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微妙にふくらんでる!

2024年05月15日 13時47分51秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。ここでご覧頂きたいのは、白い矢印で先のところです。分かりにくいのですが、木製のドアの表面が、かすかにふくらんでいます。ふくらんだ原因は、上に付いているスライド式のドアの丁番をビスで留める際に、ビスの打ち方が悪く、表面がふくれてしまったのです。
この丁番には、ドアの開閉の際に大きな力が加わるので、しっかりとドアに固定されなければなりません。このようにドア側に支障が出てはだめです。
内覧会の際には、細かいところですが、このような箇所も確認して下さい。(209)


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上も下も、同時に触れないと・・・

2023年12月26日 13時05分13秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写している部分は、リビングの窓のサッシです。ご覧頂きたいのは、矢印の部分です。これは指詰め防止ストッパーと言いまして、引違のサッシに指を挟まないようにするためのものです。最近の窓のサッシはペアガラスで窓が重いので、サッシを開けた際に、指を挟んでしまうと大けがになってしまうことがあるからです。
この指詰め防止ストッパーは、一般に、サッシの上下2ヶ所に付いています。窓のサッシが重いため、開けた際には、相当の力がかかるので、上下2ヶ所のストッパーで止めることになります。窓を開けた際には、それぞれが同時に
サッシに触れなければなりません。どちらか一方だけしか接しないのであれば、2ヶ所付ける意味がありません。
ここで写真に戻って頂きますが、これは上下にあるうちの上の方のストッパーです。このストッパーとサッシとの間には3㎜ほどの隙間が出来てしまっています。下のストッパーはこの状態で接していますので、これ以上は開けることができません。これでは、この上のストッパーの意味がないことになります。窓を開けた際に、大きな力がストッパーにかかりますので、下のストッパーが割れてしまうこともあります。内覧会では、窓のサッシも開けてみて、指詰めストッパーが適切に上下サッシに接しているかもチェックして下さい。もし、それぞれがちゃんと接していない場合には、隙間の調整は出来ますので指摘して下さい。(382)


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直しても、元に戻らないものも・・・

2023年09月28日 09時59分35秒 | 建 具 編

マンションや戸建の部屋には、アルミ製品は、窓や面格子など多くの場所に使われています。内覧会でそのようなアルミ製品にキズを見つけたら、当然、直してもらいたくなります。きれいに直りますので、キズを見つけたら不具合として指摘するべきなのですが、アルミ製品の場合には、話はちょっと複雑です。
写真は、マンションのベランダへ出るアルミドアの表面に、多くのこすり傷があったので、それを補修しているところです。補修の仕方は、写真のようなパテを傷の部分に塗りこみます。パテを塗りこんだら、その表面をサンドペーパーで滑らかにします。そして、アルミと同じ色の塗料を全体的に噴霧して仕上げです。車の傷を直す板金と同じです。補修をしますと、どこに傷かあったのか、全く分らなくなります。
ここまでは良いのですが、話が複雑と申し上げたのは、補修をすると微妙に表面の状態が変わってしまう、という点です。アルミ製品は押出し成型と言われる方法で作られます。要するに、トコロテンを作るように、押し出して成型するわけです。押し出される際に、独特のツヤとヘアラインと呼ばれる縦方向の繊細なスジが出来ます。錆び難い材料で塗装はしませんので、そのままで使われるわけです。
そういう表面を補修しますと、塗料を噴霧しますので、ツヤのある表面はなくなり、ほんの僅かですがザラザラした感じになってしまいます。また、本来塗装してないところを塗装しますので、長い間には色落ちの心配もあります。補修することによってキズは消えますが、元に戻らない部分もあります。ですので、アルミの表面のキズは、補修をするかしないか、キズの程度、位置によって変わってきます。(73)


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付けるのを忘れてる!

2023年07月04日 22時18分59秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写した場所は、リビングの窓のサッシの下部です。よくご覧頂くと、窓の枠(建築用語では方立:ほうだて)の下の端のキャップが、左は付いていますが、右側には付いていないのが分かります。この部分を方立キャップと言います。建設業者が、ウッカリ、付けるの忘れてしまったのです。
極めて稀なケースですが、こういうこともあります。窓枠はアルミですから、やはり、切った端は左側のようにキャップを付けておかないと危険です。
内覧会に行きましたら、このような細かい点も、上から下まで、チェックして下さい。他に、サッシ周りでチェックする点は、サッシを取り付けているネジが全てあるか、サッシの開閉時変な音がしないか、アルミ枠の表面にキズはないか、このような点になります。(1.11)


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上も下も、同時に触れないと・・・

2023年04月19日 21時20分32秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、リビングの掃出し窓の下部です。ご覧頂きたいのは、赤い字で戸当たりと書いた矢印の先です。戸当たりとは、プラスチック製で、窓を開けた場合に、サッシのカギ(クレセントと呼ぶ)が枠に当たらないように止めるものです。戸を当てるものなので戸当たりと呼びます。この戸当たりは、通常、サッシの上下の2か所に設置されています。
上下の2か所に設置されていますので、窓をいっぱいに開けた場合には、サッシの上下の部分が、戸当たりに接してくれないと意味がありません。戸当たり、文字通り、戸に当たらないと用を為さないことになります。写真の白色の矢印で示した「隙間が無いように」と書いてあるところに隙間がある場合には、指摘して補修してもらえば良いでしょう。
一戸建てでもマンションでも、最近は、ほとんどが複層ガラス(ペアガラス)を使用しています。2枚のガラスですから、その分重くなっています。幅1mで高さ2mとなりますと重さは60kg程になり、その衝撃も大きなものとなります。写真のように戸当たりが上下にあっても、片方しか当たらない場合には、戸当たりが割れることがあります。内覧会では、引違いの窓を両方開いてみて、ちゃんと上下の戸当たりに触れているかも確認して下さい。この調整は結構難しいものですが、一緒に当てることが困難な場合には、下の戸当たりの方が大きく作られていますので、下が優先します。(411)


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窓ガラスにキズがあることも!

2023年03月13日 21時24分25秒 | 建 具 編

マンションでも戸建でも、窓ガラスには、透明ガラス、もしくは型板ガラス(模様が付いていて透けない)が取り付けられます。ガラスは1枚だけの単層、2枚使った複層ガラス(ペアガラス:2枚のガラスの間に空気層などを入れたもの)合わせガラス:2枚のガラスの間に薄いフィルムを密着させたもの)などがあります。最近は、住宅の高断熱化のため、複層ガラスを使う場合が多くなってきています。
写真は、マンションのリビングの窓ガラスを内覧会で撮ったものです。指の先を見て頂くと、このガラスに小さなキズが入っているのが分かります。ガラスのキズは稀ですが、あります。キズの種類として、工事中に、何かをぶつけてしまったもの、枠を取り付ける際の溶接の火花によるもの、こういうものです。窓ガラスのキズは戸建よりマンションの方が多く見られます。
キズか汚れかは判断しにくいのですが、汚れは拭けば取れますが、キズは取れません。キズかどうかを確認する場合には、指の先の爪で引っかいてみるのが一番です。爪の先が引っ掛かればキズの可能性が高いです。ガラスのキズの補修は困難ですから、新品に交換してもらうのが良いでしょう。窓ガラスのキズは気になるものですので、内覧会では、特に透明ガラスにつきましては、表・裏を隅から隅までしっかりと見て下さい。(611)


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クッションになります!

2023年03月09日 21時25分19秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。写しているのは、部屋に入るドアの上部です。このドアの上部には、棒状の戸当たりが付いています。この戸当たりのお陰で、ドアの取っ手が直接壁にぶつかることはありません。戸当たりにもいくつか種類があって、写真のようにドアの上部に付けるもの、そして床に付けるもの等があります。
ここでご覧頂きたいのは、見ずらいのですが、壁に貼り付けられている、バンポンと書かれた白い矢印の先のものです。この少し光ってる小さな丸いものは、商品名はバンポン、通称ナミダメ、涙の目のようだから、そう呼ばれます。材質は、透明なポリウレタンに接着剤を塗布したもので、クッション材として使われます。
このような棒状の戸当たりが使われる場合、通常、壁にはバンポンは付けられておりません。ドアを勢いよく開けた場合、この戸当たりが壁にぶつかります。壁にぶつかれば、その部分の壁のクロスは傷みます。また、長い間には、戸当たりの先端によって、クロスがこすられ黒ずんできます。そのような現象を防ぐために、このバンポンが有効です。
内覧会で、このような戸当たりになってる場合には、壁にバンポンを付けてくれるように、売主に頼めば、付けてくれるでしょう。また、ホームセンターにも、いろいろなタイプのバンポンを売ってますので、好きなものを選んで付けるのも楽しいと思います。(28)


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上と下、同時に触れないと・・・

2022年12月07日 16時32分35秒 | 建 具 編

写真はマンションの確認会で撮りました。確認会とは、内覧会での不具合の指摘により売主側が補修を行い、その補修の完成状態の確認をするものです。ここでご覧になって頂きたいのは、白い矢印で示した所です。これはリビングの窓の上部の隅の部分です。ここには戸当たりと言って、窓を開いた際に、カギがサッシ枠に当たらないようにするものが設置されています。
戸当たりは、サッシ枠の上だけでなく、下にも取り付けられています。窓を開けた際には、窓枠が上下同時に接するのが理想です。上か下か、どちらかしか当たっていないと、
最近の窓はペアガラスで重いので、長年、使っているとこの戸当たりも劣化してきて破損することがあります。内覧会では、窓を開けた際に、下の戸当たりには接するのですが、上の戸当たりには2㎜程の隙間が出来てしまっていました。
2㎜ですが、窓のサッシを、上下の戸当たりに同時に当てる、これは結構難しいことです。戸当たりを優先すると、カギが閉めにくくなる、こういうことが起きるからです。そこで、写真のように、厚さ2㎜程の薄いゴムを貼ってもらい隙間をなくしたわけです。こうして、窓を開けた際には、窓が上下の戸当たりに同時に当たるようになりました。このゴムは何でも良く、ホームセンターで売っているなみだ目というクッションでも良いです。(7324)


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開けていても、閉めていても・・・

2022年09月28日 22時10分32秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはリビングと洋室とを間仕切るための吊り戸の最下部です。ここには吊り戸が4枚あって、使用しない時には、収納できるようになっています。写真は、その4枚を収納に入れた状態です。ここでご覧になって頂きたいのは、白い↑で指したフランス落しと呼ばれるフックです。フランス落しとは、吊り戸側に棒状の金具、床側にはその金具を受けるものがあって、それで吊り戸等を固定しておくものです。
吊り戸は、上から吊っているだけですから、地震時には揺れてしまいます。大きな揺れで、吊り戸が外れたりしたら大変です。ですので、吊り戸を閉めている時も、開けている時も、フランスを落しを使って、固定されていると安心です。写真のケースでは、収納している時でも、フックを掛けて固定出来るようになっているので、良い例としてご紹介させて頂きました。一般には、閉めている時はフックを掛けられるようになっている、でも、収納する時には、フックが無い場合が多いです。購入されたお部屋に吊り戸がある場合、この部分がどうなっているかも確認して下さい。(426)


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このカギは一体なんのため?

2022年07月26日 22時27分08秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。一見、何の変哲もありません。でも、状況をご説明しますと、変なことが分ります。ここはウォークインクローゼットの中です。右側のドアの向こうは主寝室、左の奥に写っている引戸を開けると廊下に出られます。ですので、このウォークインクローゼットは主寝室からも、廊下からも入ることができます。
この状況が分りましたら、再度、右側の主寝室へのドアの取っ手の上の鍵(矢印部分)を見て下さい。鍵のレバーがクローゼット側に来ています。これでは、鍵をかけたら、主寝室からクローゼットに入ることが出来なくなってしまいます。こうなると、この鍵は一体何のため?と考えてしまいます。本来、この鍵は主寝室側に付けられるべきものでした。つまり、鍵をセットする向きが、表・裏、反対になってしまっているわけです。マンションでは、主寝室だけドアに内側からカギが付きます。
とても珍しいことですが、このような間違いもあるのですね。売主側も、内覧会まで何度もチェックして、気が付かなかったとは・・・ これでは、トイレの鍵が、トイレの内側からではなく、外側から鍵が掛かるようになっているようなものです。こういうのを見てしまうと、内覧会では、鍵がちゃんと掛かるかだけでなく、鍵の向きも確認が必要となります。一般のマンションの洋室では、内側から鍵が掛けられるように作ってあるのは、主寝室だけです。他の洋室は鍵が掛かるようにはなっていません。(72)


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フスマを閉めて、どちらが上に・・・

2022年06月27日 15時14分42秒 | 建 具 編
マンションで、中和室(なかわしつ)のお部屋、結構あります。バルコニー側は、広めのリビング、廊下側は洋室、でも、和室も欲しい、こうなると、リビングの奥に和室を作ることになります。直接窓に面しない和室を、中和室と呼びます。建築基準法上、中和室も居室(人が定常的に居る空間)になりますので、換気、採光など、無窓にすることはできません。フスマ(襖)などは常時開放できるので、中和室とリビングとを一つの部屋として見なすことで許可されています。
このような理由から、リビングと中和室とは、写真のようにフスマで区切られるようになります。写真の例では、フスマがリビング側にも、廊下側にもあります。ここで、質問です。フスマ全体を閉めた場合、リビング側のフスマが優先するのか、それとも、廊下側のフスマが優先するのか、どちらだと思いますか?
正解は、写真にあるように、リビング側のフスマが優先します。つまり、リビング側のフスマを閉め切って、そこに廊下側のフスマを合わせるように、大工さんは建て付けていきます。これは、リビング側にフスマの合わせ目を見せないようにするためです。内覧会に行きまして、このフスマの隙間などをチェックされる場合には、そのようにして、状態を確認して下さい。(9222)

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夢がしぼんで行くような・・・

2022年04月14日 16時42分09秒 | 建 具 編

写真は、マンションの内覧会で撮ったものです。ご覧頂きたいのは、正面に写っているドアです。廊下からリビングへは、部分的にガラスが入っているファッションドアと呼ばれるものが使われることが多いです。写真はリビング側から撮っています。
このドアは、幅が10㎝ほど寸足らずなのです。ですから、ドアを閉めても、10cmほどの隙間が横に出来てしまいます。これでは、勿論、ドアの役目を果たすことができません。何で、こんなことに起きてしまったのでしょう?

内覧会で、部屋に入って、開口一番、売主は、「誠に申し訳ありません。ドアの発注の間違いで、寸足らずのドアとなってしまいました。これは、既に、交換の手続きをしてます。ドアが着いたら、すぐに交換工事を行います」と言いました。
建具と言うのは、結構、間違いが起こりやすいものです。ドアや引き戸の表面の模様、色、取っ手、このような点が、契約通りになっているかも内覧会では確認して下さい。
私も、多くの部屋を見てきましたが、こういうのを見たのは初めてでした。誰もが、夢と希望を持って、新居の内覧会に臨みます。その夢も希望も、少し、しぼんでいってしまうような気がしました。 (12)


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揺れて、はずれたら大変!

2022年04月11日 22時16分14秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。手前はリビング、向こう側の部屋は洋室となっています。リビングと洋室の間に、オプションでガラスの3枚吊り戸を設置しました。ここに吊り戸がありますと、エアコンの効率も良くなります。吊り戸は天井に取り付けたレールから吊られます。床にレールが不要となりますので、床がスッキリ、ここが良い点です。
ただ、吊り戸の弱点は、下部が不安定なので、地震時に揺れることです。従いまして、部屋の中に吊り戸が設置される場合には、床との止め方に注意が必要となります。写真のような、ガラス入りの大きな吊り戸ですと、重くなりますし、揺れて外れたら大変なことになります。 標準でも、オプションでも、吊り戸が設置される場合には、地震時の安全性の確認も忘れないようにして下さい。地震はいつ来るか分からないので、開けている時も、閉めている時も、床にフランス落しと呼ばれるフックなどを取り付けて、揺れて上部のレールから外れないようにしておくことが重要となります。(9.11)


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玄関ドアのビスが抜けてる!

2022年01月14日 21時49分55秒 | 建 具 編

写真は中古のマンションの購入前の検査で撮りました。写したところは玄関ドア上部のクローザーです。クローザーとはドアの開閉をスムーズに行うためのものです。ドアにブレーキをかけるために大きな力が掛かるので、玄関の枠に4個のビスで留められているようになっています。
ここでご覧頂きたいのは、ビスがない、と書いてあるところです。本来なら、ここにもビスが入っていなければなりません。白い枠の方にビス穴がないので、建設当初からここにビスを入れるのを忘れたのでしょう。ビスが1個不足しているので、他のビスも緩んできています。こうなると、玄関ドアの開閉はスムーズではなくなります。このような場合、誰が負担して直すべきなのでしょうか?
玄関ドアのスムーザーは標準管理規約では、専用使用権付きの共用部分となります。共用部分ですから資産は管理組合に属します。ただ、専用使用権が付いていますので、普通の修理については、使用する者(専有使用権を有する者)が行うことになります。写真の例では、新築であれば勿論売主負担、中古の場合であれば、ビス1本のことですから買主負担としても良いでしょう。(7317)


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なみだ目、これを付ければ・・・

2021年09月28日 22時22分39秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮ったものです。写しているのは、部屋に入るドアの上部です。このドアの上部には、棒状の戸当たりが付いています。この戸当たりのお陰で、ドアの取っ手が直接壁にぶつかることはありません。戸当たりにもいくつか種類があって、写真のようにドアの上部に付けるもの、そして床に付けるもの等があります。
ここでご覧頂きたいのは、見ずらいのですが、壁に貼り付けられている、バンポンと書かれた白い↑の先のものです。この少し光ってる小さな丸いものは、商品名はバンポン、通称ナミダメ、涙の目のようだから、そう呼ばれます。材質は、透明なポリウレタンに接着剤を塗布したもので、クッション材として使われます。
このような棒状の戸当たりが使われる場合、通常、壁にはナミダメは付けられておりません。ドアを勢いよく開けた場合、この戸当たりが壁にぶつかります。壁にぶつかれば、その部分の壁のクロスは傷みます。また、長い間には、戸当たりの先端によって、クロスがこすられ黒ずんできます。そのような現象を防ぐために、このナミダメが有効です。
内覧会で、このような戸当たりになってる場合には、壁にナミダメを付けてくれるように、売主に頼めば、付けてくれるでしょう。また、ホームセンターにも、いろいろなタイプのナミダメを売ってますので、お好きなものを選んで付けるのも楽しいと思います。(28)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。