写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は、1階から階段を上がって、2階に着いた廊下の部分です。この廊下の手前右側には洗面台とトイレがあり、左側も右奥も洋室になっています。ここの廊下の部分にオプションで、廊下の幅を広くして、カウンターを設置しました。カウンターの向こうは1階にあるリビングの吹き抜けとなっています。
このカウンターの設置、グッドアイデアと思います。子供の勉強にはもってこいの場所となります。リビングやキッチンは1階ですので、吹き抜け越しにお母さんと話が出来ます。ここに本を並べておけば、家庭内図書館という感じになります。廊下だけですと、殺風景ですが、カウンターがあって、そこにオシャレな椅子などを並べたら、随分と暖かな空間となると思います。ただ、子供の空間となりますので、万が一でも、遊んでいて落下しない様にしておかなければなりません。(18)
写真は、マンションの内覧会で指摘したフローリングのキズを補修しているところです。補修をしているのは、その道のプロです。前に置かれているバッグの中に、絵の具など補修の道具がいろいろと入っています。
キズの補修の仕方は、まず、フローリングの境目に沿って、養生テープを貼ります。キズの部分はパテで埋め、埋めた後は、写真のように、ドライヤーで乾かしながら、丁寧に色合わせをしていきます。色塗りが終わると、上からワックスを噴霧して、乾かして終わりです。てきぱきと次から次へと補修していきますが、補修の後、キズの痕は分かりません。
内覧会でフローリングのキズを見つけて指摘すれば、このようにプロが補修してくれます。補修の仕方にもピンキリがあるので、補修跡が目立つ場合には、再度直してもらうと良いでしょう。ただ、補修ですので、パテを入れ、塗料を塗ることになります。キズを補修するために仕方なく塗るわけですので、あまり細かいキズは指摘しない方が良いです。直すか直さないか、基準は、2~3m離れて気になるようであれば直した方が良いでしょう。(812)
*マンション*
・HARUMI FLAG PARK VILLAGE
・シティハウス小金井公園
・クリオラベルヴィ大崎グランクラス
・ドレッセタワー武蔵小杉
・プラウドタワー東池袋 ステーションアリーナ
・ブリリアシティ西早稲田
・イニシア高輪プレシアス
*戸 建*
・横浜市 戸建
・千葉市 戸建
・平塚市 戸建
・市川市 戸建
・川越市 戸建
・浦安市 戸建
・さいたま市 戸建
・埼玉県上尾市 戸建
写真は、マンションの内覧会で、バスルームの窓を撮ったものです。窓の向こう側には景色が見えます。この部屋は4階の角部屋で、ビューバス仕様となっており、お風呂に入りながら、外の景色も楽しめます・・・というものでした。
バスルームは部屋の北側にあります。このマンションの北側は空き地になっています。この部屋を契約した人は、将来、この空き地に何が建つのだろう?と不安ではありました・・・ そして、不安は的中し、隣の北側の敷地には、4階建ての家具屋さんが建築されること、5階は駐車場になることを、内覧会の時に知ることになります。いずれ、何かが建つかもしれないと思っていましたが、そうなるとビューバスどころではなくなってきてしまいます。
マンションをお買いになる場合、周りに空き地があれば、当然、将来何が建つか気になるところです。特に、外の景色を楽しむようなビューバス仕様となっている場合などには、注意が必要となります。契約時にそのような心配があったり、また、内覧会に行ってみて、どうも不安、という場合には、売主に対し、窓にブラインドなどの目隠しを設置してもらうように交渉すべきと思います。住む人達のプライバシーや生活を守ること、更に、快適に暮せることを最優先に考える事が、売主の使命と思いますので。(74)
中低層のマンションでは網戸は必ずあります。でも、写真のようなタワーマンションで網戸は要るのでしょうか?タワーマンションの網戸の設置に関しては、次の3種類に分かれます。
➀下の階から上の階まで全部付ける。
➁例えば25階までは付けそれ以上の階は付けない。
➂全部付けないでオプションで対応する。
区分所有法上、網戸は共用部になりますが、➂の場合には、網戸は専有部扱いになるでしょう。 タワーマンションの高層階(35階)に住んでいる人に状況を聞いてみますと、ハエや蚊は来ないけども、小さな虫が入ってくることがあると言ってました。
タワーマンションの高層階を購入して、網戸がオプションになっている場合には、お住まいになって様子を見てから網戸を設置を考えるのが良いと思います。ただ、網戸があると、虫以外にも、赤ちゃんがバルコニーに出ない、ペットを出さない、こういう点もあります。(711)
写真は、戸建の内覧会の時のもので、玄関へのアプローチの階段です。写真で「ここを斜めにした」と書き込んであるところをご覧下さい。元々、ここの階段は四角で駐車場側に角ばっていました。買主の奥様が、図面を見て、「これでは駐車する時、階段に車をぶつけそう、角を取ろう」と言い、角を斜に削ったわけです。この方が、車を止める時に安心です。
玄関への階段は家の顔の一部分にもなるので、ゆったり感も欲しいです。敷地の状態にもよりますが、急な階段は危険です。特に玄関の前が道路になっている場合などは注意が必要となります。玄関へのアプローチ階段の勾配の目安は、踏面(ふみづら:ステップの奥行き)は30㎝は欲しいところです。通常、タイルは30㎝角ですので1枚分となります。また、蹴上げ(けあげ:ステップの高さ)は15~18㎝が良いでしょう。蹴上げの高さ×2+踏面=63㎝が目安となります。
設計段階で、家の中の部屋の位置や大きさだけでなく、家の外についても充分検討して下さい。敷地の狭いところでは、特に、玄関周りと駐車場の位置関係は大事となります。図面を見ただけでは、なかなか、このような位置関係を把握するのは難しいです。でも、玄関ドアの開く向き、庇の出具合、階段の幅、踏面と蹴上げの寸法、駐車場との関係、このような点も確認して下さい。
新聞記事に、「自宅トイレに8日間、救出」というのがありました。記事を読んでいて、こんなことがあるのか?と思いました。記事の内容は、「港区のマンションで一人住まいの女性が、午前1時ごろ、トイレに入ったら、ドアがひとりでに閉まった。ドアが閉まったのは、トイレ前の廊下に立てかけてあった『こたつセット』の段ボール箱が倒れ、壁とドアの間にはさまってしまったのが原因。助けを求めたけれども届かず、入院中の母親が変だと思い、通報して、8日後に助け出された」というものでした。8時間ではなく、8日間ですから、餓死してしまうかもしれません。でも、トイレの中ということで助かったのでしょう。
一般的に、ドアの開く向き、というのは、部屋では内開きとします。その方が動線上便利で安全で、廊下も広々使える、ということです。ただ、トイレのドアだけは、原則、外開きに作ります。理由は、中で人が倒れてしまった場合に、助け出せなくなる可能性があるからです。でも、このケースでは、ドアの外開きが災いしました。一人住まいのマンションで、このような事故を防ぐためには、トイレのドアを開けっ放しで使う(一人住まいだから)、トイレの前に物は置かない、ということになります。それから、携帯を持って入るのも対策になるでしょう。でも、このドア、体当たりしても壊せなかったのかな?とも思いますが・・・