ぱそらぼ (ぱぁと1)

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学び直し

2016年10月13日 | 命の生き方
先日、日本将棋連盟が対局前にスマホなどの電子機器をロッカーに預けるという規則を新た恵に設けた事が発表されていました。更に、対局中は対局会場である将棋会館からの外出も禁止するとの事でした。将棋ソフトが著しく成長し、研究に活用している棋士も多いそうで、対局中に頻繁に姓を立つと、スマホで不正をしているのではないか…との疑念がわくといった申し出が相次いでいたための措置とか。

その時は、棋士がそんな事、するとは思えない……といった反応が多かったような気がしていますが、15日から開幕する竜王戦七番勝負に、挑戦者であった三浦弘行9段を出場停止処分にしたと発表がありました。三浦氏は、今夏以降離籍が多く、席を外している間にスマホを使用しているのではないかという懸念があったとの事。更に三浦氏の指し手はソフトの手と一致することが多いという指摘もあったとの事。将棋連盟が行った聞き取りでは、対局中のスマホの使用は明確に否定。疑念をも倒れたままでは対局できないので、休場したいとの言う事だったそうです。但し、休場届が本人からは提出されなかったので、今回の停止処分に至ったと説明されています。

三浦氏は、スマホの使用を否定されているとの事ですし、「疑念」だけで断罪することは、いささか乱暴な気がします。…が、何よりご本人がそれ以上の主張をされない事に、世間の多くは、先日のスマホ使用禁止宣言もこの辺りの事情から出てきた事なのだろうと、憶測を重ねてしまいます。まずは、将棋の世界が「まさかそんな不正を働く人などいるはずがない」という根拠のない自信の上に胡坐をかいていて、テクニック偏重で棋士としての精神的なあり様を求める姿勢に欠けていたかもしれない事を反省しなければならないのかもしれません。

結局は、そんな事まで必要なのか?と疑問符がついていた(かも知れない)スマホ持ち込み禁止ルールは、これで一気に定着する事になります。が、技術は既に進んでいます。ウェアラブルパソコンの開発は、恐らく想像するよりかなり先に到達しているのではないでしょうか。スマホの持ち込みを禁止したところで、眼鏡にカメラを仕込むことも、耳に補聴器を埋め込むこともさして難しい技術だとは思えません。が、それこそ、そんな疑念まで持たねばならないのか?という根本的な議論に発展します。スポーツ界のドーピング検査も、行われている検査方式では引っかからない薬物が発明されればそれまでの話です。

あれもダメ、これもダメとルールを課して、公平性を保たねば成立しないような戦いは、それ自体に意味が無いような気がします。オリンピックも竜王戦も、ならば止めればいいのかもしれません。私たちはフェアに戦うと言う事は何なのか?から学び直さなければなりません。

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