際は、ホームセンターで購入するか、売主に言って予備をいくつかもらっておいても良いでしょう。(81)


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キッチンの水栓、首ふり範囲は?

2016年05月13日 18時46分14秒 | キッチン編

写真は、マンションの内覧会で撮ったもので、キッチンの水栓金具です。金具自体は全く問題がないのですが、水栓の可動範囲に使いづらい点があります。一般的に、水栓金具の回転角度は120~150度程度です。回転量に限度がありますから、どこからどこまで回転させるかによって使い勝手が変わります。左側にも右側にも適切な位置に回転できるようにするのが好都合となります。左側に行き過ぎれば、いっぱいに寄せた時に、キッチンの台の上に水滴も落ちます。逆に、右側に寄せすぎると、真ん中には、洗剤置き場などがありますから、これも邪魔になってしまいます。
それでは、どうする?となります。私の考えは、左側は、いっぱいに寄せた時に、水滴が落ちてもシンクに入るギリギリ範囲内とすることです。左側を合わせれば、右側も決まってしまいます。左側に行き過ぎるよりも、右側に行き過ぎた方が良いでしょう。キッチンの台の上では、絶対に洗うことはしませんので。また、シンクを広く使う場合には、水栓金具を左側ではなく、右側に押す傾向もあるでしょう。このように、水栓の開きの可動範囲を調整するには、水栓の元で、軸を回転して調整します。但し、調整が出来ない場合もあります。内覧会に行きまして、キッチンの水栓金具が左側に寄り過ぎている場合には、もっと右側に軸を回転できないか売主に尋ねてみて下さい。(61224)


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ベランダの天井にひび割れが!

2016年05月12日 09時42分33秒 | ベランダ・テラス編

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。写したところはベランダの天井部分です。白い↑の先を見て頂くと、細いひび割れが入ってるのが分かります。天井面は吹付タイルで仕上げをしていますが、このようなひび割れが入っていることは、コンクリートの躯体にもひび割れが入っていると予想されます。
このひび割れはコンクリートの乾燥収縮によるものです。コンクリートは水で練り、打ち込んでから、水分が蒸発して乾燥していきます。そうしますと、体積が収縮していき、周りは固定されていますので、ひび割れが生じます。コンクリートは乾燥収縮が宿命なのですが、建物にひび割れが入りますと、コンクリート自体の耐力も落ちますし、中の鉄筋を錆びさせ、建物の寿命を急激に落としてしまいます。従い、施工業者は、ひび割れが入らないように施工すること、また、ひび割れが入ってしまったらしかるべく補修をしなければなりません。コンクリートのひび割れは、あってはならないものですが、出来てしまうこともあります。
ひび割れの場所、幅、要するにひび割れの状態によって建物としての重要度は異なります。写真のように、ベランダの床など、重さを支えている構造体に入っているひび割れは補修が絶対に必要です。一方、トランクルームなどの表面のモルタルに入っているひび割れは、構造体ではありませんので、気にする必要はありません。コンクリートの中にある鉄筋を錆させるようなコンクリート面のひび割れ幅は、0.4mm以上と言われています。
シャープペンシルの先が0.5mmですので、シャープペンの先がひび割れに入ってしまうようでは問題があるわけです。
内覧会に行きまして、壁や床などのコンクリート構造体の表面にひび割れを見つけたら、施工業者に指摘して下さい。そして、そのひび割れの部分は仕上げ材なのか、構造体なのか、どうして起きたのか、そしてどのように補修するのかを、業者に聞いて下さい。特に構造体のひび割れにつきましては、後々、問題になっても困りますので、ひび割れの原因、補修方法など写真入りで報告書として提出させておいた方が良いでしょう。(61222)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。