アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

米軍、比に再駐留へ 新協定調印、中国けん制 (時事通信)

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
米軍、比に再駐留へ=新協定調印、中国けん制
時事通信 2014/04/28-12:46)

 【マニラ時事】米国、フィリピン両政府は28日午前、新軍事協定に調印した。フィリピン国内基地の共同使用など米軍の事実上の駐留を認める内容。1992年に全面撤退した米軍が再び拠点を構築することで、軍事力を背景に南シナ海への海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあるとみられる。
 調印式は、マニラ首都圏の国軍本部(アギナルド基地)で、フィリピンのガズミン国防相とゴールドバーグ米大使が署名。同日午後にはアジア歴訪中のオバマ米大統領がマニラに到着し、アキノ大統領と南シナ海問題などについて話し合う。
 
 協定期間は10年で、フィリピン国軍施設の共同使用や米軍の一時的施設の建設、合同軍事演習の強化などが柱。フィリピン憲法は外国軍の駐留を禁止しているため、米軍はローテーション形式で駐留し、協定にも「常駐」ではないことも明記された
 米軍の展開地域については、一部の国軍基地内としたが、具体的な場所は付属文書で定めるとした。ただ、これまでの交渉では、対象に冷戦時代に米軍が拠点とし、現在国軍施設があるスービック地区も含まれている。


米・フィリピン、新軍事協定調印へ 中国にらみ本格復帰 ( 時事通信 )

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
米・フィリピン、新軍事協定調印へ 中国にらみ本格復帰
時事通信 2014/04/27-22:22)

【マニラ、クアラルンプール時事】フィリピン国防省は27日、米国との新軍事協定に28日調印すると発表した。協定によって米軍の比国内基地へのアクセスが拡大する。米軍は1992年、フィリピンから全面撤退した。南シナ海で挑発行動を強める中国をにらみ、米軍が事実上の本格復帰を果たすことになる。
 調印式は28日午前(日本時間同)、オバマ大統領のマニラ到着に先立ち、マニラ首都圏の国軍本部(アギナルド基地)で行われる。フィリピンのガズミン国防相とゴールドバーグ駐比米大使が署名する。
 協定の期間は10年。原則的な内容が記されるにとどまり、米軍の展開規模や場所は盛り込まれない見通しだ。ただ、オバマ大統領に同行してマレーシア入りしているメデイロス国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は27日、記者団に対し、米軍のアクセス拡大の中に、冷戦時代に米軍が拠点としていたスービック海軍基地が含まれると述べた。
 またローズ大統領副補佐官(戦略広報担当)は、米比両軍の協力の拡大は「南シナ海の安定に寄与する」と指摘する一方で、中国をけん制するものではないと重ねて強調した。


TPP対立解消目指す点で一致 米マレーシア首脳会談 ( 共同通信 )

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
TPP対立解消目指す点で一致 米マレーシア首脳会談
共同通信 47news 2014/04/27 20:00】


 【クアラルンプール共同】オバマ米大統領は27日、クアラルンプール近郊プトラジャヤでマレーシアのナジブ首相と会談した。環太平洋連携協定(TPP)交渉をめぐる2国間の対立点を解消し、TPPをできるだけ早く妥結させる必要性で一致。インド洋に墜落したとされるマレーシア機の捜索協力継続や南シナ海問題の平和解決も確認した。

 TPPをめぐる日米協議の「進展」(米政府高官)を受け、もう一つの難関であるマレーシアとの懸案解決を加速させた。米側は5月にも開かれるTPP交渉参加12カ国の閣僚会合で、全体交渉に一定のめどをつけたい考えだ。


米比 新たな軍事協定で中国けん制か (NHK NEWSWEB)

2014年04月27日 | ASEAN諸国ニュース
米比 新たな軍事協定で中国けん制か 
NHK NEWSWEB 4月27日 4時15分


 アメリカとフィリピンは去年、両国間の軍事協力を大幅に強化する新たな軍事協定を策定することで合意し、アメリカ軍の定期的な派遣やフィリピン国内の基地の共同使用について交渉を進めてきました。
 フィリピン政府の関係者によりますと、その結果、フィリピン軍最大の基地フォート・マグサイサイと、かつてアメリカ海軍基地だったスービック地区、そしてパラワン島のウルガン湾の海軍施設の3つの地区が共同使用の対象として盛り込まれるということです。
これらの地区は過去にアメリカ軍の訓練に使われた実績があり、計画ではフォート・マグサイサイの共同使用から始め、残る2地区についても段階的に整備を検討するとしています。

 スービック地区とパラワン島の海軍施設はいずれも南シナ海に面し、中国の艦船が活動を活発化させている海域にも近いことから、これらの地区にアメリカ軍の部隊を置くことで、監視能力を強化し、抑止力を高めるねらいがあるものとみられます。
両政府はこの方針を盛り込んだ新たな軍事協定について、27日のオバマ大統領のフィリピン訪問を前に大詰めの交渉を続けており、首脳会談で合意に至るのかどうか注目されます。

「東南アジア重視」再確認 48年ぶりマレーシア訪問 米大統領 (時事通信)

2014年04月27日 | ASEAN諸国ニュース
「東南アジア重視」再確認 48年ぶりマレーシア訪問 米大統領
時事通信 2014/04/26-18:18)

【クアラルンプール時事】アジア歴訪中のオバマ米大統領は26日、マレーシアを訪問した。米大統領のマレーシア訪問は1966年のジョンソン大統領以来、48年ぶり。28日までの滞在中にナジブ首相らと会談し、アジア太平洋地域へのリバランス(再均衡)政策の柱の一つである「東南アジア重視」を再確認する。
 オバマ氏は27日の首脳会談で、両国の防衛協力拡大や環太平洋連携協定(TPP)交渉の妥結に向けた協力、中国が進出する南シナ海の領有権問題などについて討議する。また、消息を絶ったマレーシア機の機体捜索で全面支援を表明する見通しだ。


中国公船が領海侵入 2週間ぶり、今年9回目 (時事通信)

2014年04月26日 | 安全保障と東シナ海紛争
中国公船が領海侵入=2週間ぶり、今年9回目
時事通信 2014/04/26-14:46)

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で26日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入した。中国公船の領海侵入は2週間ぶりで、今年9回目。第11管区海上保安本部(那覇市)によると、海警「2166」「2401」が正午ごろ、魚釣島の西側で領海に入った。海保の巡視船が領海から出るよう求めたが、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)周辺は古来から中国の領土だ」と無線で応答し、従わなかった。


小野寺防衛相 豪、マレーシア訪問に出発 (NHK NEWSWEB)

2014年04月26日 | ASEAN諸国ニュース
小野寺防衛相 豪、マレーシア訪問に出発
NHK NEWSWEB 4月26日 13時07分

 小野寺防衛大臣は、26日から今月30日までの日程でオーストラリアとマレーシアを相次いで訪れることにしており26日午前、羽田空港を出発しました。

 このうち、オーストラリアではジョンストン国防相と初めて会談し、防衛装備品の共同開発に向けて意見を交わすなど、ことし6月に東京で開催が予定される外務・防衛の閣僚級協議、いわゆる「2+2」に向けて防衛分野での協力を強化したいとしています。

 また、マレーシアのヒシャムディン国防相との会談では、自衛隊も参加している南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空機の捜索について状況説明を受けるほか、日本の防衛政策を説明して理解を求め、交流を深めたい考えです。

 さらに、小野寺大臣はそれぞれの国防相と厳しさを増すアジア太平洋地域の安全保障情勢を巡って意見を交わし、東シナ海や南シナ海で海洋進出を活発化させる中国を念頭に、力による現状変更の試みを容認しない立場を確認したい考えです。

日韓防衛に軍事力辞さず オバマ氏が北朝鮮に警告 ( 共同通信 )

2014年04月26日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
日韓防衛に軍事力辞さず オバマ氏が北朝鮮に警告

共同通信47news 2014/04/26 12:22】

【ソウル共同】アジア4カ国歴訪中のオバマ米大統領は26日、米韓連合軍司令部のあるソウルの竜山基地で演説し「北朝鮮が核兵器開発を続ければ、一層の孤立化を必ず招く」と述べ、4回目の核実験を強行した場合には追加制裁を科すと警告した。同盟国防衛に当たっては「軍事力の行使をためらわない」とも表明し、日韓防衛への決意を示した。

 オバマ氏は韓国の朴槿恵大統領と同司令部を訪問。朴氏によると、米韓の大統領が共に訪れるのは初めてで、北朝鮮の挑発行為をけん制する狙いがある。
 朴氏は25日、北朝鮮が核実験準備を「完了した状態」と指摘していた。


マレーシア首相一問一答 米中関係の安定化に期待 (ウォール・ストリート・ジャーナル)

2014年04月26日 | ASEAN諸国ニュース
マレーシア首相一問一答 米中関係の安定化に期待 (抜粋記事)
ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年 4月 25日 16:53 JST

By JAMES HOOKWAY

 前文省略

  マレーシアはこの(東南アジア)地域でもっと目に見える外交上の役割を演じるつもりはあるか? 例えばマレーシアは、フィリピン政府と南部バンサモロ地域の反政府イスラム勢力(モロ・イスラム解放戦線)との間の和平合意の仲介に活躍した。

  もっと大きな役割を演じられる態勢にあると思う。バンサモロの紛争解決で、マレーシアの貢献は膨大だった。
  40年間にわたった紛争の解決によってバンサモロの政治的なアイデンティティーが解決されたことを人々は
  理解しないかもしれない。
  しかしそれは、われわれがアルカイダやその下部組織からフィリピン南部での拠点を奪ったことをも意味しているし、
  この地域におけるテロリスト活動を除去するのに役立っている。
  われわれはまた、タイ南部での問題解決に一役買おうとしている。

  
 
 中国は、370便の捜索でマレーシアの対応をしばしば激しく批判したが、それが両国間の関係を悪化させていないか。
 
  基本的な関係は変化していない。それはパーセプション(認識)の問題にすぎない。両国の指導者は、両国にとって良いものが
  沢山あることを理解していると思う。今回の悲劇から回復し、両国関係は前進していくと信じている。



 アジアでの影響力を競う米国と中国についてマレーシアはどう考えているか?

 われわれは一方を選択して他方を捨てるような立場にはいたくない。一方を選んで他方を捨てるよう要請されるような
 立場にもいたくない。われわれは米国と中国との強い関係を確実にしなければならない。

 基本的に、われわれは米国がアジアに向けた関心をリバランス(再編成)しようとしていることを歓迎する。
 それは、東南アジア諸国連合(ASEAN)、さらにはアジアの影響力と重要性が米国にとって拡大していることを暗に示唆している。
 そして米国がアジアへの関心を強めていることは、多くの戦略的な分野でわれわれが関係を深化させられることを意味する。
 貿易、投資、技術、教育などの分野だ。この動きは、われわれが米国との関係を拡大する機会を増やすことにつながるとみている。

慰安婦問題「甚だしい人権侵害」 北朝鮮核実験を容認せず 米韓首脳 ( 時事通信 )

2014年04月26日 | 日韓紛争
慰安婦問題「甚だしい人権侵害」北朝鮮核実験を容認せず 米韓首脳
時事通信 2014/04/25-22:31)

 【ソウル時事】韓国訪問中のオバマ米大統領は25日午後、ソウルの青瓦台(大統領府)で朴槿恵大統領と会談した。オバマ氏は会談後の共同記者会見で、旧日本軍の従軍慰安婦問題について「歴史を振り返るなら、実に甚だしい人権侵害と考えなければならない」と明言した。その上で「(日韓は)過去を振り返りつつ、未来に進むべきだ」と、関係改善も重ねて求めた。

オバマ氏が従軍慰安婦問題で見解を示したのは初めてで、日本に対応を求める朴大統領の立場に一定の理解を示した。
 オバマ氏はこの中で「安倍晋三首相と日本国民も、過去はより正直かつ公正に理解されなければならないと認識しているだろう」と指摘。従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認め謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話を継承するとの約束を守るよう念を押した。
 一方、朴氏は3月下旬にオランダ・ハーグで行われた日米韓首脳会談や日韓局長級協議に触れて「機運を生かすため、安倍首相が約束を誠実に実践することが重要だ」と述べ、慰安婦問題解決に向け日本が努力するよう主張した。

 オバマ氏はまた、北朝鮮の核問題について「北朝鮮の無責任な外交政策と挑発は米国への脅威であり、関心を持ち続けなければならない」と強調。朴氏も、核実験を強行すれば「6カ国協議による努力は全て無駄になる」と危機感を示し、強力な制裁で対応すると警告した。両首脳は、北朝鮮の人権侵害について当局の責任を追及していくことでも一致した。