アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

官房長官 船舶の差し押さえ極めて遺憾 (NHK NEWSWEB)

2014年04月21日 | 中国共産党の市民弾圧と粛清
官房長官 船舶の差し押さえ極めて遺憾
NHK NEWSWEB 4月21日 12時22分

中国上海の裁判所は、日中戦争の前後に中国の船会社の関係者が日本の船会社に船を貸した際の賃貸料が未払いだとして賠償を求めていた裁判で、敗訴した日本の商船三井が賠償に応じていないとして商船三井の大型の鉄鉱石運搬船を差し押さえたと発表しました。

れについて菅官房長官は午前の記者会見で「極めて遺憾だと思っている。中国側の一連の対応は1972年の日中共同声明に示された日中国交正常化の精神を根底から揺るがしかねないものであり、中国でビジネスを展開する日本企業全般に対し萎縮効果を生むことにもなりかねない」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「日本政府として深く憂慮し、中国側が適切な対応を取るよう強く期待している。外交ルートを通じて、中国側に対し速やかな関連情報の提供を求めており、商船三井ともしっかり連携を取りながら具体的な対策を検討していきたい」と述べました

貿易赤字、3年連続で過去最大 13年度13.7兆円 (日本経済新聞)

2014年04月21日 | 日本経済とイノベーション
貿易赤字、3年連続で過去最大 13年度13.7兆円
日本経済新聞 2014/4/21 9:16 記事保存

 財務省が21日発表した2013年度の貿易統計(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は13兆7488億円の赤字(12年度は8兆1577億円)だった。3年連続で比較可能な1979年度以降の最大の赤字を更新した。東日本大震災後の原発停止でエネルギーの輸入額が増加。一方、現地生産が進んでいることなどを背景に輸出が伸び悩んだ。

 輸出額は前年度比10.8%増の70兆8564億円。半導体など一部産業の国際競争力が低下しており、円安進行の影響が抑えられた。輸入額は17.3%増の84兆6053億円で過去最大。原粗油や液化天然ガス(LNG)の輸入が高水準だった。

 同時に発表した14年3月の貿易収支は1兆4463億円(前年同月は3568億円の赤字)だった。赤字額は3月として最大で、QUICKが調査したエコノミスト予想の中心(1兆809億円)を上回った。貿易赤字は21カ月連続。

 輸出額は前年同月比1.8%増の6兆3826億円、輸入額は18.1%増の7兆8289億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


中国、商船三井の船舶差し押さえ 日本企業を相手に初の強制執行 (共同通信)

2014年04月21日 | 中国共産党の市民弾圧と粛清
中国、商船三井の船舶差し押さえ 日本企業を相手に初の強制執行
共同通信47news 2014/04/21 01:33 】

 【上海共同】日中戦争勃発前年の1936年に中国の会社が日本の海運会社に貸した船舶をめぐる賠償請求訴訟に絡み、上海海事法院(裁判所)は19日、海運会社の流れをくむ商船三井(本社・東京都港区)が賠償に応じていないとして同社が所有する大型輸送船を差し押さえた。上海市当局が20日、明らかにした。

 戦後補償をめぐる訴訟で日本企業を相手にした中国当局の強制執行は初めてとみられる。日中戦争時の強制連行被害者らによる対日賠償訴訟の受理を認めるなど、対日攻勢を強める習近平指導部の意向を反映した動きの一環の可能性が高い。


商船三井の船舶差し押さえ 戦時中の賃借訴訟敗訴で 対日圧力の一環か・中国 (時事通信)

2014年04月21日 | 中国共産党の市民弾圧と粛清

商船三井の船舶差し押さえ 戦時中の賃借訴訟敗訴で 対日圧力の一環か・中国
時事通信 2014/04/20-20:59)

 【北京時事】中国の上海海事法院(裁判所)は20日までに、1930年代の船舶賃借をめぐり中国で行われた訴訟で敗訴したが、損害賠償の支払いに応じてこなかった商船三井の大型船舶1隻を浙江省の港で差し押さえたと発表した。戦時中の財産が損失を受けたとして、日本企業が中国国内で現有する財産が差し押さえられるのは極めて異例。

靖国神社参拝など歴史問題で日中関係が悪化する中、中国当局による対日圧力の一環の可能性が高い。戦時中に日本へ強制連行された中国人元労働者らの提訴も相次いでおり、被告の日本企業を揺さぶる狙いもありそうだ。

中国の裁判所 商船三井の運搬船を差し押さえ ( NHK NEWSWEB)

2014年04月21日 | 中国共産党の市民弾圧と粛清
中国の裁判所 商船三井の運搬船を差し押さえ
NHK NEWSWEB 4月20日 18時09分

この裁判は、上海の船会社の親族が、1937年に始まった日中戦争の前後に日本の船会社に貸した2隻の貨物船の賃貸料などが未払いだとして、1988年に日本側の会社を相手取って賠償を求めていたものです。
この裁判を巡っては、2007年、上海海事法院が原告側の訴えを認め、日本側の会社をその後吸収合併していた「商船三井」に対し、日本円で29億円余りの賠償を支払うよう命じる判決を出しました。
商船三井側は判決を不服として申し立てていましたが、2010年12月、中国の最高裁判所に当たる最高人民法院が、これを却下しました。
そして、その後、商船三井側が賠償の支払いに応じなかったとして、上海海事法院が19日、浙江省の港に停泊している商船三井の鉄鉱石運搬船「BAOSTEEL EMOTION(バオスティール・エモーション)」を差し押さえたとしています。
中国では、戦時中に日本に強制連行され過酷な労働をさせられたとして、中国人の元労働者や遺族が日本企業を相手に損害賠償を求める訴訟が相次いでいます。
今回の差し押さえによって、中国での戦後賠償に関連する裁判で、今後、原告側が勝訴した場合、日本企業の中国国内にある資産が差し押さえられる可能性も出てきたとして、議論を呼ぶことになりそうです。
.

商船三井「事実関係を確認中」

今回の船の差し押さえについて、「商船三井」は、「現地から情報はあったが、事実関係を現在確認中で、今後の対応は検討中だ」と話しています。

商船三井によりますと、差し押さえられた鉄鉱石運搬船の「BAOSTEEL EMOTION」は、総トン数11万9000トン、全長およそ320メートルある大型船で、22万6000トンの鉄鉱石を一度に運ぶことができます。
商船三井では、この船の建造費用は明らかにしていませんが、平成23年9月に日本の造船所でしゅんこうしました。
この船は、商船三井と中国の鉄鋼メーカーが、専用船として長期の契約を結んで、中国とオーストラリアなどとの間を往復し、鉄鉱石の運搬に使われていました。

また、上海の日本総領事館は、「きのう、海事裁判所の担当者が船舶まで来たと聞いているが、そのほかの状況については情報を収集しているところだ」と話しています。