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行儀

2013年10月19日 | 命の生き方
「行儀作法」というと、とても古臭い気がします。そのようなことは、「当たり前」の一言で片づけられていて、いい歳をした大人なら、誰しもが心得ていること。という風に、社会の中では取り扱われている気がします。が、果たして本当にそうでしょうか。私自身は核家族で育ちました。多分、しつけられずに育ってしまったところが多々あるだろうと思っています。が、その私ですら、あんぐり…とする場面には、度々遭遇します。

「礼儀」と「行儀」という言葉は違うのでしょうか。何となく少しだけ違うような気がしますが、それはあくまで私が感じる印象だけの話ですから、国語的にそうかどうかは分かりません。礼儀というのは、誰か(恐らくは大抵の場合、人をイメージしますが、そうではないもっと大きなものを指す場合もあるかも知れません)に対して、敬意を表す作法でしょうか。対して行儀は、普段の立ち居振る舞いの事を指しているように思います。勿論、その立ち居振る舞いを見ている人がいるわけですが、たとえ誰も見てはいなくても、心得ているべきことのように思います。

恐らく、今の時代は「型」にはめることを嫌います。家の中くらい、気楽にというのが大半の考え方ですから、少なくとも今の社会を構成している大半の者は、「行儀」を口うるさく言われて育った世代ではありません。

ただ、歳をとった証拠なのでしょうか、自分の立ち居振る舞いは棚に上げて、やはり「行儀」は幼い頃に教えておくべきことだとしばしば感じます。それは多分、人格の根っこを作るような気がします。以前、関東で電車に乗ったところ、扉が手動の時がありました。慣れていないので、扉が開かないと、延々乗れずに待っている勢いでした(笑)。ホームでの待ち時間が長いため、扉を開け放さずに停車していたようです。手慣れた人たちは、扉を開いて乗車してくると、必ず扉を閉めるのですが、中に扉を開け放しにする人もいます。一人の若い女性が、明らかに不愉快な顔をして、開け放しになっている扉を、一々立って閉めに行っていました。開けたら閉める、マナーと言えばマナーなのでしょうけれど、せめてその不愉快な顔は止めて欲しいと思うような物腰でした。が、この女性、やおら車内で化粧ポーチを広げてお化粧をし始めました。とてもアンバランスに見えたのは言うまでもありません。

車内のお化粧は、今では半ば市民権を持っていたりします。人と食事の時間を共にしながら、机の上の書類を読む人、明らかに場違いな個人的な質問を公の場でする人。。。。決して、それは他人が口を挟んで咎めることができるものではありません。それは、育ってきた過程の中でしか、恐らくは正せないようなものです。何でも横文字でカタカナで言うことが流行ります。が、マナーやエチケットというのとは少し異なっている気がするのです。誰かに強制されたり、呼びかけられたりするのではなく、その内面からにじみ出てくる行動が美しくありたいと思います。



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