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中古マンション、骨組みもチェック!

2017年08月10日 11時26分11秒 | 中古戸建・マンション購入時に

写真は中古のマンションの内覧会で撮ったものです。写したところは、リビングからベランダに出る窓の上にある大梁です。柱と柱の間に架かる梁を大梁、大梁と大梁の間に架かる梁を小梁と呼びます。この梁は両端を柱で支えられていますので、大梁となります。建物は、柱と梁と壁によって支えられていますので、梁というのは非常に大事な構造材となります。梁は、中に入れる鉄筋の数、コンクリートの大きさ、全て構造計算によって決められますので、欠いたり、穴を開けたりすることは出来ません。
写真をよく見て頂くと、梁の真ん中のコンクリートの表面に膨れがあるのがわかります。この膨れの原因は、梁にひび割れが入ったからです。このひび割れが生じた理由は、2011年の東日本大震災によるものと思われます。東日本大震災は非常に大きな地震だったので、地域によっては、このような被害も生じています。
このひび割れが生じてしまっているから、この建物は強さがないと言うこと出来ません。なぜなら、建物は、これぐらいの力が加わるから、このぐらいの強さにしよう、というバランスの3倍ほどの安全率を考えています。過去の地震を解析し、掛かる力が1であれば、1の強さではなく、3の強さで備えるということです。ですので、写真のようなひび割れが入ってしまったら、全く、抵抗力がなくなり安全ではない、と言うことは出来ません。ただ、このようなひび割れによって、初期の抵抗力よりは減少したということは言えます。中古マンションの内覧会に行きましたら、見れるところの柱や梁の状態もチェックしてみて下さい。(4811)


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「お宅の電気代安く」のはずが…

2017年08月04日 19時33分29秒 | マンション管理

左の図は新聞からですが、三菱地所が販売した築6年の120戸の都内のマンションで、共用部の電気料金が割高であったという記事です。このマンションは、高圧一括受電サービスをしていて、NTTファシリティーズが東京電力とマンションの間に入り、専有部は5%減、共用部も割安で電気を供給するということになっていました。
ところが、本来、共用部は高圧受電の料金が適用されるべきなのに、低圧の料金となっていました。結果、共用部の電気料金が、東京電力と契約した場合に比べて、年間150万円以上高くなっていました。専有部と合わせても割高でした。
最近売り出されてマンションでは、不動産会社は、一括受電で電気料金が安いということをセールスポイントにしていますが、むしろ共用部と合わせると割高ということもあります。これを確認するには、現状を電気の供給者である電力会社に直接聞いてみることなのでしょう。


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