ぱそらぼ (ぱぁと1)

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言い訳と愚痴

2009年10月28日 | 命の生き方
「一生懸命していると知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」詳細は忘れましたが、そんな意味の言葉を聞いた覚えがあります。パソコンの講座に関わっていると、近いニュアンスのことを思います。

パソコンを巧く使える力というのは、実のところ「想像力」ではないだろうかと思ったりするのです。教室で習ったことを、教室で習ったとおりにできるようになる。これは先ず第1のステップですが、習ったことを習ったとおりに使うだけでは、実は本当の意味でパソコンを使っていることにはまだならないような気がします。知っていることを縦横無尽に組み合わせて、習った以上の使い方を発想していくことが大切なように思うからです。そして、それは言葉を変えると「知恵」という言葉に繋がっている気がします。「知識」ではなく「知恵」なのですから。どのように運用するかで、表情を幾つにも変えることができるのが「知恵」です。

逆に、折角新しいことを学びに来てくださっているにもかかわらず、その効果がなかなか現れない場合があります。ご本人的にはマスターしたいと思っておられるに違いないのに、思うように効果が上がりません。決まって「言い訳」に終始されるタイプに方です。さっきはちゃんと出来ていたのだけれど…とか、今偶然当たってしまった…とか、丁度気づいたところだった…とか。。。。(笑) 私にはそれらが取りも直さず、私に対してでなく、ご自身に対しての言い訳に聞こえるのです。上に紹介した1文のように「いい加減だ」とは思っていません。一生懸命でいらっしゃるのは良くわかりますから。ですが、言い訳に終始していると、間違いなく上達が芳しくありません。そして何より難しいのが、ご自身ではそれを言い訳だと思っておられない点です。

講座を終えて、お帰りになられる際に「難しい!」とか、時に「何も分からなかった」とか言われる方も時折おられます。時間がある限りは引き止めます(笑)。「何もわからなかったわけじゃなく、何かはわかったでしょう?」と申し上げます。大抵はそんな風に声をかけられたことに戸惑われ、困って考え込まれます。そしてシブシブ(?)「文字を入力したら『変換』するんだ…くらいの事なら分かったけれど?」などと、無理に答えてくださいます。「分かりました。では、今日は「文字を入力したら『変換』することは分かった」と思ってお帰り下さい」などと申し上げます。上の文で言うなら、真ん中の例ですね。愚痴を言っている状態は、決して次への原動力は生まれません。

これらのことは、ある意味で真理だとは思いますが、正直自分がその渦中に居ると、なかなか難しいことでもあります。折りしも、フィギュアスケートの浅田真央が、ロシア杯を終えて帰国しました。「オリンピックで金を」という確かな目標を持つ彼女はフランス杯2位、ロシア杯5位と振るわない結果に終わってしまいました。心中はともかく、彼女は言い訳も愚痴も、一切口にしませんでした。多分若干19歳の彼女の強さは、この芯の強さだろうと思います。もしかすると、年齢が届かなくて出場が叶わなかったトリノの夢を託すバンクーバーに向けて、たまらないほどの不安があるに違いありません。が、それを押し殺して「舞う」ことだけが、栄冠への唯一の道なのですね。


複数の図形にハンドルがつけられません
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