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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

中国国防相「挑発的なのは日本」、米長官は安保条約の防衛義務強調 (  ロイター )

2014年04月09日 | 米中紛争と東アジア
中国国防相「挑発的なのは日本」、米長官は安保条約の防衛義務強調
ロイター 2014年 04月 9日 08:49 JST

[北京 8日 ロイター] -中国を訪問しているヘーゲル米国防長官は8日、北京で常万全・国防相と会談し、人民解放軍国防大学では講演を行った。ヘーゲル氏には会談後の記者会見などで、米国の立場に関する厳しい質問が浴びせられ、米中関係の緊張を象徴するような場面もあった。ヘーゲル氏との会談で常氏は、東・南シナ海の領土問題に関する日本やフィリピンの動きを非難した上で、尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題で米国が日本の立場を支持しないよう求めた。

vまた会談後の共同会見で常氏は「挑発的な行動を取っているのは日本のほうだ」と主張。「中国が日本に対して実力行使に出ると結論づけることは間違いだ。われわれは問題を自ら悪化させるようなことはしない」と述べた。

常氏はさらに、南シナ海の領有権を争うフィリピンについて、「被害者のふりをしている」と非難し、フィリピン政府が国際的な仲裁手続きに入る意向を示していることに対して、反対する立場を再び表明した
これに対し、ヘーゲル氏はいかなる国も「主張を押し通すために、脅迫や抑圧、武力行使といった手段に出るべきではない」とけん制した。
一方、国防大学では、中国当局者の1人がヘーゲル氏に対し、米国は中国がいつか巨大になり過ぎて、対応できなくなることを恐れ、東・南シナ海の問題を引き起こしているのではないかと懸念していると発言。同当局者は「そのような問題を利用して、米国は中国の発展を妨げるためにトラブルをつくっている」と訴えた。
ヘーゲル氏はこの指摘に対し、米国は中国を封じ込めようなどとは考えていないとし、領土問題で特定の立場を取ることはないと強調。ただ、日本とフィリピンに言及し、「両国とはそれぞれ安全保障条約を結んでおり、われわれはその義務を果たす」と付け加えた。

尖閣問題で日本の立場不支持を、中国が米国に要請 ( ロイター )

2014年04月09日 | 米中紛争と東アジア
尖閣問題で日本の立場不支持を、中国が米国に要請
ロイター2014年 04月 9日 00:18 JST

[北京 8日 ロイター] -中国の常万全・国防相は、8日に行われたヘーゲル米国防長官との会談で、東・南シナ海の領土問題に関する日本やフィリピンの動きを非難した上で、尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題で米国が日本の立場を支持しないよう求めた。

会談では米中の軍事面での協力強化について話し合われた。
日中間の緊張を高めている尖閣諸島問題について、常国防相は、米国が日本の立場を「容認することも支持することもないよう」求めた。
会談後の記者会見で常氏は、「挑発的な行動を取っているのは日本のほうだ」と主張。

「中国が日本に対して実力行使に出ると結論づけることは間違いだ。われわれは問題を自ら悪化させるようなことはしない」と述べた。
同相はまた、南シナ海の領有権を争うフィリピンについて、「被害者のふりをしている」と非難し、フィリピン政府が国際的な仲裁手続きに入る意向を示していることに対して、反対する立場を再び表明した。