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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

マレーシア首相がTPP交渉の難航を示唆、国内の敏感な問題受け ( ロイター )

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
マレーシア首相がTPP交渉の難航を示唆、国内の敏感な問題受け
ロイター 2014年 04月 28日 10:23 JST

[クアラルンプール 27日 ロイター] - マレーシアのナジブ首相は27日、同国を訪問したオバマ米大統領と二国間関係を強化することで合意したと表明した。ただ、国内には敏感な問題があるため、環太平洋連携協定(TPP)の妥結には依然として程遠いことを示唆した。

 首相はオバマ大統領との共同記者会見で「われわれは(マレーシア国内の)敏感で困難な問題について取り組んでおり、これらはオバマ大統領との会談で私がそれとなく触れた」と指摘。「彼(大統領)はわれわれの国内の敏感な問題について完全に理解を示しており、近い将来の合意に向け、われわれは解決を目指すだろう」と述べた

 オバマ大統領は、通商協定をめぐって国内に反対の声があるのは驚きではなく、米国は医薬品といった特に敏感な分野で柔軟に対応することに前向きだと述べた。
一方、この日遅くに大学で行われたマレーシアの若者とのタウンホールミーティングで、反TPPを掲げる抗議者らにオバマ大統領の話が妨害される場面もあった。

米軍、比に再駐留へ 新協定調印、中国けん制 (時事通信)

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
米軍、比に再駐留へ=新協定調印、中国けん制
時事通信 2014/04/28-12:46)

 【マニラ時事】米国、フィリピン両政府は28日午前、新軍事協定に調印した。フィリピン国内基地の共同使用など米軍の事実上の駐留を認める内容。1992年に全面撤退した米軍が再び拠点を構築することで、軍事力を背景に南シナ海への海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあるとみられる。
 調印式は、マニラ首都圏の国軍本部(アギナルド基地)で、フィリピンのガズミン国防相とゴールドバーグ米大使が署名。同日午後にはアジア歴訪中のオバマ米大統領がマニラに到着し、アキノ大統領と南シナ海問題などについて話し合う。
 
 協定期間は10年で、フィリピン国軍施設の共同使用や米軍の一時的施設の建設、合同軍事演習の強化などが柱。フィリピン憲法は外国軍の駐留を禁止しているため、米軍はローテーション形式で駐留し、協定にも「常駐」ではないことも明記された
 米軍の展開地域については、一部の国軍基地内としたが、具体的な場所は付属文書で定めるとした。ただ、これまでの交渉では、対象に冷戦時代に米軍が拠点とし、現在国軍施設があるスービック地区も含まれている。


米・フィリピン、新軍事協定調印へ 中国にらみ本格復帰 ( 時事通信 )

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
米・フィリピン、新軍事協定調印へ 中国にらみ本格復帰
時事通信 2014/04/27-22:22)

【マニラ、クアラルンプール時事】フィリピン国防省は27日、米国との新軍事協定に28日調印すると発表した。協定によって米軍の比国内基地へのアクセスが拡大する。米軍は1992年、フィリピンから全面撤退した。南シナ海で挑発行動を強める中国をにらみ、米軍が事実上の本格復帰を果たすことになる。
 調印式は28日午前(日本時間同)、オバマ大統領のマニラ到着に先立ち、マニラ首都圏の国軍本部(アギナルド基地)で行われる。フィリピンのガズミン国防相とゴールドバーグ駐比米大使が署名する。
 協定の期間は10年。原則的な内容が記されるにとどまり、米軍の展開規模や場所は盛り込まれない見通しだ。ただ、オバマ大統領に同行してマレーシア入りしているメデイロス国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は27日、記者団に対し、米軍のアクセス拡大の中に、冷戦時代に米軍が拠点としていたスービック海軍基地が含まれると述べた。
 またローズ大統領副補佐官(戦略広報担当)は、米比両軍の協力の拡大は「南シナ海の安定に寄与する」と指摘する一方で、中国をけん制するものではないと重ねて強調した。


TPP対立解消目指す点で一致 米マレーシア首脳会談 ( 共同通信 )

2014年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
TPP対立解消目指す点で一致 米マレーシア首脳会談
共同通信 47news 2014/04/27 20:00】


 【クアラルンプール共同】オバマ米大統領は27日、クアラルンプール近郊プトラジャヤでマレーシアのナジブ首相と会談した。環太平洋連携協定(TPP)交渉をめぐる2国間の対立点を解消し、TPPをできるだけ早く妥結させる必要性で一致。インド洋に墜落したとされるマレーシア機の捜索協力継続や南シナ海問題の平和解決も確認した。

 TPPをめぐる日米協議の「進展」(米政府高官)を受け、もう一つの難関であるマレーシアとの懸案解決を加速させた。米側は5月にも開かれるTPP交渉参加12カ国の閣僚会合で、全体交渉に一定のめどをつけたい考えだ。