ぱそらぼ (ぱぁと1)

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ボランティア

2018年08月16日 | 社会派らぼ
山口県で3日間行方不明だった2歳男児が無事に救出されました。命に別状もなく、元気だという事です。母親さえ諦めかけたという状況でしたから、何よりの明るいニュースに沸き立っています。見つけたボランティア男性が一番興奮しているのかも知れません。

ニュースは大分から参加したこのボランティア男性の話で溢れています。65歳で鮮魚店を辞めて以降、社会貢献したい…とボランティア一筋のようで、大分-山口というと遠いように思いますが、男性の活動は南三陸などへも広がっており、まさに日本をまたにかけたボランティア活動のようです。ボランティアとしての信念をお持ちのようで、風呂も食事も断って自宅に戻った男性は、豪雨の被災地広島に向かう予定だという事です。

ただ、例によってマスコミが必要以上に、この男性を追いかけようとするのが目障りです。確かに、彼が重ねてきた様々の経験が、男児の居場所を割り出したのでしょうけれど、警察や地域住民、そして多くのボランティア達が諦めることなく探し続けた結果が、今回の無事救出に繋がりました。

「ボランティア」という言葉は基本、好きではありません。もっとそれにふさわしい言葉があっても良いのではないかと思いながら、代わる言葉を知りません。究極、人は「自分のためにだけ」生きても、本当の満足は得られない…という気がします。「誰かのため」というお仕着せがましいことでもありません。ただ、楽しんでやっている事を、どこかの誰かが喜んでくれたら、それの方がよほど生き易いのではないかというだけです。「生きがい」探しのようなものでもありません。どうか、鉦や太鼓を叩いて必要以上に「ボランティア」を煽るような報道は止めておいて欲しいなと思っています。

それにしても…無事で良かったです。無事を喜んであげたら、この親子もそっとしておいてあげましょう。