戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、関東の北条家に大軍を投じる。
そのなかの支城、周囲を湖で囲まれ「浮城」と呼ばれていた武州・忍城攻めの
総指揮を石田三成に任せる。
秀吉方二万の軍勢に対して、忍城はわずかに五百。
誰の眼から見ても勝ち目のない戦だったが…。
しかも、城主・成田長親は、でくの坊の「のぼう様」と呼ばれ、およそ
武将らしくない智も仁も勇もない男だが、なぜか領民の心を掌握していた。
=============================
かなり話題の小説だったので気にはなりつつも、どうも歴史小説が苦手な私。
でもまぁ、文庫になったし(←これ、大事)ようやく入手。
で、感想。
痛快!!
小説というより、一本の映画を観終わったような感じです
本作と同内容の脚本で、先に城戸賞を受賞してるんですね。
このまま映画化されるも、肯けます。
領民達を守るため、初めから降伏すると内々に取り決めていたのに、
使者のあまりの非礼さにキレた長親は
「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面を
いいように引き回す…それが世の習いと申すなら、わしは許さん」と
一転、宣戦布告に転じる。
このあたりから、ぞぞぞっときましたね。
まぁ、歴史的背景はあるものの、一旦ストーリーにのめりこんでしまうと
あとはもう面白くて、あっとういう間に上下巻読破
最後まで「のぼう様」の真意は分からないままなんだけど、それがまた
いいんだよね。
家臣達もクセのある愛すべきキャラクターで、
本当の時代小説が好きな人には、ちょっと違うと思うけど
これはエンターテイメント小説です
そのなかの支城、周囲を湖で囲まれ「浮城」と呼ばれていた武州・忍城攻めの
総指揮を石田三成に任せる。
秀吉方二万の軍勢に対して、忍城はわずかに五百。
誰の眼から見ても勝ち目のない戦だったが…。
しかも、城主・成田長親は、でくの坊の「のぼう様」と呼ばれ、およそ
武将らしくない智も仁も勇もない男だが、なぜか領民の心を掌握していた。
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かなり話題の小説だったので気にはなりつつも、どうも歴史小説が苦手な私。
でもまぁ、文庫になったし(←これ、大事)ようやく入手。
で、感想。
痛快!!
小説というより、一本の映画を観終わったような感じです
本作と同内容の脚本で、先に城戸賞を受賞してるんですね。
このまま映画化されるも、肯けます。
領民達を守るため、初めから降伏すると内々に取り決めていたのに、
使者のあまりの非礼さにキレた長親は
「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面を
いいように引き回す…それが世の習いと申すなら、わしは許さん」と
一転、宣戦布告に転じる。
このあたりから、ぞぞぞっときましたね。
まぁ、歴史的背景はあるものの、一旦ストーリーにのめりこんでしまうと
あとはもう面白くて、あっとういう間に上下巻読破
最後まで「のぼう様」の真意は分からないままなんだけど、それがまた
いいんだよね。
家臣達もクセのある愛すべきキャラクターで、
本当の時代小説が好きな人には、ちょっと違うと思うけど
これはエンターテイメント小説です