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穴の開いたフトンです!

2022年04月28日 16時22分58秒 | 一戸建て限定 屋内編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、2階の上にあるグルニエの壁にある点検口のカバーを開けて、屋根裏の部分です。本来であれば、下に断熱材と書いてあるものが、点検口のカバーの裏面に垂直に設置されていなければなりません。点検口のカバーは薄いので、その裏に断熱材を置き、室内を断熱する必要があります。
点検口のカバーを開けて、屋根裏の断熱材の状態を確認しようと思ったら、写真のように倒れていたのです。これでは、断熱材の意味がありません。工事中に、作業員が屋根裏に入って、出る時に、ちゃんと断熱材を点検口の裏面に戻さずに、点検口カバーでふさいでしまったわけです。断熱材と言うのは、フトンのように家の中全体をすっぽりと包み込むようになっていなければなりません。これでは、穴の開いたフトンになってしまいます。(712)


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脚立の上から、のぞいてみると・・・

2022年04月25日 21時12分17秒 | キッチン編

写真は、マンションの内覧会で撮りました。写した場所は、キッチンのレンジフードの上です。脚立に乗って、レンジフードと壁との間のコーキングの状態を確認しています。壁を仕上げてから、レンジフードを設置しますので、どうしても、壁との間に1㎝程度の隙間が出来てしまいます。
レンジフードの下は、ガスコンロやIHが来ますので、ここの隙間には湯気、油、ホコリが溜まります。隙間の幅は、1㎝程ですから、ここを掃除をするのは厄介です。この隙間が汚れないようにするために、写真ではコーキング(隙間の詰め物)を施しています。売主によっては、ここにコーキングをしないケースもあります。
コーキングをしない理由は、レンジフードの振動が壁に伝わる、下で火を扱うので危険等です。でも、耐熱性のコーキングもあるし、振動と言っても弱いし短時間だし、それよりは、この隙間が汚れてしまい掃除が困難な点が気になるのですが。
モデルルームに行った際には、ここの隙間にコーキングがあるかもチェックして下さい。コーキングされている場合には、きれいに施工されているか、また、ちゃんと隅の垂直のカバーまで詰められているかも確認して下さい。上の写真の例では、コーキングの表面にデコボコがあるし、端まで詰められていないので、やり直しとなりました。(11.11)


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キャップを忘れてる!

2022年04月19日 22時21分01秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。この家のフェンスは、前面は黒の縦格子で後面はネットフェンスとなっています。ここでご覧頂きたいのは、白い矢印で示した箇所です。ここは黒の縦格子の端の部分ですが、切ったまんまで端部にキャップがありません。これでは手が触れた時に危険ですし、雨が中に入ってしまいます。これは業者が付けるのを忘れていました。内覧会に行きましたら、細かいところですが、こういうところも確認下さい。(69)


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夢がしぼんで行くような・・・

2022年04月14日 16時42分09秒 | 建 具 編

写真は、マンションの内覧会で撮ったものです。ご覧頂きたいのは、正面に写っているドアです。廊下からリビングへは、部分的にガラスが入っているファッションドアと呼ばれるものが使われることが多いです。写真はリビング側から撮っています。
このドアは、幅が10㎝ほど寸足らずなのです。ですから、ドアを閉めても、10cmほどの隙間が横に出来てしまいます。これでは、勿論、ドアの役目を果たすことができません。何で、こんなことに起きてしまったのでしょう?

内覧会で、部屋に入って、開口一番、売主は、「誠に申し訳ありません。ドアの発注の間違いで、寸足らずのドアとなってしまいました。これは、既に、交換の手続きをしてます。ドアが着いたら、すぐに交換工事を行います」と言いました。
建具と言うのは、結構、間違いが起こりやすいものです。ドアや引き戸の表面の模様、色、取っ手、このような点が、契約通りになっているかも内覧会では確認して下さい。
私も、多くの部屋を見てきましたが、こういうのを見たのは初めてでした。誰もが、夢と希望を持って、新居の内覧会に臨みます。その夢も希望も、少し、しぼんでいってしまうような気がしました。 (12)


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スペースがもったいない!

2022年04月12日 15時01分30秒 | モデルルームではココ見て!

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはウオークインクロゼットの中にある棚です。ご覧頂きたいのダボレール(棚柱とかガチャレールとも言う)と書いてある部分です。ダボレールにダボを入れて、その上に棚板を置くことになります。
このダボレールですが、もう少し上に長いと良かったです。これでは天井まで80㎝ほどあるので、上のスペースがもったいないです。ダボの位置は上下に移動できるので、レールは天井近くまであれば、もっとスペースを有効に活用できます。マンションのモデルルームに行きましたら、収納内にダボレールが設置されている場合には、どこからどこまでレールがあるのかも確認して下さい。上の方が空いている場合には、天井近くまで伸ばして下さい、と聞いてみて下さい。(5226)


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揺れて、はずれたら大変!

2022年04月11日 22時16分14秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。手前はリビング、向こう側の部屋は洋室となっています。リビングと洋室の間に、オプションでガラスの3枚吊り戸を設置しました。ここに吊り戸がありますと、エアコンの効率も良くなります。吊り戸は天井に取り付けたレールから吊られます。床にレールが不要となりますので、床がスッキリ、ここが良い点です。
ただ、吊り戸の弱点は、下部が不安定なので、地震時に揺れることです。従いまして、部屋の中に吊り戸が設置される場合には、床との止め方に注意が必要となります。写真のような、ガラス入りの大きな吊り戸ですと、重くなりますし、揺れて外れたら大変なことになります。 標準でも、オプションでも、吊り戸が設置される場合には、地震時の安全性の確認も忘れないようにして下さい。地震はいつ来るか分からないので、開けている時も、閉めている時も、床にフランス落しと呼ばれるフックなどを取り付けて、揺れて上部のレールから外れないようにしておくことが重要となります。(9.11)


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少し盛り上がっている方が・・・

2022年04月07日 17時50分37秒 | ベランダ・テラス編

写真は、マンションの内覧会でベランダの避難ハッチを撮ったものです。ここで見て頂きたいのは、白い矢印で示した避難ハッチの周りの灰色のコーキングです。ベランダの上に貼ってあるシートと避難ハッチのステンレスの金物の間の灰色の詰め物です。避難ハッチを設置するために、コンクリートの床に開ける穴は、一回り大きくなります。一回り大きくなるので、避難ハッチを設置した後は、その隙間を埋めなければなりません。
ここで、注意が必要となります。このコーキングは写真のように、長尺シートよりも高く盛って置いた方が良いでしょう。コーキング材は厚い方が耐久性がありますし、雨が降っても、周りに水が溜まりません。この周りのコーキングが凹んでやせている場合には、内覧会時に、売主に盛ってもらうようにお願いして下さい。写真のコーキングも、内覧会時に凹んでいたので、盛ってもらい、こうなりました。目安としては、長尺シートの高さ以上になっていれば良いでしょう。また、避難ハッチのフタの上で子供が跳ねて遊びますが、ここは避難口なので、そのような事はしない方が良いでしょう。万が一の避難時に、フタが開かない!なんて事がないように。(74)


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しっかり握って、力をかけて・・・

2022年04月06日 22時09分55秒 | バスルーム編

写真は、マンションの内覧会で浴室の手すりを撮ったものです。この浴室には、バスタブに沿って、横手すりが取り付けられています。床に対し、平行に付けるのを横手すり、垂直に付けるのを縦手すりと呼びます。浴室内は滑りやすいので、目的によって横手すりが付いたり、縦手すりが付いたりしています。
確認しているのは、横手すりの固定具合です。手すりは身体を支えるものですから、グラついては困ります。内覧会では、この手すりの固定具合も確認して下さい。確認の仕方は、写真のように、手でしっかりと握って、身体を支える程度の力を掛けてみることです。それでビクともしなければ良いでしょう。力を掛けるたびにカチカチ音がしたり、グラツクようであれば、不具合として指摘しましょう。写真では、固定具合が悪かったので、しっかりと固定するように、紅い付箋を貼り、不具合としました。(113)


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バスルームの天井裏を見てみると・・・

2022年04月01日 22時04分07秒 | バスルーム編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはバスルームの天井の点検口を開けて、換気乾燥機から出ているダクト(排気用のパイプ)の部分です。このダクトは結露を防ぐために、周りに断熱材が巻かれています。ここでご覧になって頂きたいのは赤い矢印部分です。
下地を取り付けるための軽量鉄骨(ランナーと呼ぶ)の端部の切断箇所が断熱材を切ってしまっています。この部分では、ダクトが通るため、ランナーを部分的に切断したわけです。その切断の後処理が悪かったため、このように断熱材を切ってしまうことになったわけです。このままの状態では、地震が来れば揺れますので、もっと切られていくことになります。断熱材ですから、穴が開けば効果は半減します。従いまして、切断箇所をダクトに触れないように、また、断熱材の表面を補修しておくように指示しました。(39)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。